サムスン電子ジャパン株式会社は8月25日、新しいワイヤレスイヤホンのGalaxy Buds3 FE(SM-R420NZKAXJP)の発売を公表しました。
9月4日から予約がスタートして、9月19日に販売開始となります。
Galaxy Buds3 FEは日本市場に先駆けて一週間前にグローバル市場で発表されていましたが、日本ではGalaxy Tab S10 Liteと同時発表となりました。
ANC対応のワイヤレスイヤホン
FEとはファン・エディションの略称で、Galaxyデバイスにおける廉価ブランドです。このGalaxy Buds3 FEは昨年2024年に発売されたGalaxy Buds3の廉価モデルという位置づけです。
本家と同じくANC(アクティブ ノイズキャンセリング)や360オーディオ(空間オーディオ)といった機能に対応する他、Galaxy AIによる通訳機能やGoogle Gemini起動などを備えます。
本体はスワイプやピンチコントロールといった操作方法に対応します。(公式サイトからのキャプチャ)
カラーリングはブラックとグレーの2色で、どちらもイヤーピース部分は黒色となっています。
Galaxy Buds3との比較
Galaxy Buds3 FEの仕様をGalaxy Buds3と比較しながら説明します。
Galaxy Buds3 FE | Galaxy Buds3 | |
---|---|---|
色 | グレー ブラック |
ホワイト シルバー |
重さ | イヤホン :5g 充電ケース:41.8g |
イヤホン :4.7g 充電ケース:46.5g |
スピーカー | 1-way | 1-way |
マイクの数 | 6基 | 6基 |
ノイキャン(ANC) | 対応 | 対応 |
アンビエントサウンド | 対応 | – |
360オーディオ | 対応 | 対応 |
AI翻訳 | 対応 | 対応 |
バッテリー | イヤホン :53mAh 充電ケース:515mAh |
イヤホン :48mAh 充電ケース:515mAh |
通信 | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.4 |
コーデック | AAC,SBC SSC(Seamless) – |
AAC,SBC SSC(Seamless) SSC-UHQ |
防水 | IP54 | IP57 |
通話時間* | 4時間 | 3.5時間 |
音楽再生* | 6時間 | 5時間 |
*メーカー公表によるANCオン時の計測時間
主な違いは防水等級、接続コーデック、バッテリー持ちです。
スタンダードモデルとなるGalaxy Buds3ではIP57の浸水耐性のある防水イヤホンでしたが、Galaxy Buds3 FEではIP54となっており”小雨や水しぶきに耐性がある”程度に留まります。
Bluetooth対応コーデックでは、Galaxyデバイスに接続すれば24bit/48kHzのSSC(Samsung Seamless Codec)に対応しますが、より高音質なSSC-UHQ(96kHz)には非対応となります。
一方でバッテリー持ちは多少改善されています。
価格
発売決定時点で日本の販売価格は公表されていません。
アメリカではすでに149.99ドルで販売されると判明しており、日本円換算では税込み25,000円程度です。本家のGalaxy Buds3が27,500円(179.99ドル)ということを踏まえれば、廉価モデルと言えるほど安くはなっていません。また2023年発売のGalaxy Buds FEからは50ドル値上がりしています。
発売時点でメルカリやではGalaxy Buds3 の未開封品が7000~8000円で取引されており、そっちを購入するほうがオススメできるというのが本音です。
終わり
Galaxy Buds3 との比較では値段差が小さく、機能面では防水がオミットされている以外はほとんど同じなため、廉価版というよりリニューアル製品という印象が強いです。
9月4日から予約開始、9月19日から販売スタートです。
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