サムスン電子ジャパン株式会社は8月25日、新しいAndroidタブレットとなるGalaxy Tab S10 Liteを発表しました。グローバル市場と同じタイミングでのリリースとなります。
Galaxy Tab S10 Liteは、スタイラスペンとなるS Penが付属した状態で販売され、多数のAI機能に対応したGalaxyブランドのタブレットです。
9月4日から予約がスタートして9月19日から販売開始となります。
詳細な仕様
現時点で判明している仕様です。
情報 | 機種名 | Galaxy Tab S10 Lite |
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メーカー | Samsung | |
型番 | SM-X400 SM-X400NZAAAXJP(日本向け) |
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発売日 | 2025年9月19日 | |
チップ | SoC | Exynos 1380 |
CPU | 4x Cortex-A78@2.4GHz 4x Cortex-A55@2.0GHz |
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GPU | Mali-G68 MC5 | |
NPU | 4.9TOPS NPU(6K MAC) | |
RAM ROM |
構成 | 6GB/128GB |
外部ストレージ | 最大2TBのmicroSDカード | |
画面 | 画面 | 10.9インチ /TFT液晶 /90Hz 2112×1320 /16:10 /228dpi |
明るさ | 600nit(屋外最大輝度) 明かりセンサーあり |
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ペン対応 | S Pen | |
外観 | サイズ | 254.3 x 165.8 x 6.6 mm |
重さ | 524g | |
カラー | グレー / シルバー / コーラルレッド | |
カメラ | メインカメラ | 800万画素 オートフォーカス |
インカメ | 500万画素 | |
動画撮影 | 1080p@30fps | |
フラッシュライト | なし | |
バッテリー | 容量 | 8000mAh |
充電 | 25W PPS | |
通信 | ネットワーク | Wi-Fi 6 /Bluetooth 5.3 |
GPS | あり | |
その他 | スピーカー | 2スピーカー / Dolby Atmos |
USB | USB 2.0 | |
防水 | IP42 | |
生体認証 | 顔認証 | |
AI | かこって検索 AI消しゴム 手書き入力ヘルプ 数式ソルバー |
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サポート | OS | Android 15 |
アップデート | 2032年8月31日まで | |
付属品 | S Pen USB-Cケーブル / イジェクターピン |
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別売り | Smart Book Cover* Book Cover Keyboard* Book Cover Keyboard Slim* |
*いずれもGalaxy Tab S9と兼用
またその他Goodnoteの1年無料フルバージョン、CLIP STUDIOCLIP STUDIO PAINTCLIP STUDIO PAINTの6か月無料体験(初回サブスクリプション20%オフ)などの購入特典が含まれています。
魅惑のカラー
今回はグレー、シルバー、コーラルレッドの3色展開です。特に目を引くのがコーラルレッドです。
付属のS Penは本体色に関わらず白一色となってます。
購入できるカラーは販路によって異なり、公式ストアとなるSamsung.com及び楽天市場でのみ全色購入可能で、Amazonではグレーのみ、家電量販店ではシルバーのみとなります。
Galaxy Tab S9 FEのリニューアル?
このタブレットの仕様は2023年秋に発売されたGalaxy Tab S9 FEに驚くべきほど似ています。特にExynos 1380、メモリ6GB、ストレージ128GBという構成、画面サイズ、重さなどなど全く同じ要素が多数見受けられます。
特に周辺機器となるSmart Book Cover や Book Cover Keyboardなど、すべてGalaxy Tab S9およびS9 FE用に販売された製品との兼用で、このタブレット専用の新規販売はされません。この点からもGalaxy Tab S10 Liteという名前ではあるものの、Galaxy Tab S9 FE(2025)といったほうがしっくりきます。
S9 FEとの違い
あらゆる面でオミットされた要素が目立ちます。
- 比較:S9 FE → S10 Lite
- 解像度:2340×1440 → 2112×1320
- 防水等級:IP68 → IP42
- 充電速度:15W → 25W
- アップデート:2028年 → 2032年
特にGalaxy Tab Sシリーズ最大の特徴である完全防水防塵ではなくなり、水滴耐性程度のIP42となりました。一方でアップデート期間は発売から最大7年となり、大きく伸びました。
性能は?
Exynos 1380はサムスンが製造する自社製のチップセットで、2023年発売のミドルレンジ モデルのGalaxy A54 5GおよびGalaxy Tab S9 FEに採用されており、AnTuTu 10スコアは50~60万点程度です。一般的なSoCではSnapdragon 6 Gen 1 に近いです。
メモリ6GBな点も踏まえて今の状況では安価なタブレットより、少し上な性能と言えます。
価格は?
製品リリース発表の現時点で価格は公表されていません。
予想価格は5万円程度となります。前モデルに当たるGalaxy Tab S6 Lite(2024)は53,570円(330ドル)でした。また上位モデルに当たるGalaxy Tab S10 FEが8万円程度です。ベースになったであろうGalaxy Tab S9 FEは68,800円で、それよりも安くなることは確実です。
一方で予約開始となる9月4日から10月20日まで本体価格が6,600円引きになる発売記念キャンペーンが開催されます。これはSamsungオンラインショップをはじめとして、楽天市場、Amazon、家電量販店までをも含んでいます。広範囲なキャンペーンとなります。
終わり
Galaxy Tab S9 FEを知るユーザーにとっては新鮮味に欠けるデバイスですが、Samsung.comおよび楽天市場限定カラーとなるコーラルレッドは、男性でも選びやすいジェンダーレスで印象的な色合いが素敵です。長期化したアップデート期間など現在のGalaxyブランドの良い部分を吸収して生まれ変わった製品でもあります。
発売からいきなり割引キャンペーンを行うなど、Galaxy Tabに興味を持つ層へ普及価格帯でアプローチする製品となりそうです。
予約は来月9月4日、販売は19日からです。
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