本日4月9日に日本でも発表されました。
海外では一足早く発表されていましたが、日本はおまたせでした。
早速見ていきたいと思います。
日本価格
8GB/128GBで79800円、8GB/256GBで94900円です。アメリカでは128GBが499ドルなので、日本円は消費税を考慮すれば145円程度の換算です。現在の為替よりやや安いとは言え、Pixle 8a(72600円)からさらに1割程度の値上げです。
下取りマジックはなし
去年のPixel 8aは2017年発売のsony Xperia XZ1 Compactが38000円で下取りされるという珍事が発生してお祭り騒ぎになりましたが、今年はサプライズ的なものは何もなし。めぼしい下取りを記しておきました。
- Pixel 6a 25,100円
- Pixel 7a 28,000円
- Pixel 8a 30,000円
- Pixel 5a 20,000円
- iPhone SE2 64GB 25,100円
- iPhone SE3 64GB 27,000円
中古相場よりせいぜい1万円程度お得なぐらいです。すでにPixel 7a や Pixel 8aを購入した人は特段の事情がない限りは買い替えるメリットはありません。
微妙な性能、RAM8GBが残念。しかし
Tensor G4はAnTutuが100万台前半とされているので値段の割には残念な製品と言わざるを得ません。同じ値段でGalaxy S24 FEが発売されており、あちらはAnTutu 150万程度のSnapdragon 8 Gen 2相当で、7年サポートや望遠レンズもあります。Google Pixelのメリットであるサポート期間の長さも競合に追い詰められています。
しかし性能が低いと言ってもTensor G4はCPUにSnapdragon 8 Gen 3と同じCortex-X4が採用されているのでそれなりに高速化しています。Pixel 9と同じくRAM12GBならかなり魅力的でした。
実用性という点において、Pixel 9aは最大輝度1800nitとされているので真夏の炎天下でもディスプレイの視認性がよく使いやすいスマホではないかと思います。ここは他の廉価スマホとは違ういいところです。
ベゼルとゴリラガラス3

ベゼルは太く、ディスプレイの保護はゴリラガラス3という10年近く前の規格です。廉価版なので上位とはデザインも差別化しなくてはならない事情はよくわかります。とはいえ値段が値段なだけにチープさを感じざるを得ません。背面カメラは引っ込みを抑えたデザインで概ね好評なようです。
ばら撒きタイム終了か
今までGoogle Pixelは安値でばらまかれ続けましたが、年々セール内容が渋くなっています。Android界におけるマイクロソフトSurfaceのような立ち位置なので、他メーカーを差し置いてセールしてシェアを削るマネはよろしくないのでしょう。ビジネスパートナーである他Androidスマホメーカーの商売を邪魔しないような製品を販売する路線が本来は正しいはずです。高性能でコスパの良いスマホが欲しい人は「ぜひそっちを買ってね」というグーグルの決別のようにも感じられます。これからも値段の割に性能低めな魅力の薄い製品を販売することが予測されます。一部のGoogleブランド愛好家以外は購入しない製品になるでしょう。
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