昨年発売されたThinkPad E14 Gen 6 AMDは大きな話題となり、特に価格.com限定モデルのAMD プレミアムモデルは高いコストパフォーマンスで各所から高評価でした。
今回、ThinkPad E14 Gen 7 AMD および、ThinkPad E16 Gen 3 AMD の価格.com限定モデルが発売されていることを確認したので紹介します。価格.comにはまだ商品ページはないものの、Lenovoショッピング側では閲覧可能な状態となっています。
いずれもAMD Ryzen 200シリーズ プロセッサーを搭載している、2025年夏発売の最新モデルです。
やや性能弱めでスタート?
価格.com限定モデルのThinkPad E14 Gen 7 AMDおよびThinkPad E16 Gen 3 AMDの現時点での販売価格です。
- AMD Ryzen 5 220
- 16GB x1 DDR5-5600
- 256GB M.2 2242 PCIe Gen4
- 1920×1200 IPS 45%NTSC 300nit タッチ無し
179,300円→ 84,700円(E14 Gen 7)- 182,600円 → 87,890円(E16 Gen 3)
RAMが16GBになっていること以外は、カスタムされていない状態なのでスペック弱めです。
通常モデルはRyzen 3から7までを搭載したスタンダード、パフォーマンス、プレミアムという3つのプリセットがあり、いずれもカスタマイズで発注できるCTO構成です。(E14 Gen 7の例)
- スタンダード
Ryzen 3 210/8GB/256GB:86,592円(44%オフ) - パフォーマンス
Ryzen 5 230/16GB/256GB:105,655円(43%オフ) - プレミアム
Ryzen 7 250/32GB/256GB:123,596円(47%オフ)
価格.com限定モデルとは違い、通常モデルは割引率がカスマイズにも適用され、ディスプレイやストレージのカスタムなどが実際よりも安くなるため、高額なカスタマイズを検討する人は通常モデルのほうがお得です。
Ryzen 5 220は要注意
価格.com限定モデルはRyzen 5 220でスタートしており、この220 SKUはCPUに省電力性を重視したZen4cコアを採用したハイブリッド構成で、GPUは4コアのエントリー向けなRadeon 740Mで、どちらかといえばRyzen 3に近いです。
同じRyzen 5の名前を冠するプロセッサーでも、SKUが220と230で大きく性能が異なることに注意してください。
プロセッサー | TDP | CPU構成 | GPU | NPU |
---|---|---|---|---|
Ryzen 3 210 | 28W | 1x Zen4+3x Zen4c | Radeon 740M 4CU@2500MHz |
なし |
Ryzen 5 220 | 28W | 2x Zen4+4x Zen4c | Radeon740M 4CU@2800Mhz |
なし |
Ryzen 5 230 | 28W | 6x Zen4 |
Radeon760M 8CU@2600MHz |
16TOPS |
Ryzen 7 250 | 28W | 8x Zen4 |
Radeon780M 12CU@2700MHz |
16TOPS |
もし注文する人は、カスタマイズでRyzen 5 230やRyzen 7に変更するのが良いでしょう。
本命はプレミアムの登場か
去年発売されたThinkPad E14 Gen 6 AMD プレミアムの価格.com限定モデルのように、Ryzen 7 でメモリ32GBの構成で10万円弱の高コスパなモデルの登場に期待が高まります。
今のところ通常モデルより少し安い程度なので、これなら昨年発売のE14 Gen 6などのほうが魅力的に見えます。
正式に価格.comに掲載され次第、また更新します。
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