9月24日、Xiaomiから小型タブレット Xiaomi Pad miniが登場しました。
8.8インチサイズの小型タブレットと高性能なチップの組み合わせとなるフラグシップタブレットです。
詳細なスペック
判明している範囲です
情報 | 機種名 | Xiaomi Pad mini |
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発売日 | 2025年9月26日発表 | |
チップ | SoC | MediaTek Dimensity 9400+ |
CPU | 1x Cortex-X925@3.73GHz 3x Cortex-X4@3.3GHz 4x Cortex-A720@2.4GHz |
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GPU | Immortalis-G925 MC12 | |
NPU | NPU 890 | |
RAM ROM |
構成 | 8GB/256GB 12GB/512GB |
規格 | メモリ:LPDDR5X | |
ストレージ:UFS4.1 | ||
外部ストレージ | なし | |
画面 | 画面 | 8.8インチ /液晶 /DCI-P3 /DC調光 3008×1880@165Hz 16:10 /403ppi |
明るさ | 通常輝度600nit /屋外輝度700nit | |
タッチサンプリング | 372Hz、ペン利用時240Hz 瞬間1080Hz |
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ペン対応 | Lenovo Tab Pen Pro | |
外観 | 本体素材 | メタルユニボディ |
サイズ | 205.13 x 132.03 x 6.46 mm | |
重さ | 326 g | |
カラー | パープル、グレー | |
カメラ | フロント | 13MP f/2.2 センサーサイズ 1/3.06 |
インカメ | 13MP f/2.28 センサーサイズ 1/4 |
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動画撮影 | 4K30FPS(フロント) 1080p@60FPS(フロント)、30FPS 720p@30FPS |
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バッテリー | 容量 | 7,500 mAh |
充電 | 67W ハイパーチャージ PD2.0、PD3.0、18W逆充電 USB-C x2 |
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通信 | ネットワーク | Wi-Fi 7 /Bluetooth 5.4 |
SIM | 非対応 | |
その他 | オーディオ | デュアルステレオスピーカー Dolby Atmos AAC / LDAC |
USB | USB 3.2 Gen 1@5Gbps(長辺) USB 2.0(短辺) |
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防水 | – | |
生体認証 | 顔認証 | |
AI | Xiaomi HyperAI | |
サポート | OS | Xiaomi HyperOS 2 |
アップデート | 不明 | |
付属品 | 充電器、ケーブル | |
別売り | Xiaomi Focus Pen |
メタルユニボディの小型デバイス
8.8インチのボディはメタルユニボディで、フレームとバックパネルに継ぎ目のない一体型です。
重さは326gなのでサイズの割に軽いという印象はありませんが、大型タブレットに比べると物理的な重さが軽減されています。
カラーはグレー、パープルの2色があります。
MediaTek Dimensity 9400+の性能
チップセットは2025年モデルの最高峰となるMediaTek Dimensity 9400+(3nm)を搭載します。Snapdragon 8 Elite などと並ぶフラグシップモデル向けのSoCです。
以下は同じチップセットを搭載するタブレットのGalaxy Tab S11(256GB)にて計測したAnTuTu v10のスコアです。
おおよそ230万点程度です。
内部構造ではAndroidタブレットで初とするチップセットを中央に置くことで、熱を均等に分散する高効率な冷却を実現して、スピーカーやバッテリーを左右対称的な構造で配置したことがアピールされています。
またメモリは8GB/256GB、12GB/512GBの2構成で、いずれもUFS 4.1ストレージを内蔵しています。
8.8インチのディスプレイは16:10比率なので縦長なため片手で鷲掴みもできるとしています。(横幅は約13cm)
3K解像度にDCI-P3をカバーする高精細かつ色鮮やかで、165Hzのリフレッシュ レートに対応しています。
DC調光機能やブルーライト軽減、フリッカーフリーも備えており、長時間タブレットを利用したとしても眼精疲労を抑えられるといいます。
ディスプレイ輝度は600nitで屋外におけるHBM輝度は700nitまで上昇するとされており、そこまで明るいわけではありませんが炎天下でなければ屋外でも視認性が良いと思います。
またスタイラスペンではXiaomi Focus Pen(日本販売価格14,980円)に対応しており、ミリ秒レベルの低遅延と8192段階の筆圧検知、240Hzのタッチサンプリングレートに対応しています。
デュアルUSB-Cポート
縦と横方向に一つずつ、USB-Cポートを内蔵しています。
長辺にあるUSB-CはUSB 3.1 Gen 1をサポートしており、最大5Gbpsの転送速度です。充電しながらデータ転送や、周辺機器との接続が可能となります。
販売価格
Xiaomiは429ドルから販売することを明かしており、日本円換算では税込み約7万円となります。
iPad mini を意識した製品とされ、iPad miniの128GB 78,800円(499ドル)よりも安価な上に256GBで、さらにリフレッシュレートは165Hz対応なのでスペック勝負ではこちらの圧勝です。
同じ小型タブレットとしてはREDMAGI Astraがあり、あちらはSnapdragon 8 Eliteと12GB/256GBストレージで87,800円となり、強力なライバルになりそうなタブレットです。
MediaTek Dimensity 9400+搭載のタブレットとしてはGalaxy Tab S11シリーズがあり、ペンとキーボード込みで12GB/128GBが799ドルで、日本円は129,030円からです。
色々比較してみると、Xiaomi Pad mini はコスパに優れているように感じます。
終わり
日本では9月26日に発表される見込みです。
8インチのタブレットが欲しいとするユーザーの声に答えた製品で、今年はLenovo Legion Tab やREDMAGIC Astraなど多数登場しています。
待望の製品ではありますが、先日MediaTek Dimensity 9500やSnapdragon 8 Elite Gen 5が登場したばかりで、性能に対して一番熱意が失われるタイミングでリリースされています。
また値段を考えたら仕方ない部分もありますがメモリ8GBスタートも残念な構成で、スペック帯から16GB/512GBを望む声もあります。

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