Lenovoから新たに2つのAndroidタブレット「Idea Tab」「Tab K11 Gen 2」が発表されました。いずれも日本向けの型番が公表されており、日本での発売を期待できます。
【追記】Lenovo Idea Tab として発売済みです。

概要
「Tab K11 Gen 2」「Idea Tab」はともにSoCはMediaTek Dimensity 6300で、ディスプレイ解像度は2560×1600です。2つのタブレットの仕様を見る限りほぼ同一モデルのようです。
中国レノボから発売されたXiaoxia Pad 11に相当します。
性能はローエンド
MediaTek Dimensity 6300の性能はローエンドです。AnTuTu 10スコアは40点程度と報告されています。
日本ではOPPO A3 5Gにも採用されています。
CPUのシングル性能を測定するベンチマーク「Google Octane 2.0」では26920点です。ローエンドスマホレベルです。
詳細なスペック
日本向け型番のスペックを記述します。
実際に発売されるメモリ構成などは不明です。
| 基本情報 | |
|---|---|
| 機種名 | Lenovo Idea Tab Lenovo Tab K11 Gen 2 |
| メーカー | Lenovo |
| 型番 | TB336FU |
| 発売日 | 不明 |
| プロセッサー | |
| SoC | MediaTek Dimensity 6300 |
| CPU | 2x Cortex-A76@2.4GHz 6x Cortex-A55@2.0GHz |
| GPU | Mali-G57 MC2 |
| NPU | – |
| メモリ情報 | |
| 構成 | 4GB/128GB 8GB/128GB 8GB/256GB |
| 規格 | メモリ:LPDDR4X |
| ストレージ:UFS2.2 | |
| 外部ストレージ | 最大2TBのmicroSDカード |
| ディスプレイ | |
| 画面 | 11インチ/IPS液晶 2560×1600/16:10/274dpi 72% NTSC |
| 明るさ | 500nit 明かりセンサーあり |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| ペン対応 | Lenovo Tab Pen Lenovo Tab Pen Plus |
| 外観 | |
| 本体素材 | メタル |
| サイズ | 254.59 x 166.15 x 6.99 mm |
| 重さ | 480±10 g |
| カラー | Idea Tab:Luna Gray/Polar Blue |
| Tab K11 Gen 2:Luna Gray | |
| カメラ | |
| メインカメラ | Idea Tab:8MP Tab K11 Gen 2:13MP |
| 動画撮影 | 不明 |
| インカメ | Idea Tab:5MP Tab K11 Gen 2:8MP |
| フラッシュライト | Tab K11 Gen 2:あり Idea Tab:なし |
| バッテリー | |
| 容量 | 7040mAh |
| 充電 | 20W(10V/2A) |
| 通信機能 | |
| ネットワーク | Wi-Fi 5 /Bluetooth 5.2 |
| SIM | 日本モデルは無し |
| GPS | あり |
| その他 | |
| スピーカー | 4スピーカー Dolby Atmos 3.5mmイヤホンジャックあり |
| USB | USB 2.0 |
| 防水 | – |
| 生体認証 | 顔認証 |
| バイブレーション | 日本モデルは無し |
| サポート | |
| OS | Android 15か、それ以上 |
| アップデート保証 | 不明 |
| 付属品 | Idea Tab:Lenovo Tab Pen付属モデルあり |
| Tab K11 Gen 11:ペンなし | |
| アクセサリー | フォリオケース フォリオキーボード |
外観
- 電源ボタン
- カードスロット(SIM/microSD)
- 音量ボタン
- USB-C
- イヤホンジャック
- キーボード用ポゴピン
Idea TabとTab K11 Gen 2の違い
ハードウェアの仕様はほとんど同じですが、K11 Gen 2はカメラの画素数が高く、またフラッシュライトを搭載しているみたいです。
その他にカラーバリエーション、ペンの有無など販売方式上の違いがあります。
日本モデルでは、Idea Tabはグレーとブルーの2色展開なのに対して、Tab K11 Gen 2はグレーの一色です。またIdea TabにはLenovo Tab Penが付属するモデルが存在しますが、Tab K11 Gen 2は別売りのみです。
これらはあくまで公表された型番に基づいた話なので、実際にIdea Tabはペン付属で発売されるのか、そもそも2機種ともに発売されるかはすべて不明です。
良いポイントを抑えている
細かい箇所は色々削れられていますが、高精細なディスプレイ、90Hzのリフレッシュレート、4スピーカー、金属素材など格安タブとは一線を画すアピールポイントが多々あります。
逆に高額なタブレットでも対応しないことが多いmicroSDカードやイヤホンジャック、GPSなどにも対応しています。それによりカーナビやメディア再生など幅広い活用方法が生まれます。
5Gモデルは無し
日本ではとりあえず5G(WWAN)に対応しないようです。海外では対応する場合もあります。それに伴ってバイブレーションもありません。GPSはWi-Fiモデルにも搭載されています。
アクセサリーは充実
Lenovo Tab Pen、Lenovo Tab Pen Plusに対応します。
レノボ・ジャパンではLenovo Tab Pen Plusが単体販売されており、値段は8,800円と純正スタイラスペンにしては手頃です。Lenovo Tab PenはLenovo Tab M11などに付属しており単体では販売されていないようです。
2つのペンの違いは、Tab Penは電池式、Tab Pen PlusはUSB-Cによるバッテリー充電式です。
その他、この機種向けのタブレットキーボードやフォリオケースの発売も予定されているようです。
いずれも日本では発売されるか不明です。
期待
最近のレノボはIdea Tab ProやYoga Tab Plusなど高コスパなタブレットを数多く発売しています。
この「Idea Tab」「Tab K11 Gen 2」はセールなどで実売2~3万円であればローエンドタブレットの最適解になりうると思います。期待が膨らみます。







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