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MediaTek Dimensity 8350 性能・スペック・AnTuTuスコアまとめ

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MediaTek DImensity 8350 Extreme

AIで生成したキャプション

2024年の後半にリリースされたMediaTek Dimensity 8350 についてまとめます。

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チップの概要

このチップセットは2023年リリースのミドルSoC「MediaTek Dimensity 8200」「MediaTek Dimenstiy 8250」の後継です。このチップセットから新たにArmv9 アーキテクチャのCPUが採用されました。

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Cortex-A78+Cortex-A55だった前SoCよりも、シングルスコアが4%、マルチスコアが13%向上しているとしています。また高速なLPDDR5XメモリやUFS4.0ストレージに対応したことで、全体的な処理能力が飛躍的に向上しました。

搭載機種

日本で発売されたMediaTek Dimesity 8350 搭載モデルは下記の通りです。

  • 2025年
    motorola edge 60 pro(Motorola)
    motorola edge 60s pro(Motorola、SoftBank)
    arrows Alpha(FCNT)
    OPPO Reno14 5G(OPPO)
    OPPO Pad 3(OPPO)


motorola edge 60 pro

2025年の夏にかけて搭載モデルが大量にリリースされました。価格が8万円前後のアッパーミドルクラスへの採用が目立ちます。

仕様

▼判明している範囲です。

MediaTek Dimensity 8350
製造 4nm(TSMC)
アーキテクチャ arm v9
リリース 2024/11
性能
CPU 1x Cortex-A715@3.35GHz
3x Cortex-A715@3.2GHz
4x Cortex-A510@2.2GHz
GPU Mali-G615 MC6
NPU MediaTek NPU 780
接続性
ディスプレイ WQHD+@120Hz / FHD+@180Hz
メモリ LPDDR5X-8533Mbps
ストレージ 最大UFS 4.0
USB 不明
通信
モデム Mediatek Dimensity 5G
ネットワーク Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.4
カメラ
ISP MediaTek Imagiq 980
写真 32MP / 32MP / 32MP
動画 4K@60FPS

MediaTek Dimensity 8350 Extremeとの違い

motorola edge 60 pro では端末のシステム上で「Dimensity 8350 Extreme」と表記されていました。

mediatek dimensity 8350 extreme motorola edge 60 pro で確認

motorola edge 60 pro で確認

arrows Alpha もカタログの仕様書にそう表記されています。

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実際のところCPUクロック数などに違いはなく、AnTuTuの情報では同じくMediaTek Dimensity 8350と表記されていました。区別するほどの違いはないと考えてOKです。

ベンチマーク(AnTuTu他)

測定は motorola edge 60 pro(XT2507-6)で行っています。この機種はDimensity 8350 Extremeと表記されている場合もあります。機種によって多少の違いあることをご理解ください。

motorola edge 60 pro

順を追って、ベンチマーク結果を公開していきます。

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AnTuTuベンチマーク

AnTuTu Ver10.5.1で計測。

総合ベンチマークスコアは1411136点です。

motorola edge 60 pro Dimensity 8350 Extreme AnTuTu

AnTuTu v10.5.1

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  • CPU:285076
  • GPU:524876
  • MEM:341827
  • UX :259357

チップセットは29.7度から42.9度まで上昇しており、パフォーマンスを発揮する場面では発熱しやすい傾向にあります。またバッテリーの減少も激しめです。

高速なLPDDR5X-4266MHzやUFS4.0に対応しているため、MEMやUXのスコアが高いです。一方で総合性能の割にはCPUスコアが低めです。

AITuTu

AnTuTuベンチマークのAI性能を測定するAITuTu v3.5.6を測定しました。

結果は209243点でした。NPU性能は前のDimensityよりも最大で3.3倍のパフォーマンスとしていましたが、イマイチです。ベンチマーク側での最適化不足が考えられます。

motorola edge 60 pro Dimensity 8350 Extreme AITuTu

  • Super Resolution:2107(TFLite)
  • Style Transfer:17287(TFLite)
  • 画像分類:142238(NeuroPilot)
  • オブジェクト検出:47611(NeuroPilot)

Geekbench

CPUやGPUの性能を測定できるGeekbench 6 を測定しました。

motorola edge 60 pro Geekbench

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CPUのマルチコア性能が高めですが、CPUシングルスコアやGPUスコアは低めです。AnTuTu総合スコアではSnapdragon 8 Gen 2 に迫りますが、CPUシングル性能はかなり遅れを取っています。

比較 Geekbench 6 CPU
Dimensity 8350 Extreme
4474
1409
Snapdragon 7 Gen 3
3032
1127
Snapdragon 8 Gen 1
4106
1708
Snapdragon 8 Gen 2
5614
2065 
Snapdragon 8 Gen 3
6809
2170
Google Tensor G4
4138
1673
Dimensity 8400 Ultra
5947
1603
Snapdragon 8s Gen 4
6298
2055
Snapdragon 8 Elite
7691
2720
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比較 Geekbench GPU Vulkan
Dimenisity 8350 Extreme
8898
Snapdragon 7 Gen 3
4010
Snapdragon 8 Gen 1
6822
Snapdragon 8 Gen 2
9469
Snapdragon 8 Gen 3
17126
Google Tensor G4
7792
Dimensity 8400 Ultra
12790
Snapdragon 8s Gen 4
18366
Snapdragon 8 Elite
22250

 

3DMark Wild Life

3DMark Wild Life Unlimited および、高負荷な3DMark Wild Life Extreme Unlimited を測定しました。

motorola edge 60 pro Dimensity 8350 3DMark スコア

  • Wild Life Unlimited 10740(64.31FPS)
  • Wild Life Extreme Unlimited 2999(17.96FPS)

GPU性能は高めです。

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(ベンチマークの提供:https://benchmarks.ul.com/

ブラウザベンチマーク

ブラウザベンチマークのGoogle Octane 2.0でのCPUスコアの計測では、シングルスコア49076点を記録しました。

▼計測ブラウザはChrome 137

motorola edge 60 pro octane 2.0 Plus

マルチスコアの計測も可能なGoogle Octane plus ではシングルスコア48,911点、マルチスコア329,997点でした。

2025年のミドルレンジスマホとしては、合格ラインの性能です。MediaTek Dimensity 8400に迫るシングルスコアです。

オクタンベンチマークのグラフ

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▼後継チップに当たる Dimensity 8400 はCPUがオールビッグコア構成となったことでマルチスコアが大幅に向上しています。

Dimensity 8400 Ultra Octane 2.0 Plus POCO X7 Proで計測

その他のブラウザベンチマークの結果です。

AnTuTu HTML5 Test、Speedometer3.1、JetStream2、WebXPRT 4です。

motorola edge 60 pro ブラウザベンチマーク antutu HTML、Speedometer3.1、Jetstream、WebXPRT4

AnTuTu HTML5 Test 67778
Speedometer3.1 12.1±0.6
JetStream2 146.566
WebXPRT 4 156

 

motorola edge 60 pro ではベンチマークの測定時はChromeのパフォーマンスが低下している場合があり、その場合はゲームアプリでChromeのパフォーマンス設定を変更すると良いです。

 

総評

2025年夏に突如として市場に溢れたMediaTek Dimensity 8350チップセット。その真価は高速なメモリやUFSを搭載してこそだと思います。このチップセットのスマホ・タブレットを購入する際にはメモリやストレージの規格にまで目を向けると良いです。LPDDR5XやUFS4.0であれば、AnTuTu総合スコア140万点を超える性能が出ると思われます。

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特にGPU性能が高性能ですが、その分発熱も激しいです。また全体的な動作感のエッセンスとなるCPUシングル性能は低めで、AnTuTuスコアのみでこのチップセットが優れているとまでは言い切れませんでした。

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