今回新たにExynos 2600と思われるチップセットのベンチマーク結果が判明しました。
S26シリーズに採用か
韓国メディアによればGalaxy S26シリーズでは再びExynos 2600が採用されると見られており、多数の国で発売される予定です。
これは主に台湾TSMCの半導体価格が高騰し続けており、それに伴ってクアルコムが提供するSnapdragon 8 Eliteシリーズも価格上昇している状況で、製造コストを抑えるために自社製造チップセットの供給量を増やす狙いがあると見られています。
またExynos 2600では世界初となる2nmプロセスを標榜してリリースされると見られており、クアルコムなど台湾ファウンドリを頼るチップ設計メーカーよりも一足先を行くことになります。
前モデルのExynos 2500は日本国内でもGalaxy Z Flip7に採用される形で発売されており、Exynos 2600も何らかの形で日本国内に登場する可能性が高いです。
Exynos 2600の判明したベンチマーク
今回は新たにS5E9965とするサムスンのチップセットがGeekbench上に公開されており、これは未発表のExynos 2600の型番とされています。
CPUベンチマーク結果はシングル2810、マルチ9301となっています。
CPU構成は10コア(デカコア)でプライムコアが3.55GHzで1基、パフォーマンスコアが2.96GHzで3基、省電力コアが2.46GHzで6基の、1+3+6コアという組み合わせです。
またAndroid 16上で実行されメモリは12GBとなっており、以前からリークされているGalaxy S26の仕様に一致しています。
Snapdragon 8 Elite Gen 2には及ばず
以前にSnapdragon 8 Elite Gen 2 for Galaxyを搭載したGalaxy S26 Edgeと見られるデバイスが同じくGeekbench上に登場しましたが、そのスコアはシングル3392、マルチ11515という結果でした。
Galaxy S26 シリーズのベンチマークが公開。Snapdragon 8 Elite Gen 2の性能がすごい
最大クロック数が4.74GHzのプライムコアを2基搭載する8コア仕様で、クロック周波数からして大きく先を行くチップセットです。
今回のExynos 2600のスコアはS25シリーズのSnapdragon 8 Elite for Galaxyには追いつけないものの、通常版のスナドラ8 Eliteや 8 Elite Gen 2 のスコアには並べそうなスコア結果です。
終わり
近年は隔年でExynosがGalaxy Sシリーズに採用される傾向があり、今回のGalaxy S26でも満を持しての登場となるみたいです。
CPUの最大クロック周波数は競合のQualcomm Snapdragon や MediaTek Dimensityはおろか、Google Tensor G5(3.78GHz)よりも低く設定されており、10コアではあるものの省エネ寄りなチップセットな事が伺えます。
世界初の2nmプロセス、その実力に注目が集まります。
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