未だ、最先端のSoC「Snapdragon 8 Elite」とそれを追う「MediaTek Dimensity 9400」を搭載したAndroidタブレットはありませんが、今年中に出回ることが予想されています。
海外メディアによれば、Lenovoは「Legion Tab Gen 4」でSnapdragon 8 Eliteを搭載予定です。その他カードスロットも搭載して国内への投与が期待されています。*1
すでにSnapdragon 8 Gen 3を搭載した「Legion Tab Gen 3」が日本でも発売されており、日本国内におけるAndroidタブレットでは同じLenovo製で8 Gen 3を搭載する「Yoga Tab Plus」と並ぶ最高峰の性能です。
Legion TabシリーズはNECの「LAVIE Tab T9」が初代Legion Tabに当たる存在で、2代目のTab Gen 3と、すべて日本でリリースされています。Gen 4もおそらくレノボ・ジャパンから発馬されるはずです。
対するAndoridデバイス供給メーカーの大手である、SamsungとXiaomiは最先端から少し性能がダウンしています。特に最高峰の性能でAndroidタブレットを牽引してきたGalaxy Tab Sシリーズは、最新のS10シリーズで「MediaTek Dimensity 9300+」を搭載しており、Snapdragon 8 Gen 3に次ぐ立場となっています。
次期タブレットである「Galaxy Tab S11(仮)」ではMediaTek Dimensity 9400を搭載されるとの報道があります。*2高い性能を誇った「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」でないことがとても残念です。
今まではSnapdragonもMediaTekも同じARM社設計のCPU「Cortex」を採用していたので性能差は僅かでした。スナドラ8Eliteからはクアルコムが設計した自社CPU「Oryon(オライオン)」が採用され、従来とは比較にならない大幅な性能向上を実現しています。MediaTek SoCを採用するという報道が実現すればSamsungはAndroidタブレットの最高峰を退く形になります。
Xiaomiはいずれも型落ちハイエンドやミドルハイを搭載する傾向にあり最新の「Xiaomi Pad 7 Pro」は「Snapdragon 8s Gen 3(8 Gen 2よりやや劣る)」で、去年は準ハイエンドの「XIaomi Pad 6s Pro(8 Gen 2)」をリリースしました。
その他大手メーカーのOPPOも8 Eliteを採用したタブレットを発売しますが、日本での発売はあまり期待できません。ハイエンドは売れにくい傾向があり低価格帯のタブレットに展開が集中しています。
大手が退いたAndroidタブレットの最先端争い、この先の動向が見逃せません。
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