Googleが独自に設計した「Tensor G4チップ」を搭載するGoogle Pixel 9シリーズ。おなじSoCであってもCPUの性能に差が存在しています。
すでに様々なベンチマークにより指摘されていますが、ここでは当サイトの見方で検証していくことにします。octaneベンチマークで測定した結果を元にします。(いずれも当サイト計測)
廉価モデルのPixel 9aやPixel 9ではスコアが55000点台です。良くて57000点、発熱などでスコアが下がれば50000万点台を切ることもありました。
Pixel 9aのoctaneベンチマーク
それに対してPixel 9 Proでは59026点、Pixel 9 Pro XLでは63194点です。Pixel 9 Pro XLに至ってはPixel 9aやPixel 9よりも1割以上も高いスコアが出ています。
当サイト計測のデータ(シングルスコア)
同じSoC、同じシリーズでかなり差が出ていて少し驚きます。シングルスコアで10%以上の差は1世代程度に相当しています。
Pixel 9 Pro XLのほうが筐体が大きいこともありますが、最上位モデルのほうがより高周波数で動作できるからだと考えられます。よくあることなのですが、Pixel 9aのアピールで「Pixel 9 Pro XLと同じ性能を持つ」としてしまうのは語弊があるように思います。
Pixel 9 ProシリーズのSoC名を「Tensor G4 Pro」とかにすればしっくりきます。
コメント