本日9月12日21時から、19日に発売されるiPhone 17シリーズの予約が開始しました。
Apple公式サイトでは毎年争奪戦となるものの、その様子はかなり穏やかでした。
争奪戦は穏やか
Pro Maxは店頭なら余裕
まずはじめにiPhone 17 Pro Maxは早くも配達予定日が10月8~16日となっており、郵便配達では入手困難となっていました。一方で店頭であれば21時30~55分頃でも余裕を持って発売当日19日に受取できる状態でした。
17 Proも配達では10月1~8日と瞬殺されてはいるものの、店頭であれば予約開始1時間が経過した22時現在でも発売当日19日に店頭受け取り可能です。
eSIMのみとなった日本仕様では海外の需要が大きく引き下がり、国外への転売を目論む購入者が減っているように感じました。店頭なら当日受取余裕だったことからも、配達分の在庫を減らしているような印象も受けました。
売り切れとなる機種も出た無印
無印は弾数が多いためかすぐに品切れとなることは珍しいですが、開始1時間が経った22時すぎには全色納期が1~2週間ズレとなっており、512GBでは完全に店頭受け取りも不可となりました。
無印にもProMotion搭載や256GBでスタートするなど過去に比べると大きな進展があったためか、買い替えを検討していた人が多かったようです。長年の買い替えサイクルの長期化が、ここで一気に消化されているように思います。
Airは爆死?
特に人気ある256GBで予約開始から1時間が経過した22時頃でも、ライトゴールド以外は受取可能な状態でした。→追記、その30分後にはブルー以外は1週間伸びました。
また店頭受け取りであれば全色問題なく19日に受け取れそうでした。現状からiPhone 17ファミリーの中では一番人気がなかったモデルと言えそうです。
Air不人気の理由は3点
Airの人気がイマイチな理由は主に次の3点です。
- 値段設定が無印以上
- カメラが1個
- モノラルなどネガディブな要素
上から順に買わない理由度が高いです。この3つに集約されます。
1.値段設定が無印以上
値段が高ければ買わない、はiPhoneにおいても当然起こります。
価格159,800円(999ドル)は昨年のiPhone 16 Pro 128GBと同じ設定で、つまりAirの主な購入層はProシリーズを購入していた消費者です。
様々なデータが示すように日本のiPhoneユーザーにおいてPro購入層は少なく、日本で売れるモデルはSE、16e、型落ち無印など廉価なデバイス中心で、そもそもターゲットとなる層が少なかったのです。
2.カメラが一個
Proシリーズを購入する層がカメラ1個のiPhoneを買うでしょうか?筆者のガジェットに疎い知人ですらも「高いのにカメラが一つしかないのに高い」と評していました。
このような評価はiPhoneの値段=カメラの個数というブランド戦略を展開していた、Apple自身が招いた結果と言えます。
消費者もiPhone無印が購入を検討する際の基準なため、それよりも劣る面があるデバイスの価格は無印よりも上であってはならなかったのです。
しかしたとえ無印より安くてカメラを2基備えたデバイスであっても、miniが2シリーズで終売したことからもコンパクトなiPhoneが苦戦するという前例があります。
3.モノラルなどネガディブな要素
すでに国内外でiPhone Air のネガディブな面が大きく取り沙汰されており、発売前の噂段階ではバッテリー持ちが懸念されていたものの、いざ発表されればステレオスピーカー非搭載という衝撃的な要素が話題をかっさらいました。(現時点ではモノラルかステレオか未だ不確定)

発売日から購入するユーザーはある程度スマホに関して興味を持っている人が多く、そういったガジェットオタクの間で流れるネガディブな情報も耳に挟んでいるはずです。
定着しない4番目のiPhone
Airは無印以上の製品ではないのに高額、これに尽きます。
Apple A19 Pro採用に魅力を感じた人がどれだけいたでしょうか、Apple A19に落として値段を17無印と同じ程度にしたほうが喜ばれたでしょう。薄さだけが持ち味の色物枠で、これにProチップの性能は必要とされていないと思います。
この値段なら無印ベースではなく、Proの廉価モデルとなるカメラ3個のデバイスの方が人気が出そうですが、フラグシップモデルであるProを差別化するためにそれだけは出来ないようです。
いずれにしても、無印、Pro、Pro Maxの3機種が定番化しており、Google Pixel のように3モデル体制が最も定着するのかもしれません。
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