AQUOS sense10 発売決定
10月31日、SHAPRからAQUOS sense10が発表されました。
今回の見た目はAQUOS sense9にそっくりですが、新しい6色の豊富なカラーバリエーションが特徴的で、高級感のあるアルミボディとカラフルなバリエーションによって、質感良さげに仕上がっています。

左から、デニムネイビー、カーキグリーン、ペールピンク、 ペールミント、フルブラック、ライトシルバー
AQUOS sense10 仕様
仕様は暫定的な部分を含みますので、ご注意ください。
| 情報 | 機種名 | AQUOS sense 10 | 
|---|---|---|
| メーカー | SHARP | |
| 型番 | SIMフリー版:SH-M33 NTT Docomo版:SH-53F ソフトバンク版:A505SH au版:SHG15 | |
| 発売日 | 2025年11月13日 | |
| チップ | SoC | Snapdragon 7s Gen 3 (TSMC 4nm) | 
| CPU | 1x Cortex-A720@2.5GHz 3x Cortex-A720@2.4GHz 4x Cortex-A520@1.8GHz | |
| GPU | Adreno 710 | |
| NPU | Qualcomm Hexagon | |
| RAM ROM | 構成 | 6GB/128GB 8GB/256GB | 
| 規格 | LPDDR4X | |
| UFS 2.2 | ||
| 外部ストレージ | 最大2TBのmicroSDXCカード | |
| 画面 | 画面 | 約6.1インチ Pro IGZO OLED 解像度2340×1080 /19.5:9 /約422dpi | 
| 明るさ | 全白輝度:1500nit ピーク輝度:2000nit | |
| リフレッシュレート | 1~240Hz 可変駆動 | |
| 外観 | 本体素材 | フレーム:アルミ 背面素材:アルミ | 
| サイズ | 149 x 73 x 8.9 mm | |
| 重さ | 166 g | |
| カラー | デニムネイビー カーキグリーン ペールピンク ペールミント フルブラック ライトシルバー | |
| カメラ | メインカメラ | 5030万画素 F1.9 センサーサイズ1/1.55 焦点距離23mm 光学手ブレ補正 オートマクロ | 
| 超広角カメラ | 5030万画素 F2.2 センサーサイズ1/2.5 焦点距離13mm 画角122° | |
| インカメ | 3200万画素 F2.2 焦点距離25mm 画角80° | |
| 動画撮影 | 4K@30FPS | 
| バッテリー | 容量 | 5000 mAh | 
|---|---|---|
| 充電 | 36W USB-PD3.0 インテリジェントチャージ(直接給電) | |
| ワイヤレス | – | |
| 通信 | ネットワーク | Wi-Fi 6E /Bluetooth 5.2 | 
| SIM | nanoSIM x1 / eSIM x1 | |
| バンド帯 | 5G:n1 / n3 / n28 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79 4G LTE:B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 | |
| GPS | GPS,GLONASS,Beidou,Galileo,QZSS | |
| その他 | NFC | おサイフケータイ | 
| サウンド | ステレオ ハイレゾ | |
| USB | USB-C 3.2 Gen 1 | |
| 防水・耐久 | 防水:IPX5/IPX8/IP6X 耐久:MIL-STD-810G,MIL-STD-810H ハンドソープ・アルコール除菌 | |
| 生体認証 | 顔(マスク対応)/指紋 | |
| サポート | かこって検索 | 対応 | 
| OS | Android 16 | |
| アップデート保証 | 3回のバージョンアップ/5年のセキュリティ | 
性能は?
プロセッサーは2024年にリリースされたQualcomm Snapdragon 7s Gen 3で、メモリ構成は6GB/128GBまたは8GB/256GBで、最大2TBのmicroSDXCカードに対応します。
同チップを搭載する英Nothing社のNothing Phone 3aでは、AnTuTu総合スコアが80万点を超えています。
すでに7s Gen 4が発表されているためAQUOS sense10は一世代古いチップを搭載することになりますが、Snapdragon 7s Gen 2(Samsung 4nm)を搭載していたAQUOS sense9よりも着実にパワーアップしていて、CPU性能が20%、GPU性能が40%、AI性能が30%向上しているとのことです。
動画撮影のフレームレートについては言及されていませんが、Snapdragon 7s Gen 3のISPが4K30FPS止まりなため、4K60FPS撮影はできないと思われます。
6GBと8GBで異なるバッテリー駆動時間
メモリ構成は6GB+128GBと8GB+256GBですが、これらは単純に8GB+256GBのほうが性能は高いですが、バッテリー駆動時間は異なります。
- 6GB+128GB:1050時間
- 8GB+256GB:940時間
1500nitの非常に明るいディスプレイ
AQUOS sense10では引き続き非常に明るい全白1500nitで、リフレッシュレート1Hzまで低下するPro IGZO OLEDディスプレイを搭載します。
全白1500nitという画面の明るさは非常に高水準で、ミドルハイ~ハイエンドな機種とも良い勝負をしています。
| 2025年の機種 | 全白輝度(自動調整)実測 | 
|---|---|
| Google Pixel 10 | 1961nit | 
| AQUOS sense10 | 1500nit(公称値) | 
| Samsung Galaxy S25 | 1186nit | 
| arrows Alpha | 1098nit | 
| Xiaomi POCO F7 Ultra | 997nit | 
画面輝度はピーク輝度のみが公表されているケースが多いですが、実際にスマホを使用する上で特に明るさが必要になる直射日光下での快適性を示すのが全白輝度です。
AQUOS sense9からどう変わった?
チップセット以外AQUOS sense9とsense10でほぼ同一です。見た目もそっくりで違いがわかりません。
sense8からsense9でカメラ、スピーカー、ディスプレイなどあらゆる要素が大きく進化したためか、今回はあまり変化のないマイナーチェンジ版となりました。
sense10とsense9はほとんど間違い探し状態ですが、一応少しの機能性向上が見受けられました。
| 項目 | AQUOS sense10 | AQUOS sense9 | 
|---|---|---|
| OS | Android 16 →Android 19(予定) | Android 14 →Android 17(予定) | 
| 通話時間* | 3,230分 | 2,700分 | 
| 待受時間* | 6GB+128GB:1050時間 8GB+256GB:940時間 | 6GB+128GB:890時間 8GB+256GB:820時間 | 
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 5 | 
| スピーカー | 上下 スピーカーBOX | 下 スピーカーBOX | 
| カメラ | 影・反射を自動消去するAI | – | 
*公称値
sense9よりも10%以上バッテリー駆動時間が伸びている他、Wi-Fi6Eにも対応しました。スピーカーはsense9では口元のみスピーカーBOXでしたが、sense10では耳元もスピーカーBOXを搭載することで、体感音量が25%アップ、低音域の音圧が85%向上しています。
また最新のAndroid 16 OSで開始されるため、3回のOSバージョンアップによりAndroid 19まで受け取れるはずです。sense9はAndroid 14開始だったので17止まりです。
機能面では画像編集AIが強化され、料理やテキスト撮影時の被写体の影の映り込みを消去する機能に加えて、ガラスなどの反射を自動で削除するショーケースモードという機能を備えていて、写真編集の手間を省けるとしています。
販路・販売価格
SIMフリー版、大手4キャリアからの販売が予定されています。8GB+256GBの取扱いはSIMフリー版と楽天モバイルのみです。
| キャリア | 6GB+128GB | 8GB+256GB | 
|---|---|---|
| ソフトバンク | 69,840円 | – | 
| 楽天モバイル | 59,900円 | 65,890円 | 
| ドコモ | 73,370円 | – | 
| au | 71,800円 | – | 

さらに各種販路にて、1月15日までの購入者に5,000円のキャッシュバックが行われます。(ソフトバンクはPayPayポイント、ドコモはdポイントでの還元です。)
なので実質金額はマイナス5,000円と考えてください。
まとめ!
好評だった完成度の高いAQUOS sense9からはマイナーチェンジですが、強力なSnapdragon 7s Gen 3に置き換わったことで、サクサク感のみならずバッテリー持ちも含めて使用感が向上すると思われます。
microSDXCカード搭載やインテリジェントチャージ対応は刺さる人が多く、良き部分をそのままにする堅実な新製品です。
残念なことにメモリ構成が相変わらず6GB+128GBで開始していて、2025年のミドルレンジとして他より大きく劣りますが、6GB+128GBのほうが駆動時間は長く、よりバッテリー持ちの良い選択肢が用意されていると考えれば悪くないのかなと感じました。ただSIMフリーと楽天モバイル以外では8GB+256GBの選択肢がなく、これらのキャリア利用者からは不満の声もあるようです。
新製品発売は11月13日からです。



 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
        

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