今回はいま全米が驚愕しているのちょっと面白いアメリカのスマホ事情をお届けします。
アメリカ現大統領ドナルド・トランプ氏の息子らが運営している会社「トランプ・オーガナイゼーション」は、アメリカにてTrump Mobile というMVNOサービス(格安SIM)を提供すると発表しました。
ドナルド・トランプ氏がアメリカの第45代大統領および第47代大統領に就任したことにちなんで、「47プラン」という月額47.45ドル(日本円で税込み約7,547円)の高額なプランを提供します。
その47プランには「通話かけ放題」「無料SMS」「データ無制限」「無料国際電話」が含まれます。SIMの配送にかかる手数料や送料は無料で、契約解除に伴う違約金や、契約時の信用調査等の審査はないそうです。
▼サービスの概要
高額ではあるものの、満足の行くプランとなりそうです。
またおまけに Drive America社が提供するロードサイドアシスタンスや、その他「バーチャル医療や処方薬の簡単な注文と配送などの遠隔医療サービス」が受けられるとしています。
アメリカ製を謳うT1 Phoneの登場
Trump Mobileは2025年9月にMade in The USAを謳うT1 Phoneを発売する予定です。
MVNOサービスであるTrump Mobileを契約する場合はスマホを持ち込み、SIMだけを入れ替えるという日本の格安SIMでも一般的な形態を取っていますが、驚くことにオリジナルスマホまで提供するようです。
T1 Phone の背面にはトランプ大統領の頭文字であるTとアメリカ星条旗が刻印され、壁紙にはトランプ大統領の代名詞でもある「Make America Great Again」通称MAGAが記載されています。
▼ T1 Phone
499ドル(日本円では税込み約8万円)で提供されます。
▼明らかになったスペック
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T1 Phone 8002 (Gold Version)
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6.8インチ パンチホールAMOLEDスクリーン
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120Hzのリフレッシュレート
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RAM 12GB/ ROM 256GB+microSD
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50MPメインカメラ/2MPマクロカメラ/2MP深度センサー
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5000mAhバッテリー/20W USB-PD急速充電
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指紋センサーとAI顔認証
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USB-C 2.0/3.5mmイヤホンジャック
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Android 15
ほぼ最新のAndroid 15 OSに、120Hzのリフレッシュレートを備えたディスプレイ、12GBのメモリとmicroSDカードで拡張可能な256GBストレージ、イヤホンジャックまで備えます。
499ドルの価格を考慮すればコスパが良いとまで言えそうなスペックです。
SoCなど具体的な性能に関しては明らかにしていませんが、低価格スマホにありがちなカメラの構成を採用していることから、そこまで良いチップセットは採用していないように思えます。アメリカ製をアピールするぐらいなのでQualcomm Snapdragon でしょうか?
さらなる詳細は追って近日公開予定だそうです。
アメリカでは流行る?
アメリカ製のT1 Phone はどこまでがMade in The USAなのかが気になりますね。499ドルという手頃な価格を見るに、おそらく完全にアメリカ製造ではないと思います。
スペック的には悪いようには思わず、むしろ良好に見えます。
アメリカでは国産スマホとしてAppleのスマホ iPhone の支持が根強いですが、これからはこのT1 Phone が流行るのでしょうか?
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