2026年に発売されるであろうGoogle Pixelの廉価モデル、Google Pixel 10a のリーク情報をまとめました。
Pixel 9a と同じ性能になる?
Pixel aシリーズといえば価格を抑えたコスパ重視なスマホですが、スタンダードモデルとなるPixelシリーズと同じチップセットが搭載されており、同じ性能を誇ることがアピールポイントでした。
一方でPixel 10aではチップセットがPixel 10シリーズに搭載されたGoogle Tensor G5ではなく、Pixel 9シリーズと同じTensor G4が続投となる可能性が浮上しており、Pixel aシリーズのブランドが覆されるかもしれません。
これはTensor G5がTSMC 3nmプロセス半導体で製造されることによるチップ製造コストの増加により、廉価モデルにもTensor G5チップを提供することが難しいのではという予測です。
Pixel aシリーズは500ドル(約8万円)で販売開始される廉価モデルであり、実際にその価格帯でTSMC 3nmプロセスで製造されたチップ(スナドラ8Elite、Dimensity 9400など)が採用されたスマートフォンは数少ないという現状から、Pixel 10aにTensor G5が採用される可能性について厳しい見方となっています。
実際にPixel 9aとPixel 10のスコアを比較すると大きくCPU性能が向上しています。
比較 | Geekbench 6 CPU | |
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Tensor G4 | マルチ | |
シングル | ||
Tensor G5 | マルチ | |
シングル |
ストレージはUFS 3.1か
Google PixelではPixel 10から初めて高速なUFS 4.0内蔵ストレージが採用されましたが、Pixel 10aにTensor G4が続投されるとすればSoC側の仕様からストレージは最大UFS 3.1に制限されることが懸念されます。
比較 | AnTuTu Storage Test | |
---|---|---|
Pixel 9a 128GB(UFS 3.1) |
Sequence Read | |
Sequsence Write | ||
Pixel 10 256GB(UFS 4.0) |
Sequsence Read | |
Sequsence Write |
Tensor G4にスペックダウンすることの最大の残念ポイントかもしれませんが、Pixel 10シリーズでも128GBモデルはUFS 3.1据え置きが確認されているので、128GBが主力構成となるaシリーズではさほど問題とならないかもしれません。
望遠レンズは無し
今までのaシリーズと同様に望遠レンズは無く、メインカメラと超広角カメラの2眼レンズになると予想されています。
スタンダードモデルとなるPixel 10では望遠レンズが追加されたトリプルカメラとなりましたが、aシリーズとは大きく差が開きます。
終わり
Pixel 10aにはCPU性能が大きく向上しているGoogle Tensor G5チップが採用されず、現状のリーク情報では殆どPixel 9aのマイナーチェンジとなりそうです。
Pixel 9aではPixel 9とは全く異なるカメラの出っ張りが無いフラットな新デザインとなりましたが、今後数世代に渡ってPixel aシリーズの共通デザインとして続投される事も考えられることから、Pixel 10aはほとんどPixel 9aと同じ見た目になる可能性があります。
2022年発売のPixel 6aから始まった今のPixel aシリーズの方針が、今大きく変わろうとしているのかもしれません。
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