次に発売されるであろうGalaxy Tab Sシリーズの新モデル「Galaxy Tab S11」についての噂・情報をまとめておきます。
Galaxy Tab S11 Plus は存在せず
Samsungアプリを解析して得られたとする海外の情報によれば、現状ではGalaxy Tab S11およびGalaxy Tab S11 Ultra らしきコードが確認されていますが、Galaxy Tab S11+のコードは未確認です。
▼現時点で確認されたデバイス
- Galaxy Tab S11(SM-X730)
- Galaxy Tab S11 5G(SM-X736B)
- Galaxy Tab S11 Ultra(SM-X930)
- Galaxy Tab S11 Ultra 5G(SM-X936B)
一つ前のGalaxy Tab S10シリーズでは、11インチにあたる無印が欠番となりました。
Galaxy Tab S10 Ultra
Galaxy Tab S10+
今回は11インチのGalaxy Tab S11と14インチのGalaxy Tab S11 Ultraのみを販売して、12インチのGalaxy Tab S11+は欠番になると見られます。具体的な画面サイズに付いてはまだ未定ですが。
性能
今回Galaxy Tab S11シリーズに搭載されるチップセットはMediaTek Dimensity 9400+となります。
Galaxy Tab S10+およびGalaxy Tab S10 Ultraに採用されていたMediaTek Dimensity 9300+の後継チップです。性能はAnTuTu Ver 10スコアで250万点程度になります。
これはGeekbench Browserというベンチマーク結果が掲載されているサイトで、Galaxy Tab S11 5Gと思われる型番SM-X736Bが登場して、その情報から判明しました。
Galaxy Tab S11のスペックが判明!Dimensity 9400+とメモリ12GBがベースか
またこの結果ではメモリが12GBで実行されていました。Galaxy Tab S9ではベースモデルがメモリ8GBでしたが、Galaxy Tab S11ではメモリ12GBに向上している可能性が高いです。
バッテリー容量が増加
Galaxy Tab S11 Ultraのバッテリー容量は、11,700mAhから11,900mAh程度になるとされています。Tab S Ultra は2022年のGalaxy Tab S8 Ultraからずっと11,200mAhだったため、5%程度の増加になります。
逆にGalaxy Tab S11無印はGalaxy Tab S9と同じで8,400mAhになるとされています。
発売時期
上述のGeekbench Browserに掲載されたGalaxy Tab S11 5GはAndroid 16を搭載して実行されていました。
なので少なくともOne UI 8(Android 16)が正式に完成してからとなりそうです。例年では9月~11月にリリースされていますが、2025年7月現在ではまだOne UI 8 のリリース情報がないため、もう少し先になりそうです。
下位グレードのGalaxy Tab S10 Liteも追加か
Galaxy Tab S10 Liteと思われるデバイスのコードも確認されています。このデバイスもまたベンチマーク結果が明らかとなっており、Exynos 1380チップが採用されています。
Galaxy Tab S10 Liteのベンチマークがリーク!S9 FEとほぼ同じか
2023年モデルのGalaxy A54 5Gや、Galaxy Tab S9 FEなどに採用されたミドルチップセットでした。2025年としてはエントリークラスに当たるLiteシリーズのチップセットとして登場する予定だそうです。
Tab S LiteとしてはTab S6 Lite からやっと型番が更新されます。
このデバイスはTab S11ファミリーではなく、Tab S10ファミリーに追加されますが、発売はTab S11と同時ではないかとされています。
予測
以上はリークされた情報ですが、管理人による推測も載せて起きます。
- 薄型化
2025年のサムスンは、デバイスの薄型化に異様な力を入れています。Galaxy S25 Edge や Galaxy Z Fold7を始めとして、Galaxy A36 などのミドルクラスのデバイスにもその余波が及んでいます。
現在のGalaxy Tab S10 Ultra は薄さ5.4mmですが、2022年のGalaxy Tab S8 Ultra の5.5mmからほとんど進歩させておらず、その間にiPad Pro 13 2024 や Xiaomi Pad 7s Ultra といった薄さ5.1mmのタブレットが登場して、最薄の座から脱落しました。
というわけで、サムスンは再び薄さ競争でトップに返り咲くような最薄となるタブレットを販売すると思います。
- アスペクト比の変更
近年、Xiaomiは3:2の比率のタブレットを多数販売しており、OPPOは白銀比とする7:5のタブレットで勝負しています。
今のAndroidタブレット業界では、16:10よりも縦長な比率にモデルチェンジする傾向が強いです。Galaxy Tab もそのような風潮に迎合する可能性が高く、もし比率が変わるなら広範囲に採用されている3:2に合わせると思います。
- microSDカードスロットは継続か
スマホではAシリーズですら廃止される傾向にありますが、Galaxy Tabではそのような兆候はないため、継続されるのではないでしょうか。現状では他メーカーのタブレットとの強い差別化点にもなっています。
終わり
暫定でわかっていることをまとめました。長らくモデルチェンジが行われていなかったため、ガラッと変わるかもしれません。
発売は今年後半となりそうです。待ち遠しいですね。
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