
2026年最新プロセッサーのMediaTek Dimensity 9500の性能・ベンチマークを測定します。
購入を検討されている方はご参考ください。
MediaTek Dimensity 9500の概要
最先端のフラグシップ
搭載するチップはMediaTek Dimensity 9500です。
2025年後半にリリースされたフラグシップモデルで、Cortexではなく名称が変更された新しいArm C1-CPUクラスタが採用されているのが特徴です。
同世代のライバルはSnapdragon 8 Elite Gen 5・Google Tensor G5・Apple A19 Proなどで、いずれも2025~2026にかけての最先端スマホに搭載されます。
MediaTek CPUのヒエラルキーでは6000から9000まで存在していて、当然9000シリーズはフラグシップ(看板モデル)に位置づけられます。
| MediaTek Dimensityの序列 | ||
|---|---|---|
| 9000シリーズ | フラグシップ | 最高峰の製品に搭載され、CPUやGPUどれも最高クラス。 |
| 8000シリーズ | ミドルハイ | 重たいゲームもこなせるGPUを兼ね備える。 |
| 7000シリーズ | ~ミドル | 安価なデバイス向け、CPU性能が並水準に向上。 |
| 6000シリーズ | ローエンド | 安価なデバイス・入門機向け。 |
今のところ日本で購入できるDimensity 9500を搭載したスマホはOPPO Find X9だけです。
OPPO Find X9の性能
測定端末に利用するOPPO Find X9はMediaTek Dimensity 9500・メモリ16GB(LPDDR5X)・ストレージ512GB(UFS 4.1)を搭載したハイスペックなスマホです。
AnTuTu総合性能の測定などはメモリやストレージの性能も影響を与えますが、あまり足を引っ張ることにはならなさそうです。
またOPPO Find X9の標準OSとなるColor OS 16には端末のパフォーマンスを制御するバランスモードと、解放する高パフォーマンスモードの2種類の設定プロファイルがあります。
OPPO Find X9の設定
以下のベンチマークの実行では、すべてパフォーマンスモードを高パフォーマンスにして測定しています。
Dimensity 9500 ベンチマーク結果!!
Dimensity 9500 AnTuTu
最新のAnTuTu v11.0.8の実行結果です。
間髪入れずに3連続で実行しました。
▼スコアの比較はこちら
1度目の実行後は非常に温度が低く少し温かい程度で、涼しい顔をしてスナドラ8Eliteのスコアを悠々と超えてくる、そんな印象です。
3度目実行後でも本体表面は最大46度程度で、昨今のハイエンドスマホとしては普通の発熱かなと思います。
旧バージョンでの測定
AnTuTu v10でも300万点に近いスコアで、Snapdragon 8 EliteやDimensity 9400+とよりスコアを引き離しています。
| 比較 | AnTuTu 10 総合スコア |
|---|---|
| Google Tensor G5 | |
| Dimensity 8400 | |
| Snapdragon 8s Gen 4 | |
| Dimensity 9400+ | |
| Snapdragon 8 Elite | |
| Dimensity 9500 |
Dimensity 9500 Geekbench
CPU・GPU演算能力を見る定番のベンチマークGeekbench 6測定結果。
▼比較
| 比較 | Geekbench 6 CPU |
|---|---|
| Snapdragon 8s Gen 4 | |
| Google Tensor G5 | |
| Dimensity 9400+ | |
| Snapdragon 8 Elite | |
| Snapdragon 8 Elite for Galaxy | |
| Dimensity 9500 | |
GPU Vulkanでの比較
| 比較 | Geekbench GPU Vulkan |
|---|---|
| Snapdragon 8s Gen 4 | |
| Dimensity 9400+ | |
| Snapdragon 8 Elite | |
| Snapdragon 8 Elite for Galaxy | |
| Dimensity 9500 |
CPUスコアはDimensity 9400+やSnapdragon 8 Eliteよりも大幅にパワーアップしていますが、Snapdragon 8 Elite for Galaxyとはやや有利ながらも互角といった感じです。
GPUスコアでは過去世代を引き離してスコアを伸ばしました。
Dimensity 9500 PCMark Work 3.0
PCMark Work 3.0はWebブラウジング・動画編集・画像編集・ドキュメント編集・データ管理を実行した総合性能を競うベンチマークです。
Webブラウジングなどではフレームレートも評価されるため、より高いフレームレートを実行できるリフレッシュレート120Hzで実行した場合ほうがスコアが伸びます。
60Hz・120Hzでパターンテスト
総合点は19178点で、特に写真編集や動画編集のスコアが高いです。
しかし他の機種と比較してスコアが低く、CPUクロック数は3GHzにも達していなかったので、これがフルパワーではなさそうです。
| 最新機種で比較 | PCMark Work 3.0 performance |
|---|---|
| Nothing Phone (3a) lite | |
| AQUOS sense10 | |
| Pixel 9a | |
| arrows Alpha | |
| OPPO Find X9 | |
| Galaxy S25 | |
| POCO F7 Ultra |
PCMark Work 3.0 battery life 計測結果まとめ
3DMark
グラフィックベンチマークの定番3DMarkです。
オフスクリーンで仮想3Dゲームを実行するUnlimitedモードでの計測です。PCなどのスコアとも比較できます。
3DMarkにて実行した仮想3Dゲームの特徴は次の通りです。
- Wild Life:軽量1440p
- Wild Life Extreme:重量級4K
- Steel Nomad Light:重量級1440p(最新)
非常に高いスコアが出ていました。
4Kの重たいゲームでも30fps程度は安定して出るので、普通にプレイできます。
| 比較 | Wild Life Extreme Unlimited |
|---|---|
| Google Tensor G5 | |
| Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy | |
| Snapdragon 8 Elite | |
| Dimensity 9400+ | |
| Snapdragon 8 Elite for Galaxy | |
| Dimensity 9500 |
ブラウザベンチマーク
普段使いに直結するブラウザベンチマークで計測です。
Chrome143にてCPUシングルスコアのみを計測するGoogle Octane 2.0および、マルチスコアにも対応するOctane 2.0 Plusよる検証です。(CPUシングルスコア)
OPPO Find X9でのスコアはかなり低く、実行性能ではSnapdragon 8 Gen 3のピークパフォーマンス程度でしたが、安定して出すことができていたので悪くはなさそうです。
ブラウザなどではパフォーマンスがある程度制御されているようで、パフォーマンス設定を変更したりしてもこれ以上の向上は見込めませんでした。
Octane 2.0 Plusではシングルスコアは壊滅している一方で、マルチコア性能はバグったような高すぎる数値が出ており、その片鱗を覗かせています。
その他のブラウザベンチマーク測定結果
いずれもSnapdragon 8 Eliteで測定したスコアよりも大幅に低かったです。しかしSpeedometer3.1だけはきちんとした動作をするのか、スナドラ8Eliteを上回りました。
OPPO Find X9は最先端な性能!
MediaTek Dimensity 9500は色々ベンチマークで、今までのラインを軽々と超えていく最先端の性能を見せてくれました。
OPPO Find X9ではパフォーマンスを無理して出すという感じではなく、前世代のDimensity 9400やSnapdragon 8 Eliteなどのスコアを発熱を抑えた状態で上回るよう設定されているようです。
これがDimensity 9500のフルパフォーマンスではなさそうですが、実用的な範囲内ではちょっと熱い程度でゲームなどが楽しめるので非常に良い設計です。
Dimensity 9500は前世代のパフォーマンス以上を出しても、発熱などを抑えられているという明確に過去を超えているチップセットでした。































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