今月19日に発売が開始するiPhone 17シリーズ。
新しいラインナップやデザインの変更で大きな話題になっているその一方で、ひっそりとストレージ値段が大幅に値上げされていることをご存知でしょうか。
脅威のストレージ価格
iPhone 17シリーズの新しい4モデルすべてで、256GBから512GBへのストレージ追加でなんと35,000円も値上がりします。
iPhone 17 256GB | 129,800円 (米国税抜価格799ドル) |
iPhone 17 512GB | 164,800円 (米国税抜価格999ドル) |
昨年モデルのiPhone 16では256GBから512GBへの変更で30,000円の追加になっていましたが、このアップルが定めるストレージ相場はiPhoneだけではなく、今年3月に発売されたmacbook airでも同様に256GBから512GBへの変更で30,000円の追加料金となっていました。
いずれもアメリカ価格では200ドルの追加料金でお値段据え置きですが、ここ半年でアップルによる為替レートが見直されたのか5,000円値上げされ、1ドル147円計算の為替相場で算出される200ドル=32,340円(消費税含む)よりも高くなってしまいました。
今までが為替相場よりも少し安く提供されていたということです。
2TB登場も値段は…
今回から最高モデルとなるiPhone 17 Pro Max限定で2TBストレージが初登場しましたが、その値段は仰天です。
iPhone 17 Pro Max 256GBは194,800円ですが、2TBはなんと329,800円で、実に135,000円の追加料金となります。アメリカ価格の場合では1199ドル→1999ドルの800ドル追加となりますが、800ドルは1ドル147円換算なら129,360円となるので、日本販売価格はやはり為替相場から5,000円ほど上乗せされています。
iPhoneの内蔵ストレージはNVMe規格のフラッシュメモリーと言われており、専用基板だと思われるので単純な比較はできませんが、一般的なM.2 SSDではPCIe Gen4なら2万円もあれば2TBが購入可能です。
PCでは2万円の2TBストレージがiPhoneなら13.5万円で、相場が大きく乖離しています。
業界最高値のストレージ価格
Google Pixel や Samsung Galaxy でもストレージの追加料金が高いことで知られていますが、 ここで紹介しておきます。(いずれもメーカー公式ストア)
Pixel 10 Pro | 256GB | 174,900円 |
512GB | 194,900円 | |
Samsung Galaxy S25 | 256GB | 129,000円 |
512GB | 147,000円 |
Google Pixel 10 Proの場合は256GB→512GBへの追加は20,000円となっており、アメリカ販売価格では999ドル→1219ドルで120ドルの追加料金です。
Galaxy S25の場合は256GB→512GBへの追加は18,000円で、アメリカでは512GBは販売されませんが、上位モデルの関係性を見るにPixel同様に120ドル追加となっています。
アップルの要求する256GB→512GBへの変更で追加200ドルという金額は、業界で最も高額だと思われます。
いち早く128GBを廃止したアップル
アップルはストレージ追加に法外とも批判される高額な料金を要求する一方で、今回発表した4モデルで最安価となるのはiPhone 17 256GBで、ついに128GBを完全廃止しました。
16シリーズまではPro Maxだけ256GBから開始して、それ以外は128GBスタートだっとことを考えれば急速なスペックの引き上げ方です。
アメリカでは最安モデルの値段はずっと799ドル据え置きなため、iPhone 17 256GBも799ドルから提供されますが、Google Pixel 10やGalaxy S25では依然として128GBが799ドルから提供されます。
この中でいち早くストレージ容量を引き上げしたのは意外にもアップルという結果となり、サムスンに追従した799ドル128GBスタートに終止符を打った今回の対応は、高く評価されるべきだと思います。
iPhone 13で128GBを採用してから実に4年ぶりのストレージ引き上げとなった今回、ノーマルのiPhone 17が大人気なことからも最小ストレージ引き上げはユーザーに喜ばれていることが伺えます。
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