motorola mobilityは9月30日、新しい折りたたみスマホのmotorola razr 60 シリーズの発売を発表しました。
新たに登場するのは下位モデルのmotorola razr 60と、上位モデルのmotorola razr 60 ultra の2機種です。
10月10日(金)からmotorola razr 60が発売されて、12月以降にはmotorola razr 60 ultra が発売される見込みですが、motorola razr 60 ultraの詳細は明らかとされていません。
motorola razr 60 詳細なスペック
情報 | 機種名 | motorola razr 60 |
---|---|---|
発売日 | 2025年10月10日 | |
チップ | SoC | MediaTek Dimensity 7400X(TSMC 4nm) |
CPU | 4x Cortex-A78@2.75GHz 4x Cortex-A55@2.05GHz |
|
GPU | ARM Mali-G615 MC2me | |
NPU | NPU 655 | |
RAM ROM |
構成 | 8GB/256GB*キャリア版 12GB/512GB*SIMフリー版 |
規格 | LPDDR4X | |
UFS 2.2 | ||
外部ストレージ | – | |
メイン画面 | 仕様 | 6.9インチ pOLED 2640×1080 /413ppi /22:9 Corning Gorilla Glass Victus |
明るさ | ピーク輝度:3000nit | |
リフレッシュレート | 最大120Hz LTPO タッチレート:220Hz/300Hz(ゲーム) |
|
サブ画面 | メイン | 3.6インチ AMOLED 1056×1066 /413ppi /1:1 |
明るさ | ピーク輝度:1700nit | |
リフレッシュレート | 最大90Hz LTPS タッチレート:120Hz |
|
外観 | サイズ | 171.30 x 73.99 x 7.25 mm(展開時) 88.08 x 73.99 x 15.85 mm(折り畳み時) |
重さ | 188 g | |
素材 | ヒンジ:チタン | |
カラーと背面素材 | ジブラルタルシーネイビー(ナイロン調) ライトスカイホワイト(アセテート) パルフェピンク(レザー調) |
|
カメラ | メインカメラ | 5000万画素 F1.8 OIS センサーサイズ1/1.95 |
超広角カメラ | 1300万画素 F2.2 画角120° センサーサイズ1/3.1 マクロ撮影 |
|
動画撮影 | 4K@30fps 1080p@30,60fps スロー:FHD@120fps, HD@240fps |
|
インカメ | 3200万画素 F2.45 4K@30,60fps |
|
バッテリー | 容量 | 4,500 mAh |
充電 | 30W Turbo Power / PPS | |
ワイヤレス | 15W Qi | |
通信 | ネットワーク | Wi-Fi 6E /Bluetooth 5.4 |
SIM | nanoSIM+eSIM | |
バンド帯 | 5G:n1 /3 /5 /28 /41 /66 /77 /78 4G LTE:B1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /11 /12 /17 /18 /19 /20 /26 /28 /38 /39 /40 /41 /42 /66 3G:B1 /2 /4 /5 /8 2G:850 /900 /1800 /1900 |
|
NFC | おサイフケータイ | |
その他 | サウンド | ステレオ |
USB | USB-C 2.0 | |
防水耐久 | 防水:IP48 | |
生体認証 | 顔/指紋(側面) | |
AI | Geminiなど | |
サポート | OS | Android 15 |
アップデート保証 | 不明 | |
付属品 | SIMピン カバー*SIMフリーモデルのみ |
デザイン、カラーで変わる素材
本体の背面素材はナイロン調、レザー調、アセテートの3種類が存在しており、それぞれジブラルタルシーネイビー、パルフェピンク、ライトスカイホワイトに対応します。
アセテート(ライトスカイホワイト)は綿や木材パルプから得られる天然繊維素材を使用した、半合成繊維素材です。
単なる色の違いだけでなく、背面素材が変わるため商品を選ぶ際には要注意です。
キャリア版も発売
ソフトバンクからmotorola razr 60s、ドコモではrazr 50dに引き続きmotorola razr 60d の名称でキャリアモデルとして発売されます。
いずれも内蔵メモリは8GB/256GBとなっており、SIMフリー版の12GB/512GBよりも下位の構成になっています。
またドコモ版では他にも違いがあり、対応周波数帯は4G:B11に非対応ですが、4G:B21と5G:n79に対応しており、また取り扱い色はジブラルタルシーネイビーおよびライトスカイホワイトの2色となります。
性能
搭載するプロセッサーはMediaTek Dimensity 7400Xで、4nmプロセスで製造されているミドルグレードチップセットです。
motorolaが公表したSIMフリー版のスペック情報によればCPUのクロック周波数は2.75GHz+2.05GHzとなっている一方で、ソフトバンクやドコモが公開した情報ではMediaTekが公開している仕様と同じ2.6GHz+2.0GHzと記載されています。
よりメモリの多いSIMフリー版は上位版として多少クロックを上げているのかもしれませんが、SoCをオーバークロックしている例はあまり見ないので、motorola による記載ミスが疑われます。
チタン製ヒンジで耐久性の向上
motorolaはチタン製のプレートヒンジを採用していることで、折りたたみ式のヒンジの耐久性に対する不安を解消しているとアピールしています。
カメラは前作razr 50 と同様に背面ディスプレイの中にシームレスで配置されて、大型なサブディスプレイはそのまま小さい画面のスマホとして機能します。
増強されたバッテリー
4,500 mAhの大容量バッテリーを搭載しており、前モデルのrazr 50 よりも500mAh増加しています。
フリップ型の折りたたみスマホはその構造上、普通のスマホに比べると大型バッテリーを搭載することは難しいとされていますが、フリップスマホの中ではかなり多くのバッテリーを搭載しています。
motorola razr 60 販売価格まとめ
通常販売価格は次の通りです。
販売チャンネル | 販売価格 |
---|---|
公式ストア (12GB/512GB) | 135,801円 |
IIJmio (12GB/512GB) | 135,800円 94,800円(他社から乗り換え) |
docomo (8GB/256GB) | 126,060円 |
ソフトバンク (8GB/256GB) | 119,520円 |
またAmazonでは10月2日現在、SIMフリー版が112,545円にて予約販売されています。公式ストアよりも安いのでお見逃しなく。

返却前提なら いきなりお得に
またドコモ、ソフトバンクではすでに返却を前提とした購入プランが案内されており、ソフトバンクが販売開始から早々にぶっ飛んだ価格で提供しています。
ソフトバンクの場合、他社から乗り換えまたは新規契約によって、13ヶ月目に端末を返却することで支払総額22,012円で済み、さらに25ヶ月目に返却する場合でも支払総額22,024円です。

ドコモの場合、他社から乗り換えまたは新規契約で23ヶ月目に返却すれば、総額82,500円となります。
motorola razr 60 ultra は
最上位モデルとなるmotorola razr 60 ultra は12月に販売が開始される予定で、SIMフリー版がIIJmioより販売される予定で、その他にauがキャリアモデルの取り扱いを公表しています。
日本においてはそれ以上の詳細は明かされていませんが、アメリカなどではすでに販売が開始されており、スペックが公表されています。
- Snapdragon 8 Elite
- 16GB/1TB(UFS 4.0)
- 4,700mAh
- 68W充電、30Wワイヤレス充電
- USB 2.0
- 7.0インチ前面ディスプレイ
2992×1224@165Hz
ピーク輝度4500nit - 4.0インチ背面ディスプレイ、165Hz
ピーク輝度3000nit
メモリ構成は日本市場向けで変動する可能性があることに注意です。
アメリカでは1499ドルで販売されていますが、すでにキャンペーンで1099ドルまで値下がりしています。
終わり
motorola razr 60 はマイナーチェンジで性能の割に値段設定がかなり高めですが、ソフトバンクで返却前提の端末購入であれば、販売開始早々に支払総額2万円程度で2年間利用することができます。
発売開始前の情報としては、返却前提で購入する手段が最適解なスマホで、逆に一括購入を考えている人であれば、さらなる値下げを待つか、型落ちとなったrazr 50を狙うほうが懸命だと感じました。
motorola razr 60シリーズはすべての販売チャネルで10月10日に販売開始で、motorola razr 60 ultra は12月以降となります。
コメント