iPhone 17シリーズが発表されました。
9月12日から予約が開始されます。
不人気プラスの廃止
以前からiPhone Plusは人気がないと言われており、今回からはiPhone 17 Plusは発売されず、代わりに6.5インチで薄さ5.64mm重さ165gのデカくて薄いiPhone Airが登場しました。
ポジションはプラスシリーズの後釜なので、無印以上Pro未満ですが、カメラの個数は一つです。
約半年前に発表されているサムスンのGalaxy S25 Edge(日本未発売)に次いで発売される薄型スマホですが、あちらはカメラはデュアルレンズで幾分実用的でした。
販売価格
アメリカの値段と比較させておきます。(米国価格は税抜き)
- iPhone 17
256GB:129,800円(799ドル)
512GB:164,800円(999ドル) - iPhone Air
256GB:159,800円(999ドル)
512GB:194,800円(1199ドル)
1TB:229,800円(1399ドル) - iPhone 17 Pro
256GB:179,800円(1099ドル)
512GB:214,800円(1299ドル)
1TB:249,800円(1499ドル) - iPhone 17 Pro Max
256GB:194,800円(1199ドル)
512GB:229,800円(1399ドル)
1TB:264,800円(1599ドル)
2TB:329,800円(1999ドル)
またiPhone 16シリーズは1万円の値下げが行われました。アメリカでは100ドルの値下げです。元々ドル円為替相場より安く売られていましたが、今回の値下げで帳尻合わせされて為替に近い値段になりました。
- iPhone 16
128GB:124,800→114,800円(799→699ドル)
256GB:終売 - iPhone 16 Plus
128GB:139,800→129,800円(899→799ドル)
256GB:154,800→144,800円(999→899ドル)
元々安いiPhone 16e はそのままです。またiPhone 15シリーズおよびiPhone 16 Proシリーズは終売しました。
256GBをベースに
すべてのモデルが256GBから販売がスタートしています。
iPhone 16まではPro Max以外はすべて128GBでスタートして、256GBへの変更で100ドル(1.5万円)の追加コストを要求していましたが、今回は無印は値段そのままです。
お値段そのままでストレージアップさせることでお買い得感を出して、既存ユーザーの買い替えを促す策略だと思われます。
一方で、iPhone 17 Pro は16 Proから100ドル値上げで日本価格では2万円値上げされています。しかしストレージが128GBからではなく256GBに変更されており、128GBの選択肢が消えただけで、実質的には値上げも値下げも行われていません。
Google Pixel 10やGalaxy S25(海外)は未だ799ドルで128GBなので、iPhoneは一足先に容量の引き上げを行ったことになります。
Proシリーズの酷いデザイン
iPhone 17 Proは大きくデザインを変えましたが、早速物議を醸しており否定的な意見が目立ちます。
Google Pixel を思わせる横一杯のカメラカバー、冴えないカラーバリーエーション、シンプルを好むアップルらしくないゴチャついたデザイン、今回は確かにあまり良くないデザインと言えます。
今まで定番だった黒カラーがなくなっているのも、無難性を感じさせない要素なのかもしれません。
また放熱効率の問題からチタンではなくアルミニウムとなりました。
無印は悲願の120Hz対応、だがUSB2
iPhone 17は60Hzから脱却してやっとProMotion(アップル独自の用語で可変リフレッシュレートのこと)に対応しました。
これによって80Hzのスクロールに対応します。(画面に指が触れている間は120Hz)
(Apple公式発表からの引用画像:動画)
Androidスマホでは2~3万円の製品ですら可変120Hzリフレッシュレート対応は全く珍しいことではないので、はっきり言って遅すぎたアップグレードです。あまりにも遅すぎました。
ですがiPhone 17は最小1Hz、静止時は10Hzまで落ちるという仕様で、これはGalaxy S24~など高級モデルにのみ採用されるLTPOディスプレイなため、安価なAndroidスマホ以上のクオリティではあります。
一方で気になるのがUSB 2という点、13万円する電話なのにUSB 2(最大転送速度60MB/s)という非常に遅い規格は据え置きです。
nanoSIM非対応に
iPhone 17シリーズでは全モデルがnanoSIM非対応です。アメリカなど一部の国では以前からそうなっていましたが、日本で販売されるモデルもそうなりました。
デュアルeSIMのみとなり、これからは物理SIMを使うことが完全にできなくなります。
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど大手キャリアではいずれもeSIMを提供しているので問題はありませんが、SIMの差し替えを気軽に行うことができなくなったり、再発行手数料を取られるなど、ユーザーにとってはnanoSIMを利用するという選択肢が一つ消えるだけで特にメリットはありません。
内部仕様、チップセットなど
4モデルには、今回新たに発表されたApple A19及び Apple A19 Proプロセッサーが搭載されます。
iPhone 17 | iPhone Air | iPhone 17 Pro |
---|---|---|
Apple A19 | Apple A19 Pro | Apple A19 Pro |
6コア CPU | 6コア CPU | 6コア CPU |
5コア GPU | 5コア GPU | 6コア GPU |
– | Apple C1Xモデム | – |
iPhone Airに採用されているApple A19 Proは5コアGPUなので、17 Proシリーズのものより劣ります。またAirにだけAppleの自社製5GモデムとなるApple C1Xが採用されています。
内蔵RAMやバッテリー容量は非公表
いつも通りメモリ(RAM)やバッテリー容量は非公表です。なぜすぐバレるような事を隠して販売しようとするのか理解に苦しみます。
続報を待ちましょう。
充電速度
iPhone 17、17 Proはいずれも40Wの急速充電に対応して、20分で50%以上の充電が可能としています。iPhone Airは相変わらず30W止まりなようです。
終わり
管理人的に、今回の中から選ぶのであればオススメは無印かなあといった感じです。
値段そのままでストレージの引き上げ、リフレッシュレートの改善、充電速度の向上などProシリーズに近い仕様となりました。ですが未だ内蔵RAMなどが公表されていないため、そこでProと差がついているのならば評価は変わることに注意してください。
薄くて軽いAirも登場しましたが、カメラすらも犠牲にしており微妙な仕上がりだと感じました。
予約開始は9月12日からです。
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