先日サムスンの次期モバイル向けフラグシップ プロセッサーとなる Exynos 2600のベンチマークスコアが世界に公開されました。

Exynos 2600は世界初とする2nmプロセスのサムスン半導体で製造すると公表されており、期待が高まっています。
前回よりも大幅に向上したスコア
今回、新たにまたExynos 2600と思われるコードネームS5E9965とするリファレンス機のGeekbench 6 のスコアが公開されており、前回とは違って衝撃的なスコアとなっています。
前回よりも20%程度向上したシングルは3309、マルチは11256となっており、デバイスは前回と同じくAndroid 16上で実行メモリは12GBとなっています。
以前と大きく異なるのがCPUで、構成こそ同じ1+3+6の10コア(デカコア)ですが、クロック周波数が引き上げられており前回は3.55+2.96+2.55GHzでしたが、新たに登録されたデバイスでは3.80+3.26+2.76GHzとなっています。
スナドラと互角か
Exynos 2600はSnapdragonと同じくGalaxy S26シリーズに採用されるとしており、地域によってチップセットが分かれる見込みです。

以前にリークされたGalaxy S26 EdgeはSnapdragon 8 Elite Gen2 for Galaxyを搭載しているようで、シングルは3393、マルチは11515でした。CPU構成は最大4.74GHzのプライムコアが2基、3.63GHzの高性能コアが6基となっており、異様に高いクロック周波数が目立ちました。
今のところスコアではExynos 2600とスナドラ8Elite Gen2 for Galaxyはほぼ互角であり、最大クロック周波数の低さから、省エネ性では上回るのではないかとさえ考えられます。
終わり
Exynos 2600の最適化が着実に進んでいるようで、2nmプロセスとするサムスンの半導体が大きく進歩しているようにも見えます。
対するスナドラ8 Elite Gen2 は 8 Elite Gen1と同じくTSMC 3nmではあるものの、最先端となるN3Pで製造されると考えられていましたが、実はサムスン2nmでの製造も噂されており、実際どうかは未だ不明なためTSMCとの勝負になるかはわかりませんが、少なくともTSMC 3nmプロセスで製造された 8 Elite Gen1は超えています。
その実力は世界をあっと驚かせるものになり、実際の製品にも大きく期待が寄せられます。
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