レノボ・ジャパン合同会社は9月24日、新しいAndroidタブレットのLenovo Yoga TabおよびLenovo Idea Tab Plusの発売を公表しました。
今月9月に開催されたLenovo Innovation World 2025にてグローバル市場に発表された新モデルで、予告どおり日本市場でも9月に登場しました。
Yoga Tab、奇妙な6コアのスナドラ8Gen3搭載
Lenovo Yoga Tab はCPUが6コアになったSnapdragon 8 Gen 3 を搭載した11.1インチのタブレットです。中国市場ではXiaoxin Pad Pro GTの名称で販売されているモデルです。
SoC | Snapdragon 8 Gen 3(QCM8650Q) |
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CPU | 1x Cortex-X4@3.3GHz 4x Cortex-A720@2.95GHz 1x Cortex-A520@2.1GHz |
GPU | Adreno 750 |
NPU | 20 TOPS |
メモリ | 12GB/256GB(LPDDR5X+UFS4.0) |
外部ストレージ | なし |
画面 | 11.1インチ /LTPS /DCI-P3 解像度3200×2000@144Hz Corning Gorilla Glass 7i 明るさ:600nit /ピーク輝度 800nit |
明るさ | 600nit / ピーク輝度800nit |
本体素材 | メタルユニボディ |
サイズ | 255.52 x 165.84 x 6.2 mm |
重さ | 458g |
ネットワーク | Wi-Fi 7 /Bluetooth 5.4 SIM・GPS非対応 |
バッテリー | 8860mAh、最大67W急速充電 |
OS | Android 15 |
日本市場では12GB/256GBメモリ、クリーム色っぽいシーシェルカラー、45WのUSB-Cアダプター、8192段階の筆圧検知に対応したスタイラスペンLenovo Tab Pen Proがバンドルされて発売されることとなりました。
その他キーボードパックやフォリオケースはオプション購入品です。
キーボードケースのキックスタンドや、フォリオケースはマグネット式です。
詳しいスペックは下記記事にまとめています。

11.1インチの割に458gで比較的軽量、薄さは6.2mmで十分スタイリッシュなタブレットです。性能もパワフルで高級感のあるメタルユニボディを採用するなど、他社のハイエンドタブレットと真っ向勝負しうるハイコスパタブレットです。
またOSアップデートはAndroid 15から3回のOSアップグレード、4年間のセキュリティパッチが提供されます。
今年始めに登場したLenovo Yoga Tab Plusは上位モデルにあたり、より強力な8コアCPUの通常版Snapdragon 8 Gen 3と、16GB/256GBメモリを搭載した12.7インチのタブレットでした。
Idea Tab Plus
より安価なペンタブレットとしてLenovo Idea Tab Plus も登場しています。こちらはIdea Tab Proの廉価モデルという位置づけで販売され、サイズは12.1インチです。
SoC | MediaTek Dimensity 6400 |
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CPU | 2x Cortex-A76@2.5GHz 6x Cortex-A55@2.0GHz |
GPU | arm Mali-G57 MC2 |
NPU | – |
メモリ | 8GB/128GB 8GB/256GB |
外部ストレージ | 最大2TBのmicroSDカード |
画面 | 12.1インチ /IPS液晶 /96% DCI-P3 2560×1600@90Hz 明るさ:600nit /屋外輝度 800nit |
本体素材 | メタル |
サイズ | 278.8 x 181.05 x 6.29 mm |
重さ | 約530g |
カラー | サンドローズ /ルナグレー /クラウドグレー |
ネットワーク | Wi-Fi 5 /Bluetooth 5.2 SIMなし・GPSあり |
バッテリー | 10200mAh、45W急速充電 |
OS | Android 15 |
詳細なスペックはこちら

日本市場では8GB/128GB、8GB/256GBの2モデルで展開され、さらにカラーはルナグレー、クラウドグレー、サンドローズの3色から選べます。(256GBはルナグレーのみ)
スタイラスペンとして電池式のLenovo Tab Penが付属しますが、オプション品としてUSB-C充電に対応したLenovo Tab Pen Plusの利用もできる他、日本語配列に対応した薄型フォリオキーボードや、フォリオケースも販売される予定です。
▼フォリオケースはそれぞれのカラーに合わせて存在しています。
カラーバリエーション豊かで、ペン付属ということで人気が出そうなモデルです。
AI搭載の名のとおり、かこって検索やGoogle GeminiといったAndroid共通のAI機能に加えて、Lenovo AI Notesにも対応しているとしており、AIによる作文などが使えるみたいです。
OSのアップデートはローンチのAndroid 15からAndroid 17までサポートされ、4年間のセキュリティパッチが提供されます。
販売価格と発売日
レノボ・ジャパンはこれらのタブレットを9月26日から販売を開始するとしています。
Yoga Tab は85,800円前後で販売するとしており、Idea Tab Plusは128GBが59,400円前後、64,900円前後としています。
それぞれより上位のYoga Tab Plusは89,800円、Idea Tab Pro が54,800円程度で販売されているため、少し厳しい価格だと思います。
実際に販売されるまで価格は確定していませんが、廉価モデルなのでコスパを期待したいところです。
終わり
今月グローバルに発表されてすぐ日本でも販売されることとなりました。
いずれもスタイラスペンが付属していて、OSアップデートのサポート期間も十分長く、安心して購入できるスペックとなっています。
特に性能が高く、質感に優れたLenovo Yoga Tab は人気が出そうです。
廉価モデルということを踏まえれば販売価格は少々お高いですが、今後のセールに期待です。
発売は9月26日からとなっています。
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