
Xiaomiは9月24日、グローバル市場に向けてXiaomi 15TおよびXiaomi 15T Proを発表しました。
日本でも9月26日に発表される見込みです。
販売価格
[追記]日本での販売価格が公開されました。
| Xiaomi 15T | 12GB/256GB | 64,800円 |
| Xiaomi 15T | 12GB/512GB | 69,980円 |
| Xiaomi 15T Pro | 12GB/256GB | 109,800円 |
| Xiaomi 15T Pro | 12GB/512GB | 119,800円 |
| Xiaomi 15T Pro | 12GB/1TB | 129,800円 |
楽天市場ではXiaomi 15T Proの256GBはすでに9%ポイント還元の対象です。
Xiaomi 15T Pro 1TBには5,000円クーポンが配布されています。
さらにXiaomi 15T Proの早期特典としてXiaomi ポータブルフォトプリンターPro(15,800円相当)がプレゼントされます。
またXiaomi 15T 購入者にはワイヤレスイヤホンのRedmi Buds 6 Pro(9,980円相当)がプレゼントされます。
いずれも10月13日までの注文が対象の先着順です。
詳細なスペック
日本国内版の仕様です。
| 機種名 | Xiaomi 15T | Xiaomi 15T Pro |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025/09/26 | |
| プロセッサー | ||
| SoC | Dimensity 8400 Ultra | Dimensity 9400+ |
| CPU | 1x Cortex-A725@3.25GHz 3x Cortex-A725@3.0GHz 4x Cortex-A725@2.1GHz |
1x Cortex-X925@3.73GHz 3x Cortex-X4@3.3GHz 4x Cortex-A720@2.4GHz |
| GPU | Mali-G720 | Immortalis-G925 MC12 |
| NPU | NPU 880 | NPU 890 |
| 構成 | 12GB/256GB 12GB/512GB – |
12GB/256GB 12GB/512GB 12GB/1TB |
| 規格 | LPDDR5X-8533 | LPDDR5X |
| UFS 4.1 | UFS 4.1 | |
| 外部ストレージ | – | – |
| ディスプレイ | ||
| 画面 | 6.83インチ AMOLED 680億色 2772×1280 /19.5:9 /447dpi Corning Gorilla Glass 7i |
|
| 明るさ | ピーク輝度3200nit (25% Fill) | |
| リフレッシュレート | 120Hz | 144Hz |
| タッチサンプリング | 480Hz、瞬間2560Hz | |
| デザイン | ||
| 本体素材 | 背面素材:ファイバーグラス | フレーム:アルミ合金 背面素材:ファイバーグラス |
| サイズ | 163.2 x 78 x 7.5 mm | 162.7 x 77.9 x 7.96 mm |
| 重さ | 194 g | 210 g |
| カラー | ブラック グレイ ローズゴールド |
ブラック グレイ モカゴールド |
| カメラ | ||
| メインカメラ | 50MP/F1.7/23mm 1/1.55インチ OIS |
50MP/F1.62/23mm 1/1.31インチ OIS |
| 超広角カメラ | 12MP/F2.2/15mm 画角120° |
12MP/F2.2/15mm 画角120° |
| 望遠カメラ | 12MP/F1.9/46mm 光学2倍ズーム – |
50MP/F3.0/115mm 光学5倍ズーム OIS |
| マクロ撮影 | – | スーパーマクロ |
| 動画撮影 | – 4K30,60FPS 1080p@30,60FPS 720p@30FPS |
8K@30FPS 4K@30,60,120FPS 1080p@30,60FPS 720p@30FPS |
| インカメ | 32MP/F2.2/21mm 4K@30FPS 1080p@30,60FPS 720p@30FPS |
32MP/F2.2/21mm 4k@30FPS 1080p@30,60FPS 720p@30FPS |
| バッテリー | ||
| 容量 | 5,500 mAh、バッテリーサイクル1600回 | |
| 充電 | 67W ハイパーチャージ PD2.0 / PD3.0 |
90W ハイパーチャージ PD2.0 / PD 3.0 |
| ワイヤレス | – | 50W ハイパーチャージ |
| 通信 | ||
| ネットワーク | Wi-Fi6E /Bluetooth6.0 | Wi-Fi7 /Bluetooth6.0 |
| SIM | nanoSIM+nanoSIM /nanoSIM+eSIM /eSIM+eSIM | |
| NFC | あり – |
あり おサイフケータイ |
| その他機能 | ||
| サウンド | ステレオ Dolby Atmos, Hi-Res – |
ステレオ Dolby Atmos, Hi-Res 3-Mic array |
| USB | USB-C | |
| 防水・耐久 | IP68 | |
| 生体認証 | 顔/指紋(画面内) | 顔/指紋(画面内) |
| サポート | ||
| OS | Xiaomi HyperOS 2 | |
| アップデート保証 | 2031/09/24 | |
| 付属品 | ケーブル、充電器、ケース、保護フィルム(貼付済) | |
カラー
Xiaomi 15Tシリーズではブラック、グレイが共通で、ゴールドカラーに違いがあります。
Xiaomi 15T Proはモカゴールドとなっており、大人な雰囲気がある濃い茶色です。
一方でXiaomi 15T ではローズゴールドで、明るく気品がある茶色です。
2つともデザイン性は同じですが、Xiaomi 15T Proは高強度アルミフレームを採用するなどしているため、やや大きく厚く重たいようです。
SoC
Xiaomi 15T ではMediaTek Dimenisy 8400 Ultra(4nm)が採用されており、Xiaomiファンの間ではPOCO X7 Proでお馴染みです。
POCO X7 ProではAnTuTuスコアがおおよそ160万程度です。

一方でXiaomi 15T ProはMediaTek Dimensity 9400+(3nm)で、現時点のスマホの中では最高峰の性能ですが、すでに2026年のフラグシップ機に向けたMediaTek Dimensity 9500が発表されているため、間もなく1世代前の性能となります。
↓9400+を搭載するGalaxy Tab S11(256GB)で計測したAnTuTu v10
その他のベンチマークはこちらの記事を参照

それでも十分な性能で、無印とProとのAnTuTuスコア差はおおよそ80~100万点と推測されます。
なおメモリはどちらも12GB止まりとなっており、16GBオプションはありません。
カメラ
ライカと共同開発されたトリプルカメラを搭載しています。メインレンズに用いられているイメージセンサーは次の通りです。
- Xiaomi 15T:Light Fusion 800(1/1.55)、POCO F7 Ultraと同じ
- Xiaomi 15T Pro:Light Fusion 900(1/1.31)、Xiaomi 15と同じ
望遠レンズではXiaomi 15T が光学2倍ズームに、Xiaomi 15T Proは光学5倍ズームと2倍のロスレスズームをあわせて光学相当の10倍ズームを実現します。

またXiaomi 15T Proはスーパーマクロと言われるマクロ撮影に対応する他、ビデオ撮影では最大8K30FPSまで可能です。
画面
Xiaomi 15Tシリーズではどちらも同じ6.83インチ、解像度2773×1280の1.5Kディスプレイを搭載しますが、リフレッシュレートではXiaomi 15T Proが144Hzまで対応しています。
またよりスタイリッシュな印象を与えるXiaomi 15T Proは、LIPO技術によりベゼル幅1.5mmとしており、画面占有率は94.5%を実現しています。

画面の調光方式も異なっており、Xiaomi 15Tは極力チラつきを抑えたPWM調光(最大3840Hz)ですが、Xiaomi 15T ProはDC調光でチラつきが完全に起きません。
バッテリー
Xiaomi 15T およびXiaomi 15T Proともに1600回のバッテリーサイクルに耐えうる5,500mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵します。
バッテリー駆動時間はXiaomi 15Tが公称値13.19時間、Xiaomi 15T Proが15.29時間なので優位的です。
これはXiaomi 15T Proはチップの製造プロセスが進んでおり、またディスプレイに比較的省エネなDC調光を採用していることなどから、同じバッテリー容量でも2時間多い結果となっていると考えられます。
満充電までの充電時間は、Xiaomi 15Tでは67W ハイパーチャージで50分、Xiaomi 15T Proでは90Wハイパーチャージで36分で50W Xiaomi Surgeワイヤレス充電で56分です。
世界初のHyperOS3、6年のサポート
Xiaomi 15Tシリーズでは世界初となるXiaomi HyperOS 3を搭載する予定です。10月末より順次開始されるとのことで、日本市場向けモデルでの具体的な時期は不明です。
HyperOS 3ではマルチタスク機能の強化や、アプリの起動の高速化、通知デザインなどインターフェースの再設計が試みされるとのことです。

またOSサポートは発売から6年間とされ、2031年9月24日までアップデートが提供されますが、具体的なOSバージョンアップの回数は公表されていません。
USB、指紋センサー
Xiaomiは公式スペックでUSBの転送規格に言及していませんが、記載していないことからUSB 2.0だと推測されます。
また指紋センサーについても光学式か超音波式か断定していませんが、Xiaomi 15などと違い超音波式の記載がないため光学式など思われます。

価格の比較
欧州では256GBストレージがそれぞれXiaomi 15Tは649ユーロ、Xiaomi 15T Proは799ユーロから提供されます。
日本円に換算するとXiaomi 15T でも税込12万円以上と、Xiaomi 15(123,000円、999ユーロ)と同じ価格となるためこれより安く販売されることは確かです。
POCO F7 Proが69,980円(599ユーロ)から、POCO F7 Ultra は99,980円(749ユーロ)からで、それぞれPOCOシリーズよりも50ユーロ高い値段設定です。
| POCO F7 Pro | 599ユーロ | 69,980円 |
| Xiaomi 15T | 649ユーロ | 64,800円 |
| POCO F7 Ultra | 749ユーロ | 99,980円 |
| Xiaomi 15T Pro | 799ユーロ | 109,800円 |
| Xiaomi 15 | 999ユーロ | 123,000円 |
ここからXiaomi 15Tは7万円台後半、Xiaomi 15T Proは10万円台後半になると予測していますが、為替レートとは大きく違います。
終わり
毎年コスパに定評があるXiaomi Tシリーズですが、今年はというとPOCO F7をはじめとしたよりコスパに優れたPOCOブランドが多数展開されており、残念ながらその影に埋もれそうです。
さらにXiaomi 15Tは おサイフケータイに対応しないため、それを踏まえれば同じチップを搭載するPOCO X7 Proやより強力なPOCO F7がライバルです。
またおサイフ非対応からXiaomi 15Tは例年のようにキャリア系列で取り扱いされない可能性が高く、ユーザーにとってはXiaomi 14Tよりも苦しい評価となるデバイスになりそうです。
Xiaomi 15T Proはストレージこそ1TBまで選択できますが、メモリが12GB止まりになっていて、Snapdragon 8 Eliteを搭載するPOCO F7 Ultraよりも性能面で一歩譲る形になっています。
ただXiaomi 15T Pro の1TBはクーポン込み124,800円で購入可能なので、これは他の1TBストレージのスマホと比較すると半額程度です。一番コスパに優れた選択肢ではないかと思います。







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