米Qualcomm社はハワイのマウイ島にて、9月23日からSnapdragon Summit 2025を開催する予定です。
そこで次期モバイルプラットホーム向けフラグシップSoCが発表されると見られています。
Gen 5に
複数の海外メディアが報道している内容によれば、そこでSnapdragon 8 Elite Gen 5が発表されるとしており、これは以前までSnapdragon 8 Elite Gen 2という仮名で呼ばれていた8 Eliteの後継チップセットです。
2021年に始まったSnapdragon 8 Genシリーズのモデルナンバーが回帰して、Snapdragon 8 Elite Gen 5になり実質的に初代 8 Eliteが 8 Elite Gen 4だったということになりますが、ナンバリング方式が二転三転しているため混乱が生じる事となっています。
Eliteという名称はPCプラットフォームで発表されたSnapdragon X Eliteに統一する形でモバイルプラットフォーム向けにも利用され、Qualcommチップの中では「プラス」に代わる最上級を意味する用語です。
ユーザー間においてEliteという名称は、ARM社Cortex CPUではなく、クアルコムが独自設計したOryon CPUを採用するチップセットに利用されるとして認知されており、この区別にはEliteという名称をつけ加えれば良いので、特にナンバリングをリセットする意味はなかったということでしょうか。
Snapdragon 8 Elite Gen 5のリーク
以前から大手ベンチマークソフトGeekbenchの公開情報を通じて、CPUの仕様がリークされています。
CPU構成は2+6の合計8コアで初代8 Eliteと同様なものの、人々を驚かせたのがGalaxy S26 Edgeと思われるデバイスに搭載されていた、for Galaxyの名称を冠するであろうオーバークロック版 8 Elite Gen 5の最大クロック周波数で、なんと4.74GHzでさらにこのコアが2基も搭載することになります。
またその一方で驚きなのが通常版 8 Elite Gen 5のクロック周波数で、最大4.19GHzと逆に初代8 Elite の4.32GHzを下回っています。

以上のリークにより、通常版とオーバークロック版で性能差が顕著に開く可能性があると見られています。
Snapdragon X Elite Gen 2は?
またあまり話題とならない PC向けのSnapdrgon X Elite Gen 2が発表されるかどうかにも注目が集まります。
このチップを搭載すると見られる次世代のMicrosoft Surface シリーズは、早ければ10月にも発表されるとも噂されていましたが、ずれ込む可能性が高そうです。

現行のWindows on ARMを搭載して販売されるPCには2024年発表のSnapdragon Xが採用されており、性能的にインテルやAMDに見劣りする部分が大きくなっていますが、以前としてCopilot+PCとしてプレミアムな価格を維持しています。
そろそろ新しいCPUが登場しなければ、プレミアムな価格帯では厳しい状況だと誰しもが感じています。
終わり
来週の発表会ですべて明らかとなることですが、ひとまず噂段階の話として紹介しました。性能だけでなく正式な命名にも注目が集まります。
例年通りまずはXiaomi 17シリーズに初搭載されるとされます。
発表会は9月23日から25日にわたって行われます。
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