
9月12日(金)、SONYよりXperia 10 VII(テン マークセブン)が発表されました。
デザインが大幅にリニューアルされており、今までにない個性的なスマホに仕上がっています。時代に即してAIに対応させるなど、過去モデルと比較して大きな変化が見られます。

詳細なスペック
現時点で公開されているスペックです
| 情報 | 機種名 | Xperia 10 VII |
|---|---|---|
| メーカー | SONY | |
| 型番 | XQ-FE44(SIMフリー) SO-52F(ドコモ) A502SO(ソフトバンク) SOG16(KDDI) |
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| 発売日 | 2025年9月中旬以降 | |
| チップ | SoC | Snapdragon 6 Gen 3(Samsung 4nm) |
| CPU | 4x Cortex-A78@2.4GHz 4x Cortex-A55@1.8GHz |
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| GPU | Adreno 710 | |
| NPU | Qualcomm Hexagon | |
| RAM ROM |
構成 | 8GB/128GB |
| 外部ストレージ | 最大2TBのmicroSDXC | |
| 画面 | 画面 | 6.1インチ 有機EL 2340×1080 /19.5:9 60/120Hz 可変リフレッシュ レート Corning Gorilla Glass Victus 2 |
| 明るさ | 非公表 | |
| 外観 | 本体素材 | 背面素材:再生プラスチック フレーム:再生プラスチック |
| サイズ | 153 x 72 x 8.3 mm | |
| 重さ | 168g | |
| カラー | ホワイト /ターコイズ /チャコールブラック | |
| カメラ | メイン | 5000万画素, F1.9, 24mm, イメージセンサー1/1.56, OIS 光学2倍相当のズーム |
| 超広角 | 1300万画素, F2.4, 16mm, イメージセンサー1/3 | |
| インカメ | 1200万画素, F2.0 | |
| 動画撮影 | 4K@30fps(メイン) 1080p@30pfs(超広角、インカメ) |
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| バッテリー | 容量 | 5,000mAh |
| 充電 | 30W USB-PD | |
| ワイヤレスq | – | |
| 通信 | ネットワーク | Wi-Fi 6 /Bluetooth 5.4 |
| SIM | nanoSIM+eSIM | |
| 対応バンド | SIMフリー版: 5G:n1, n3, n28 , n77, n78, n79 4G LTE:Band1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41, 42 3G:Band 1, 4, 5 GSM:850MHz /900MHz /1.8GHz /1.9GHz |
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| NFC | おサイフケータイ | |
| その他 | サウンド | ステレオ |
| USB | USB-C 2.0 | |
| 防水 | IP68 | |
| 生体認証 | 指紋(電源ボタン) | |
| AI機能 | かこって検索、Gemini、消しゴムマジック | |
| サポート | OS | Android 15 |
| アップデート | 4回のバージョンアップ 6年のセキュリティパッチ |
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| 付属品 | SIMピン |
*現時点では一部、海外の先行レビューにて判明した仕様を含みます。(ローンチOSなど)
6 Gen 3搭載
Snapdragon 6 Gen 3を搭載します。AnTuTu総合スコアは60万点台で、Xperia 10 VIに搭載された6Gen 1より微差ですが進歩しています。
またメモリ8GB・ストレージ128GBで、シリーズで長らく続いていたメモリ6GBからパワーアップしました。ストレージはmicroSDXCカードで最大2TBの拡張に対応しています。
アスペクト比率の変更・120Hz対応
今までのXperia 10シリーズは21:9の縦長ディスプレイを採用していましたが、Xperia 10 VIIからは一般的な19.5:9の横幅が広めな比率へと変更されました。

(Xperia 10 VI上 との画面比較、公式販売サイトの画像より)
またXperia 10シリーズでは初となる最大120Hzのリフレッシュレートに対応しました。より滑らかな体験が可能となります。
4年以上使えるスマホに
OSアップデートは最大4回、セキュリティパッチは最大6年となりました。今までは最大2回のバージョンアップ、最長4年のセキュリティパッチだったので2年分伸びる事となりました。※今のところ初期OSバージョンは明らかとなっていません。
また最大6年の使用にも耐えうるいたわり充電を備えており、4年間使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーを備えます。
カメラ

カメラは前モデルと比較してセンサーが1.6倍大型化したとしており、夜間などの低照度な環境においても明るく撮影ができます。
上位モデルとは違って今までカメラボタンが搭載されることのなかったXperia 10シリーズですが、今回は本体側面右下には新な速撮りボタンが搭載されています。

スクリーンロックがかかった状態からでも素早くカメラを起動できて、さらにカメラアプリ起動中にもう一度ボタを押すことで撮影ができます。またカメラ起動中以外ではスクリーンショットを撮影するボタンとしても機能します。
対応バンド
後日、SIMフリー版の対応バンドも公開されたようです。
Xperia 10 VIと比較してB39、n1への対応が追加されました。2.0GHz帯となるn1は、近年ドコモが5G回線で利用しています。
価格
日本での販売価格は今のところ公表されていません。
イギリスではすでに予約販売が始まっており、販売価格が399ポンドとなっています。Xperia 10 VIより50ポンド値上がりしています。イギリス価格と日本価格はそのまま為替相場で乖離するので、1ポンド=200円とすれば税込み88,000円ですが、実際にはこれよりも安いと思われます。
またフランスでは449ユーロで、こちらでもXperia 10 VIの399ユーロから50ユーロの値上げです。
日本価格でも値上げが予想され、6万円以上になりそうです。
終わり
今までのXperia 10シリーズとはガラッと変わって、大幅にリニューアルされました。時代に即したスペックの引き上げやAIへの対応、画面の変更などが行われた一方で、microSDカードへの対応やイヤホンジャックといった既存の評価されている部分はそのままにしており、ユーザーの期待に答える正統進化だと言えます。
2025年のミドルレンジとしては十分なスペックを兼ね備えており、値段次第ではありますが人気が出そうです。
今のところ販売価格などは公表されておらず、キャリアでの販売についても不明ですが、販売開始は9月中旬以降としています。



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