当サイトのスマホ実機レビューではディスプレイの明るさ(輝度・cd/m² ニト)を実測しています。
筆者的にスマホをレビューする上でかなり重要だと考えているのが「太陽の下でも画面が見やすいかどうか」で、画面輝度にはかなり注力してレビューしているつもりです。
性能やカメラは良いのに画面が暗い…といった体験がある人が多いのではないかと思いますが、そういった実用性があるのかどうかを見極める上で参考にしてほしいと思っています。
ディスプレイ輝度を測定する意味
多くのスマホメーカーはディスプレイ輝度を公表しているので、わざわざ測定する意味はないようにも思えますが、実際にはメーカーごとに測定している条件・環境が異なるため単純には比較できません。
例えば2025年の代表的な以下のスマホで、最も輝度が高いと言えるのはどれだかわかりますか?
一見するとピーク輝度の値が高いiPhone 17のほうがGalaxy S25よりも明るいように思いますが、実際によくある環境ではGalaxy S25のほうが大差をつけて明るく、iPhone 17は公表されている通り最大輝度1000ニトしか発揮できません。
Google Mapで同じ画面を表示しているときの輝度(屋外モード)
とにかく炎天下で画面の視認性が良いかどうかが最も重要なわけです。
画面輝度ランキング!随時更新
スマホレビューの際に測定した画面の実測データで、以下のランキングでは手動調整・自動調整に分けて測定しています。
手動調整では基本的に画面いっぱいに白#FFFFFFを表示(全白輝度)して測定します。
手動調整による輝度
| モデル | 100% |
|---|---|
| Pixel 10 | 1202nits |
| Pixel 9a | 1054nits |
| Galaxy S25 | 807nits |
| iPhone 17 | 788nits |
| Galaxy S24 | 783nits |
| POCO F7 Ultra | 775nits |
| OPPO Find X9 | 759nits |
| Nothing Phone (3a) lite | 758nits |
| POCO F7 | 701nits |
| OPPO Reno13 A | 549nits |
| motorola edge 60 pro | 513nits |
| motorola edge 50s pro | 493nits |
| arrows Alpha | 463nits |
| AQUOS sense10 | 362nits |
75%輝度では解像度の75%に当たるピクセルを白表示しています。
自動調整輝度(SDR)
| モデル | 100% ↕ | 75% ↕ |
|---|---|---|
| Pixel 10 | 1961nits | 2050nits |
| Pixel 9a | 1724nits | 1925nits |
| Galaxy S24 | 1408nis | 1434nits |
| Galaxy S25 | 1394nits | 1424nits |
| motorola edge 60 pro | 1363nits | 1426nits |
| AQUOS sense10 | 1344nits | 1378nits |
| Nothing Phone (3a) lite | 1301nits | 1281nits |
| motorola edge 50s pro | 1120nits | 1191nits |
| OPPO Find X9 | 1133nits | 1368nits |
| arrows Alpha | 1098nits | 1216nits |
| OPPO Reno13 A | 1072nits | 1072nits |
| POCO F7 Ultra | 997nits | 1387nits |
| iPhone 17 | 990nits | 986nits |
画面が見づらいなら明るさの自動調整を活用すべし
上記の結果からわかるように、最近のスマホのほとんどが自分で明るさスライダーを動かす手動調整ではそれほど明るくなりません。
最大2000ニトなど大きな数字を掲げるスマホにおいて、自分で輝度を最大にしてもメーカーが公表する値に達することはまずないです。
限界まで明るさを引き出すには「明るさ自動調整」などと呼ばれる自動調光機能を利用する必要があります。
明るさの自動調整は単なるお節介な機能などではなく、スマホに内蔵された環境光センサーが周囲の明るさを読み取り環境に合わせて画面を見やすいよう輝度を上昇させるというものですが、太陽光など強い光がある環境下では手動で輝度を調整するよりも遥かに画面は明るくなります。
有機ELディスプレイは一時的に消費電力を増大させることで輝度を大きく上昇させることができる反面、焼き付き・発熱・バッテリー消耗といったデメリットがあるため、多くのメーカーは手動調整で最大限の明るさを出力できないよう制御しており、環境光センサーがその輝度が必要だと判断したときのみ最大限の明るさを発揮するよう設定しています。
なので環境光センサーが周囲の光を読み取ることができるよう、明るさの自動調整を利用する必要があるわけです。
騙されたと思って、一度太陽光の下で画面が見えづらいと感じたら自動調整を有効にしてみてください、普段よりも遥かに画面が明るくなり視認性が向上します。
当サイトで画面輝度を測定している方法
測定環境
一部の機種では「明るさ調整スライダー」や「表示するコンテンツ」の条件が一定でも、アプリが違えば輝度も異なるケースもあって、アプリごとに明るい表示ができるもの・そうでないものが存在します。
| Galaxy S25で検証(全白・手動100%輝度) | |
|---|---|
| File by Google | Samsung My File |
| 630ニト | 750ニト |
*保護フィルム付けているので正確な値ではありません
そのため検証に使用するアプリはFile by Google・Googleフォト・メーカー標準ファイラーアプリなど、複数のフォトビューワーアプリを試してできる限り最大限の輝度を引き出せるよう測定しています。
一応、自動調整75%表示では海外の大手レビューサイトGSMarenaのBrightness Testと同じ75% Fillにて測定しているので比較可能だと思いますが、上記の理由から測定値に違いがあることをご了承ください。
75%表示の根拠ですが、例えばGoogle Mapのデフォルトデザインで案内を表示するとマップ上の白系色の割合が70%程度になるので、全白やそれに近い白75%表示での輝度は実環境を想定するなら理にかなった測定条件です。
測定環境ー自動調整で輝度を引き出す
自動調整の輝度測定では、環境光センサー(普通はインカメ周辺のディスプレイ下にある)へ太陽光に匹敵する強い光を当てるクラック行為によって、実際に太陽光の下でなくとも限界の明るさを引き出せます。
光源はスマホのフラッシュライトでもOKですが、Amazonなどで販売されている安価なノーブランドの懐中電灯なんかで確実に最大限を引き出せます。
ちなみに多くのノーブランド懐中電灯はスペック詐欺をしていて、酷いものだと10万ルーメンなどと表記されていますが、これは殺傷能力のある軍用兵器クラスです。(実際には数百ルーメン程度)
自動調整輝度で最大の明るさになっているかどうかは、Androidスマホの場合はadbコマンドにて確認可能です。
adb shell settings get "system screen_brightness"
大体のスマホでは255が上限値で、メーカーによっては別の数値でカスタムされているので手動調整で一旦最大輝度の値を確認すると良いです。
明るいスマホを求めるなら…Google Pixel一択
とにかく画面が明るいスマホが欲しい場合はGoogle Pixelシリーズを購入すれば間違いないです。
主にPixel 9・Pixel 9aから大幅に輝度が向上しており全白2000ニト程度のディスプレイを搭載するようになっているようです。
多くのスマホメーカーは仕様表でピーク輝度の高さを誇示する一方で、実際にはピーク輝度の数値はHDR動画再生時や画面上の小さな点灯箇所に限定されるケースが多く通常利用時との乖離が激しいですが、Google Pixelは画面全体を白で表示した全白輝度であっても高い数値が出せるよう調整されています。
手動調整であっても眩しすぎるぐらいに明るく、自動調整では目が潰れそうな明るさです。
日本で販売されているスマホの中ではトップクラスです。





















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