
AIで生成されたイメージ
インテルは新しいノートPC向けプロセッサーとなるIntel Core Ultra Series 3(コードネーム:Panther Lake)の製品群を発表しました。
新モデルの一覧
今のところIntel Core Ultra シリーズ3は次の14製品が発表されました。
- Core Ultra 5 338H
- Core Ultra X7 358H / 368H
- Core Ultra X9 388H
- Core Ultra 5 336H
- Core Ultra 7 356H / 366H
- Core Ultra 9 386H
- Core Ultra 5 322 / 332
- Core Ultra 5 325 / 335
- Core Ultra 7 355 / 365
この中で製品の命名規則がCore Ultra 200シリーズから変更されており、今回は次のように別れています。
| シリーズ | CPUコア | GPUコア | NPU (TOPS) |
|---|---|---|---|
| Core Ultra X 300H ハイエンド |
12~16コア
|
10~12コア
|
47~50
|
| Core Ultra 300H CPU重視 |
12~16コア
|
4コア
|
47~50
|
| Core Ultra 300 省電力 |
6~8コア
|
2~4コア
|
47~49
|
最上位となるCore Ultra X 300HシリーズはCPU、GPU、NPUすべてが刷新された最新された最新モデルなのに対して、Xの名前を冠することがないCore Ultra 300HシリーズはGPUが削減されており、そしてCore Ultra 300シリーズはCPUコアが削減された省エネ特化になっています。
いずれもNPUは40TOPS以上の性能を誇っており、これらを搭載したノートはCopilot+PCとして売り出されることが予想されます。
正当進化したCore Ultra X 300Hシリーズ
新しい命名であるCore Ultra X 300Hシリーズは、前モデルに当たるCore Ultra 200H(Arrow Lake)やCore Ultra 200V(Lunar Lake)の正当進化です。
次の3モデルが登場しています。
- Core Ultra 5 338H
- Core Ultra X7 358H / 368H
- Core Ultra X9 388H
性能比較表
次のような性能となります。
Core Ultra X 300Hシリーズの概要
旧世代との比較
メモリはオンボードのみ
メモリはLPDDR5Xのみサポートされるため、すべてオンボード仕様となるので基本的に自分で増設することはできません。
CPU重視のCore Ultra 300Hシリーズ
お次はCore Ultra 300Hシリーズ。
このシリーズは次の4モデルから構成されています。
- Core Ultra 5 336H
- Core Ultra 7 356H / 366H
- Core Ultra 9 386H
性能比較表
Core Ultra 300H概要
上記のX 300Hシリーズとの違いは主にGPUです。
GPUがXe-core 4コアに、GPUリソグラフィがIntel 3となっています。
4コアではあるものの処理能力は約40 AI TOPSに達しており、同じくXe-core 4コアだったCore Ultra 7 255U(8 AI TOPS)などと比べると大きくパワーアップしています。
対応メモリはLPDDR5Xのほか、DDR5-7200にも対応しているので、自分で増設などが行えるモデルも登場すると思われます。
Core Ultra 300シリーズ
最後はノーマルのPanther Lakeです。
これは主に6つの製品に別れます。
- Core Ultra 5 322 / 332
- Core Ultra 5 325 / 335
- Core Ultra 7 355 / 365
性能比較表
省エネ向けCPU
CPU構成では効率コアが0で、Pコア+省電力コアという構成の8コアです。
このシリーズはIntel Core Ultra 200V Lunar Lakeの直接的な後継と言えますが、GPU性能は大きく後退しています。
比較的お手頃価格で登場することが予測され、Lunar Lakeほどプレミアムな価格ではないと考えられます。
肝心の省エネ性ですが、Lunar Lakeはベース17W・最小8Wだったのに大して、こちらはベース25W・最小12Wとなっており、必ずしもバッテリー持ちが向上するとは限らない雰囲気が漂います。
]Core Ultra 5 322 / 332には要注意!
Core Ultra 5 322、Core Ultra 5 332などSKUの末尾が2となるプロセッサーは要注意です。
これらはCore Ultra 5の名前を冠しているものの、CPU 6コア・GPU 2コアという構成なので、Core Ultra 5 335など末尾5のものより大きく劣っています。
今後製品化された際には要注意です。
ベンチマーク
Geekbench
Geekbench Browserで確認できたものを掲載していきます。
調整中と思われるデータなどは除外しました。
| プロセッサー | 項目 | スコア |
|---|---|---|
| Core Ultra X9 388H | シングル | 3066
|
| マルチ | 17924
|
|
| Core Ultra X7 358H | シングル | 2891
|
| マルチ | 16073
|
|
| GPU(Vulkan) | 61824
|
|
| GPU(OpenCL) | 57001
|
|
| Core Ultra 9 386H | シングル | 2849
|
| マルチ | 15434
|
|
| Core Ultra 7 365 | シングル | 2729
|
| マルチ | 10974
|
|
| Core Ultra 5 338H | シングル | 2428
|
| マルチ | 13265
|
|
| GPU(Vulkan) | 39406
|
|
| Core Ultra 7 255H (参考値) |
シングル | 2867
|
| マルチ | 14793
|
|
| GPU(Vulkan) | 39420
|
|
| Core Ultra 7 258V (参考値) |
シングル | 2703
|
| マルチ | 10208
|
|
| GPU(Vulkan) | 38289
|
CPUは期待ハズレ?
CPU性能のパワーアップはそれほど向上していませんでしたが、GPUは1.5倍以上の性能向上です。
肝心のCPUはかなり期待ハズレ…ですが、今回は省エネ志向にシフトしているので、バッテリー持ちの改善に期待されます。
今のところ255HなどArrows Lakeに関してはXシリーズが完全上位互換となりますが、Lunar Lakeに関してはGPU性能・消費電力の観点から必ずしも後の世代に劣るということはなさそうです。
Core Ultra 7 365などが200Vシリーズの後釜ですが、GPUはあまり期待できません。
Lunar Lakeは今でも良い選択肢となりえそうです。


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