先日発売されたGalaxy Tab S10 FEに搭載されているSoC「Exynos 1580」のCPUスコアは長らく性能が不明でしたが、このたび当サイトで計測することができました。
- 基本的な仕様
Cortex®-A720x1 2.9 GHz
Cortex®-A720x3 2.6 GHz
Cortex®-A520x4 1.95 GHz
ARMV9に対応したCPUなのでそれなりに高速化されていると思われました。
今のところ日本で未発表の「Galaxy A56」にも採用されており、前作のGalaxy A55(Exynos 1480)がS20に迫る性能を持っていた。それを考慮すればExynos 1580はSnapdragon 888程度だと考えらましたが実際には888以上でした。
計測端末はGalaxy Tab S10 FE+(国内版8GB/128GB)
Octane 2.0 JavaScript Benchmark
Octane 2.0 JavaScript Benchmark - the Javascript benchmark for the modern web
Exynos 1580(Galaxy Tab S10 FE+,Chrome)
Google Octane 2.0スコア:50692
Google Octane 2.0スコア:50692
S9 FEからは性能が1.5倍近く伸びています。3年半前の8 Gen 1には及ばないものの十分に良いスコアです。普段遣いではほとんど不満がないと思います。
もう少し値段が安ければ文句はないのですが…。値段的にも、性能的にもまだTab S8シリーズから機種変更の受け皿にはやや難しいと思います。
ちなみに13.1インチの大型化したFE+は使いやすいです。実物も十分薄いです。また一足先にOne UI 7を搭載して発売されています。
タスクバーがOne UI 7から刷新され、Pixel Tabletなどと同じAndroid標準の自動で隠れる形式となりました。
ただ依然として、設定で「常に画面に表示」とすれば従来のChromeOSライクなタスクバーを使うことができます。

全体的に性能もよくてそれなりに良さげなタブレットです。Galaxy Tabの入門機、メモ用タブレットなどに最適だと思います。
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