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AQUOS sense10の性能・スペック・ベンチマークまとめ。「7s Gen 3」と「7 Gen 3」の比較も

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AQUOS sense10 ベンチマークレビュー

 

 

11月13日に発売されたばかりのSHARP AQUOS sense10のベンチマークを一挙公開します。

 

スナドラ7s Gen 3を搭載する新しいモデルですが、より上位となるスナドラ7 Gen 3と比較しながらベンチマーク結果を掲載していきます。(motorola edge 50s proを利用)

Snapdragon 7 Gen 3 のスペック、性能、AnTuTuスコアまとめ
Snapdragon 7 Gen 3 の詳細、ベンチマーク結果をまとめました。AnTuTuベンチマークの結果などを公開しています。
  • 対象モデル:AQUOS sense10 SH-M33 8GB+256GB

 

ベンチマークスコアにおいて6GB+128GB構成はAnTuTu 3D Liteになるなど、一部で相違があります、ご了承ください。

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AQUOS sense10 どこで買うのが最適か

AQUOS sense10

AQUOS sense10 SH-M33(SIMフリー版)の販売価格を各通信会社ごとに比較します。

販路 6GB+128GB 8GB+256GB
SHARP直販 57,700円 64,300円
楽天モバイル 54,900円 60,890円
初めて乗り換え16,000pt、2回目以降6,000pt還元
事務手数料:無料
IIJmio 56,000円
MNP:39,800円
63,000円
MNP:49,800円
乗り換えの場合は事務手数料3,300円
mineo 54,400円 60,472円

*販売価格は来年まで行われる5,000円キャッシュバックキャンペーンを適用した実質価格です。

楽天モバイルがMNP乗り換えなら最大16,000楽天ポイント還元が行われ、事務手数料も無料なので、実質的には最も安いです。

なので特にまだ楽天モバイルに申し込んでいない人は、16,000ポイント還元目当てに楽天モバイルへ乗り換えるのも手です。


 

その他にも家電量販店でも販売されているので要チェックです。

楽天市場でAQUOS sense10をチェック

ヤフーショッピングでAQUOS sense10をチェック

ちなみに5,000円キャッシュバックキャンペーンは、電話番号・メルアドを登録することで、全国のセブン銀行ATMで受取可能なコードが送られ、10分ぐらいで取引が終わります。

 

AQUOS sense10のスペック

▼判明している範囲です。(SIMフリー版準拠)

情報 機種名 SHARP AQUOS sense 10
型番 SIMフリー版:SH-M33
楽天モバイル版:SH-M33
ソフトバンク版:A505SH
NTT Docomo版:SH-53F
KDDI au版:SHG15
発売日 2025年11月13日
チップ SoC Snapdragon 7s Gen 3 (TSMC 4nm)
CPU 1x Cortex-A720@2.5GHz
3x Cortex-A720@2.4GHz
4x Cortex-A520@1.8GHz
GPU Adreno 810
NPU Qualcomm Hexagon
RAM
ROM
構成 6GB/128GB
8GB/256GB
規格 LPDDR4X / UFS 2.2
外部ストレージ 最大2TBのmicroSDXCカード
画面 画面 約6.1インチ Pro IGZO OLED
解像度2340×1080 /19.5:9 /約422dpi
リフレッシュレート:1~240Hz可変
明るさ 全白輝度:1500nit / ピーク輝度:2000nit
全白輝度:1350nit(実測値)
外観 本体素材 アルミユニボディ
サイズ 149 x 73 x 8.9 mm
重さ 166 g(実測165.4g)
カラー デニムネイビー カーキグリーン ペールピンク ペールミント フルブラック ライトシルバー
カメラ メインカメラ 5030万画素 F1.9 センサーサイズ1/1.55
焦点距離23mm 光学手ブレ補正 オートマクロ
超広角カメラ 5030万画素 F2.2 センサーサイズ1/2.5
焦点距離13mm 画角122°
インカメ 3200万画素 F2.2
焦点距離25mm 画角80°
動画撮影 4K@30FPS
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バッテリー 容量 5000 mAh
充電 36W USB-PD3.0
インテリジェントチャージ(直接給電)
ワイヤレス
通信 ネットワーク Wi-Fi 6E /Bluetooth 5.2
SIM nanoSIM x1 / eSIM x1
バンド帯 5G:n1 / n3 / n28 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
4G LTE:B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42
GPS GPS,GLONASS,Beidou,Galileo,QZSS
その他 NFC おサイフケータイ
サウンド ステレオ ハイレゾ
USB USB-C 3.2 Gen 1
防水・耐久 防水:IPX5/IPX8/IP6X
耐久:MIL-STD-810G,MIL-STD-810H
ハンドソープ・アルコール除菌
生体認証 顔(マスク対応)/指紋
サポート かこって検索 対応
OS Android 16
アップデート保証 3回のバージョンアップ/5年のセキュリティ

 

Snapdragon 7s Gen 2から大進化

snapdragon 7s

スナドラ 7s Gen 3チップは、AQUOS sense9にも採用されたSnapdragon 7s Gen 2の後継チップです。

7sシリーズとしてはたった1年・1世代の差ですが、実際には飛躍的な進化を見せています。

簡単に言えば、Snapdragon 7s Gen 2は6 Gen 1(2022)のクロックアップ版とも言えるチップですが、それに対して7s Gen 3は6 Gen 4(2025)のクロックアップ版という立ち位置で、実に3年・3世代分くらいの差があります。

チップセット 製造 CPU GPU
Sanpdragon 6 Gen 1 Samsung 4nm 4x Cortex-A78@2.2GHz
4x Cortex-A55@1.8GHz
Adreno 710
Snapdragon 7s Gen 2 4x Cortex-A78@2.4GHz
4x Cortex-A55@2.0GHz
Snapdragon 6 Gen 3 TSMC 4nm 1x Cortex-A720@2.3GHz
3x Cortex-A720@2.2GHz
4x Cortex-A520@1.8GHz
Adreno 810
Snapdragon 7s Gen 3 1x Cortex-A720@2.5GHz
3x Cortex-A720@2.4GHz
4x Cortex-A520@1.8GHz

CPUも2020年製のCortex-A78から、2023年リリースのCortex-A720に置き換えされ、飛躍的な向上を見せている他、製造プロセスもより省電力に優れているとされているTSMC 4nmに変更されています。

 

Snapdragon 7s Gen 3の立ち位置は…

ベンダーであるQualcommは、7sシリーズを6と7の間の廉価モデルとして定めているので、Snapdragon 7 Gen 3 のちょい下ぐらいということになっています。

しかしこれからお見せするベンチマーク結果を見るに、Snapdragon 7 Gen 3を一部で凌駕しています。というのもSnadpragon 7s Gen 3は、7 Gen 3よりも良いTSMC 4nm製造でかつ、より新しい世代のCPUを搭載しています。

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チップセット 製造 CPU GPU
Snapdragon 7 Gen 3 Samsung 4nm 1x Cortex-A715@2.6GHz
3x Cortex-A715@2.4GHz
4x Cortex-A510@1.8GHz
Adreno 720
Snapdragon 7s Gen 3 TSMC 4nm 1x Cortex-A720@2.5GHz
3x Cortex-A720@2.4GHz
4x Cortex-A520@1.8GHz
Adreno 810

 

Snapdragon 7s Gen 3は他にも

AQUOS sense10と同じSnapdragon 7s Gen 3チップは、他にも楽天モバイルで取り扱いされている、Nothing Phone (3a)というスマホに採用されています。

 

またSamsungが今年発売した業務用・レジャー用タブレットのGalaxy Tab Active5 Proにも搭載されています。

数多くのスマホに採用されたSnapdragon 7s Gen 2とは違って、あまり聞き馴染みの少ないSoCですが、ひっそりと日本国内でも流通し始めています。

来年以降にミドルレンジスマホで、7s Gen 3を搭載したスマホが増えるのではないかと予想しています。

 

AnTuTuベンチ

AnTuTu 総合スコア

最新のAnTuTu v11.0.5です。

GPUはレイトレーシングに対応しないため、スコアが低めに出ています。

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AQUOS sense10 antutu v11

左:motorola edge 50s pro

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  motorola edge 50s pro AQUOS sense10 スコア差
チップ Snapdragon 7 Gen 3 Snadpragon 7s Gen 3
総合 1027012 1031525 +0.4%
CPU 398417 418015 +5%
GPU 213458 183534 -14%
MEM 155768 169978 +9%
UX 259369 259998 +0.2%
温度 23→30 23→31 +1℃

2機種で総合性能は同じですが、内訳ではAQUOS sense10はGPUがやや劣り、その他CPUやMEMでは高いスコアとなっています。

motorola edge 50s proは発熱が懸念されているSamsung 4nmですが、実際にAQUOS sense10よりも表面温度が高く、機種全体的で発熱傾向でした。(実行直後のサーモ写真)

AQUOS sense10 発熱比較

edge 50s pro 最大33.4℃、sense10 最大29℃

 

比較しやすいように過去バージョンのAnTuTu Ver10.5も実行しています。

AQUOS sense10 antutu v10.5

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比較 AnTuTu 10 総合スコア
Snapdragon 6 Gen 1
636727
Snapdragon 7 Gen 1
644074
Snapdragon 7 Gen 3
797049
Snapdragon 7s Gen 3
776612
Google Tensor G4
1207561
Google Tensor G5
1270308
Dimensity 8350
1413408
Snapdragon 8 Gen 2
1415194
Dimensity 8400 Ultra
1662639
Snapdragon 8 Gen 3
1832602
Snapdragon 8s Gen 4
2004905
Dimensity 9400+
2406438
Snapdragon 8 Elite
2532704

 

AITuTu

AnTuTuベンチマークのAI性能を測定するAITuTu v3.5を測定しました。

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AQUOS sense10 AITuTu v3.5.9

NPUの性能はSnapdragon 7 Gen 1とほぼ同様でした。

Snapdragon 7 Gen 3よりかは低く、やはり上位モデルとはNPUでも性能差があることが伺えました。

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比較 AITuTuスコア
Snapdragon 6 Gen 1
292087
Snapdragon 7 Gen 1
385754
Snapdragon 7s Gen 3
396423
Snapdragon 7 Gen 3
459618
Snapdragon 8 Gen 1
799019
Snapdragon 8 Gen 2
1214249
Snapdragon 8s Gen 4
1367457 
Snapdragon 8 Gen 3
1605292
Snapdragon 8 Elite
1951343

 

AnTuTu Storage Test(ストレージ速度)

ストレージは低速なUFS 2.2(2Lane接続)です。

連続の書き込みでシーケンシャルライトが低下していますが、一方でランダムアクセスについては決して速くはないものの、安定しています。

前回の記事ではantutu v10で実行しましたが、今回は最新verです。

▼AnTuTu Storage Test v11.0.5

AnTuTu Storage Test V11.0.5

左から順に1回目、2回目、3回目

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UL Benchmark

3DMark Wild Life

3DMark Wild Lifeはグラフィック性能を測定するベンチマークで、Android OSではVulkan APIで測定されます。このスコアが高ければ高いほどGPU性能が良いとされ、実際のゲーム上でも有利になります。

利用するのはWild Lifeで、重量級のExtreme Unlimitedと、軽量級のノーマルです。

AQUOS sense10 3DMark Wild Life

重量級のWild Life Extreme Unlimitedでは6.4FPSとなり、ほぼ動きません。

軽量なWild Life Unlimitedなら25FPSと、軽めの3Dゲームなら十分普通に遊べます

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比較 WL Extreme Unlimited
Snapdragon 6 Gen 1
(Adreno 710)
652
Snapdragon 7 Gen 1
(Adreno 644)
825
Snapdragon 7s Gen 3
1068
Snapdragon 7 Gen 3
(Adreno 720)
1451
Snapdragon 8 Gen 1
(Adreno 730)
1924
Google Tensor G4
(Mali-G715 MP7)
2670
Dimensity 8350 Extreme
(Mali-G615 MC6)
3040
Google Tensor G5
3147
Snapdragon 8 Gen 3
(Adreno 750)
4858
Snapdragon 8 Elite
(Adreno 830)
5634

AQUOS sense10に搭載されるAdreno 810 GPUは、Adreno 710(Snapdragon 6 Gen 1、7s Gen 2、6 Gen 3)に比べると大幅に向上したスコアを出しています。

▼またWild Life Extremeを20回連続実行するStress Testではスコアこそ低いものの、維持率は99%で終始安定したスコアでした。

AQUOS sense10 3DMark Wild Life Extreme Stress Test

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▼以下は最新の環境に即したグラフィックベンチマークのSteel Nomad Light を実行したスコア結果です。

レイトレーシング機能を測定するSolar Bayは非対応です。

Steel Nomad Light Unlimited 386
Solar Bay Unlimited 計測不可
*レイトレーシング非対応のため
Solar Bay Extreme Unlimited

 

PCMark・バッテリー持ち測定

ブラウジングやオフィスワークなどの総合的な性能を測定するPCMarkベンチマークのWork 3.0 performanceを測定します。

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AQUOS sense10 PCMark Work3.0 、Work 3.0 battery life

Work 3.0のスコアは12463点でした。

Snapdragon 7 Gen 3のmotorola edge 50s proよりもスコアがかなり落ちました。

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最新ミドル機種で比較 PWork 3.0 performance
OPPO Reno13 A
11226
AQUOS sense10
12463
Pixel 9a
12695
motorola edge 60 pro
13582
motorola edge 50s pro
14625
arrows Alpha
16903
Pixel 10
15157
POCO F7 Ultra
21446

またバッテリーテストの測定条件は「全面輝度200nit」「機内モード」「ミュート」「リフレッシュ レート60Hz」で、充電100%から20%までに要した時間です。

結果は18時間58分という非常に長い駆動時間となりました。

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比較(最大60Hz) PCMark battery life
arrows Alpha
5,000mAh
10.85h(10:51)
OPPO Reno13 A
5,800mAh
13.71h(13:43)
motorola edge 60 pro
5,000mAh
14.30h(14:18)
motorola edge 50s pro
4,500mAh
14.66h(14:40)
Galaxy S24
4,000mAh
15.23h(15:14)
Xiaomi POCO F7 Ultra
5,300mAh
16.23h(16:14)
Google Pixel 10
5,000mAh
17.05h(17:03)
Google Pixel 9a
5,100mAh
17.50h(17:30)
AQUOS sense10
5,000mAh
18.97h(18:58)
Xiaomi POCO F7
6,500mAh
19.25h(19:15)

画面が小さいにも関わらず5,000mAhバッテリーを搭載していることもあってか、かなりバッテリー持ちは良いです。

丸一日利用もできそうです。

(ベンチマークの提供:https://benchmarks.ul.com/

 

CPUベンチマークなど

Geekbench 6

CPUおよびGPUの性能が測定できる定番ベンチマークのGeekbench 6です。

CPUは大きく進化しており、Snapdragon 7 Gen 3よりも高いです。またGPUにおいても上回るスコアでした。

AQUOS sense10 Geekbench6

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比較 Geekbench 6 CPU
Snadpragon 6 Gen 1
2724
930
Snapdragon 7 Gen 1
2880
1051
Snapdragon 7 Gen 3
3032
1127
Snapdragon 7s Gen 3
3307
1167
Dimensity 8350 Extreme
4474
1409
Google Tensor G4
4138
1673
Snapdragon 8 Gen 3
6809
2170
Google Tensor G5
5273
2328
Dimensity 9400+
8334
2658
Snapdragon 8 Elite
7691
2720
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比較 Geekbench GPU Vulkan
Snapdragon 6 Gen 1
2582
Snapdragon 7 Gen 1
2726
Google Tenosr G5
3701
Snapdragon 7 Gen 3
4010
Snapdragon 7s Gen 3
4426
Snapdragon 8 Gen 1
6822
Google Tensor G4
7792
Dimensity 8350
8898
Snapdragon 8 Gen 3
17126
Dimensity 9400+
21845
Snapdragon 8 Elite
22250

ブラウザベンチマーク

ブラウザ上で実行できるベンチマークを測定しました。いずれもデバイス・異なるOSとで簡単に比較ができます。

AnTuTu HTML5 Testはベンチマークの大手AnTuTuが公開しているブラウザベンチマークです。

  • AnTuTu HTML5 Test:58279

Google Octane 2.0はCPUのjavascriptの実行速度性能を測定するベンチマークで、元はGoogleが制作したベンチマークでしたが、その後は開発が止まり、今は有志がマルチスレッド測定を可能にしたGoogle Ocntane Plusを公開しています。

  • Google Octane Plus シングル:46,299
  • Google Octane Plus マルチ :291,392

AQUOS sense10 Google Octane 2.0

おおよそ4年前のハイエンドであるSnapdragon 888と同等のスピードです。(以下のシングルスコア表を参照)

オクタンベンチマークのグラフ

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その他のベンチマークと合わせた、motorola edge 50s pro(Snapdragon 7 Gen 3)の比較です。

ブラウザベンチ AQUOS sense10 motorola edge 50s pro
Octane Plus シングル:46299
マルチ :291392
シングル:45222
マルチ :284900
AnTuTu HTML5 Test 58279 57652
Speedometer3.1 11.3±0.55 9.88±0.48
JetStream2 167.606 146.683
WebXPRT 4 143 123

 

どのスコアも、より新しい世代のCPUであるCortex-A720を搭載するSnapdragon 7s Gen 3のほうが10~20%程度と大きく差をつけて有利な結果でした。

 

Wi-Fi 通信速度

次のWi-Fi環境(WSR-3200AX4S、2401Mbps)にてスピードテストを行います。Googleスピードテストを用いた簡易の検証です。

Qualcommによるモデムの最大速度は2.9Gbpsと十分速いですが、実測環境では以下の数値となりました。

AQUOS sense10 スピードテスト

意外にもアップロード速度は速くでましたが、ダウンロードはやや遅めでした。

モデムの性能はまずまずです。

SoC ダウンロード速度
Snadpragon 7s Gen 3 204.2 Mbps
Snapdragon 7 Gen 3 264.5 Mbps
Snapdragon 8 Elite 621.8 Mbps

 

microSDカードリーダーの速度

AQUOS sense10は2TBまでのmicroSDXCカードに対応していますが、microSDXCリーダーの速度も見ておきます。

内蔵メモリから1GiBの画像データをmicroSDカードへ3回書き込んだ平均速度です。

比較 SDカード 書き込み実測値
AQUOS sense10
34.43MB/s
arrows Alpha
43.88MB/s
OPPO Reno13 A
50.10MB/s

SanDisk Extreme Pro UHS-I(黒)で検証。

2025年ミドル機種としては遅めの結果となりました。内蔵ストレージもこの中ではもっとも遅いUFS 2.2なので、それも関係しているかもしれません。

前回のレビューで行った、USB 3.2 Gen 1ポートの速度検証でもUSB 2.0並みの30MB/s未満でしたが、内蔵ストレージの遅さが色々とボトルネック気味に感じます。

AQUOS sense10をクイックレビュー!AnTuTuスコア100万超え!でもUSB3.2に問題あり?
AQUOS sense10を自腹で利用したクイックレビューです。AnTuTuベンチマーク測定、USB速度、画面輝度のチェックなどを行っています。スペック上では見えてこなかった利点・注意点を細かく紹介しています。

 CPDTベンチマークを用いた検証は、なぜかAQUOS sense10ではアプリが動作しなかったので行っていません。

 

ミドルスマホの新しい風、AQUOS sense10

今回AQUOS sense10の性能をレビューをして見えてきたのが、性能の新しさです。

いまだ他社のミドルレンジでは主流なSnapdragon 6 Gen 1や、その延長線上にある7s Gen 2などと比べて、そこから一歩前に出た。そんな印象です。

CPU性能は大幅に進歩したアーキテクチャにより、上位モデルのはずな7 Gen 3まで超えており、しかし発熱はほとんどなくバッテリー持ちも非常に良くて高印象でした。

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一方でGPUやNPU、データ転送、通信速度と言った次に重要となるスコアでは、今までより進歩しているものの、いまだに下寄りなグレードに位置づけられていますが、ゲームのグラフィック性能やデータ転送を重視する場合は、より高性能なAQUOS R10を選べばよく、うまく棲み分けされています。

ほとんどの人にとってAQUOS sense10でも性能的には十分だと思います。

 

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