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AMD、ゲーミングPCにもNPU搭載してAI PCに。Ryzen AI Z2 Extremeをリリース

Windowsガジェットニュース
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Ryzen AI Z2 Extreme

AMDは携帯ゲーミングPC向け(UMPC)のプロセッサーRyzen Zシリーズに新たなラインナップ「Ryzen AI Z2 Extreme」「Ryzen Z2 A」を発表しました。

同チップは同日発表されたmicrosoftとASUSが共同開発したWindows 11搭載のゲーミングPC「ROG Xbox Ally」(アールオージー・エックスボックス・エーライ)に搭載されます。

あの大ヒット作「ASUS ROG Ally」がマイクロソフト製家庭用ゲーム機ブランドのXboxの名を冠したゲーミングPCとして登場するのは驚きです。

ROG XBOX ALLY

同PCの価格は不明です。

2つのRyzen Z2チップ

今回発表された「Ryzen AI Z2 Extreme」「Ryzen Z2 A」の詳しい仕様と比較をしておきます。

 

プロセッサー TDP CPU GPU メモリ NPU
Ryzen AI Z2 Extreme 15-35W 3x Zen5
5x Zen5c
16コア
RDNA 3.5
LPDDR5X-8000 50TOPS
Ryzen Z2 Extreme 15-35W 3x Zen5
5x Zen5c
16コア
RDNA 3.5
LPDDR5X-8000
Ryzen Z2 15-30W 8コア16スレッド
Zen4
12コア
RDNA 3
LPDDR5X-7500
Ryzen Z2 Go 15-30W 4コア8スレッド
Zen3+
12コア
RDNA 2
LPDDR5-6400 – 
Ryzen Z2 A 6-20W 4コア8スレッド
Zen2
8コア
RDNA 2
LPDDR5-6400  –

 

AI対応した Z2 Extreme

Ryzen AI Z2 ExtremeはRyzen AIを搭載したRyzen Z2 Extremeともいうべき存在です。現行のRyzen Zシリーズでは最高峰のハイエンドチップです。

CPUの詳細は明らかではありませんが、Ryzen Z2 Extremeと同じく “3x Zen5+5x Zen5c” というハイブリッド構成だと思われます。

▼50TOPSという処理能力を持つNPUを搭載して、Windows 11のCopilot+PCに準拠するAI PCです。

NPU TOPS性能 基準 Intel Core Ultra 200V,AMD Ryzen AI 300,Qualcomm Snapdragon X,それ未満のApple M4

 

一般PC向けチップで言えば”Strix Point”に相当します。

GPUコアが “12CUのRadeon 880M” から “16CUのRadeon 890M” に強化された「Ryzen AI Pro 360」というべき存在です。

▼16コアを擁するGPU性能は「Ryzen Z2 Extreme」と同じく5.5TFLOPS程度と予想されます。

Radeon 890Mの性能

 

Ryzen Z2 Aは低価格向けですが…

より低価格な構成のROG Xbox Allyに採用されるのがRyzen Z2 Aです。

Ryzen Z2 Aは「CPU:Zen2」+「GPU:RDNA 2」という組み合わせで、Steam Deckのチップと非常に似ています。おそらくはSteam Deckに採用されたチップセットの焼き直しでしょう。

ノート向けチップと比較するとMendocinoを彷彿とさせます。というよりRyzen 7520UのGPU強化版といったほうが正しいのかもしれません。Ryzen 5 7520Uは5万円以下の激安ノートに採用される4コアCPUのチップです。

GPUだけでみると5万~10万円相当のノートに採用される「Ryzen 5 7535U」や「Ryzen 5 7535HS」の内蔵GPUである「Radeon 660M(6コアRDNA 2)」よりわずかに良いです。

正直値段が安いだけでこれを買う意味はあまり見いだせません。

 

Intel Core Ultra に続くか

ROG Xbox AllyをはじめとしてRyzen AI Z2 Extreme搭載の携帯型ゲーミングPCの実売価格が気になります。

10万円未満は流石に厳しいとは思いますが、インテルとの価格勝負を意識して10万円前半では出てくるんじゃないでしょうか。

▼先月にMSIからはIntel Core Ultra 7を搭載した「MSI Claw」が発売されました。

UMPC「MSI Claw」の新モデル登場。Intel Core Ultra 258Vで性能と省エネ性が大幅に向上
MSIから新たなUMPC「MSI Claw 8 AI+ A2VM」が登場しました。Intel Core Ultra 258V搭載で14万円からと、ノートPCを圧倒する高コスパで驚きます。

Intel Core Ultra 7 258V/32GB/1TBという構成で値段も10万円前半からと比較的お手頃でした。

 

携帯型ゲーミングPC戦争

この2025年はNintendo Switch2の発売もありました。

Steam Deckが火付け役となってLenovo Legion GoやMSI Claw、AYANEOなど各メーカー、携帯型ゲーミングPCの戦争が激化しています。

そのブームを牽引して日本国内でもトップクラスの売上を誇るROG Ally。

それに搭載されるRyzen ZシリーズSoCはノート向け以上に高い知名度を誇り注目されているようです。性能など続報を待ちましょう。

 

出展

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