Xiaomiが中国にて新しいAndroidタブレット「Xiaomi Pad 7s Pro 12.5」を発表しました。今のところ日本での発売は未定です。先月発表された Xiaomi Pad 7 Ultra の廉価モデルです。
Ultraと同様に通常のモデルと低反射加工が施されたディスプレイの2バージョンが存在します。
▼反射が70%抑えられているといいます
詳細なスペック
▼現時点で判明していることです
基本情報 | |
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機種名 | Xiaomi Pad 7s Pro 12.5 |
メーカー | Xiaomi |
発売日 | 2025/06/27(中国) |
プロセッサー | |
SoC | Xiaomi XRING O1(3nm) |
CPU | 2x Cortex-X925@3.4GHz 4x Cortex-A725@3.0GHz 2x Cortex-A725@1.9GHz 2x Cortex-A520@1.8GHz |
GPU | Immortalis-G925@16コア |
NPU | 44TOPS |
メモリ情報 | |
構成 | 8GB/256GB 12GB/256GB 12GB/512GB 16GB/512GB 16GB/1TB |
メモリ規格 | 8GB/12Gb:LPDDR5X 16GB:LPDDR5T |
ストレージ規格 | ストレージ:UFS 4.1 |
外部ストレージ | – |
ディスプレイ | |
画面 | 12.5インチ/液晶/P3 3200×2136/3:2/308dpi Corning Gorilla Glass 5(低反射版) |
明るさ | ピーク輝度1000nit |
リフレッシュレート | 最大144Hz タッチサンプリングレート360Hz スタイラスペン240Hz |
ペン対応 | Xiaomi フォーカス スタイラス |
外観 | |
本体素材 | 金属ユニボディ |
サイズ | 279.14 x 191.96 x 5.8 mm 279.14 x 191.96 x 5.85 mm(低反射版) |
重さ | 576 g 585 g(低反射版) |
カラー | 紫 / 黒 / 茶 / 緑 |
カメラ | |
メインカメラ | 5000万画素, F値1.8, センサーサイズ:1/2.7 |
動画撮影 | 4K@30,60fps 1080p@30,60fps 720p@30fps |
インカメ | 3200万画素, F値2.2, センサーサイズ:1/3.6 動画撮影:1080p@30fps / 720p@30fps |
フラッシュライト | あり |
バッテリー | |
容量 | 10610mAh |
充電 | 最大120W急速充電/USB-PD3.0対応 逆充電:7.5W |
ワイヤレス | – |
通信機能 | |
ネットワーク | Wi-Fi 7 /Bluetooth 5.4 |
SIM | – |
GPS | – |
その他 | |
サウンド | 6スピーカー、Dolby Atmos AAC / LDAC / LHDC5.0 |
USB | USB 3.2 Gen 1@5Gbps |
防水 | – |
生体認証 | 指紋認証(電源ボタン) |
サポート | |
OS | Xiaomi HyperOS 2 |
アップデート保証 | 不明 |
付属品 | ACアダプタ/充電ケーブル *ポリッシングクロス(低反射版) |
アクセサリー | スタイラスペン(8192段階の筆圧、ワイヤレス充電) タッチパッド付きフローティングキーボード(金属製) |
性能はややダウンか
チップセットはXiaomiが独自開発したとされる XRING O1 が搭載されます。
AnTuTuスコア300万点超えをアピールしていた Xiaomi Pad 7 Ultra のときと違い、プライムコアのクロック数が3.7GHzから3.4GHzに低下しており、ミドルコアも3.0GHzに落ちています。なので多少は性能が落ちていると思われます。
ディスプレイ・筐体
ディスプレイは12.5インチのP3対応の液晶パネルを搭載しています。
Xiaomi Pad 7 Ultra のようなノッチはなくスッキリとしたデザインです。解像度は3.2Kでアスペクト比は3:2、輝度は最大で1000nitです。ディスプレイの反射を70%低減した低反射版のオプションもあります。
筐体は金属のユニボディです。薄さはわずか5.8mmで、576gと画面の大きさから考えると軽量です。10610mAhの大容量バッテリーと120W急速充電に対応しています。またオプションにはマグネシウム合金で作られたフローティングキーボードタイプカバーもあります。
▼まとめ
6スピーカー対応
Xiaomi Pad 7 Ultra は4スピーカーでしたが、この Xiaomi Pad 7s Pro 12.5 はなんと6スピーカーの超豪華仕様です。
▼ドルビーアトモスにも対応するみたいです
Xiaomi Pad 7 Ultra との違い
先に発表されたXiaomi Pad 7 Ultra から変化したことをまとめました
- サイズ:14インチ → 12.5インチ
- ディスプレイ:OLED 1600nit 120Hz→ 液晶 1000nit 144Hz
- SoCのクロック:3.7GHz → 3.4GHz
- 薄さ:5.1mm → 5.8mm
- スピーカー:4つ → 6つ
- USB3.2:Gen2@10Gbps → Gen1@5Gbps
かならずしも劣化だけでなく、スピーカーの個数など一部で見直しされていました。
価格
いまのところ中国でのみ販売されています。低反射版のモデル512GB以上限定で少々高額です。
▼日本円は1元=20.36円、税込みで計算
中国版での価格 | ||
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構成/機種 | 通常版 | 低反射版 |
8GB/256GB | 3,299元 (約74,000円) |
– |
12GB/256GB | 3,599元 (約80,000円) |
– |
12GB/512GB | 3,899元 (約87,000円) |
4,099元 (約92,000円) |
16GB/512GB | 4,099元 (約92,000円) |
4,299元 (約96,000円) |
16GB/1TB | 4,499元 (約100,000円) |
4,699元 (約105,000円) |
ちなみにXiaomi Pad 7 Ultra は12GB/256GBからで5,700元(約127,000円)でした。開始価格は5万円程度安いです。Ultraで一番高額な16GB/1TBの低反射版は7400元(約165,000円)でした。
期待を裏切らない廉価
12.5インチと丁度良いサイズのメインストリームです。ディスプレイは3:2なので大きいですが。576gと軽量で、薄さ5.8mmのボディに惹かれます。クロック数が下がっているのでスペックダウンはしているものの、ほとんど気にする必要がないでしょう。
値段面ではXiaomi Pad 7 Ultra よりも大幅に安くなりました。値段的にはまだまだ高いですが手は出しやすいです。日本で発売すればこちらのほうが断然売れそうです。スペックはあまり落としてないにも関わらず、値段は大幅に下がっており、廉価モデルのお手本のような存在です。
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