新たに IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(AMD) および IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(Intel) を発売されていました!IntelとAMDでそれぞれ14型と16型の計4モデルが一気に登場しています!
新モデルの詳細
Gen 9からはマイナーチェンジモデルです。4モデルは大きさと搭載チップ以外はほとんどスペックが共通で、価格も統一されています。
Intelモデル
Intel Core Ultra 225Hと16GBオンボードメモリ、512GBストレージを搭載。Gen9では16型のみ発売されて、13世代と同等のCore 7 150Uで約13.5万円だったので、1万円値下げして性能が大幅に上がりました。
- IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(Intel) 14IAL10 14型 ルナグレー
114,840円 - IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(Intel) 16IAL10 16型 ルナグレー
124,850円
AMDモデル
AMD Ryzen AI 340と16GBオンボードメモリ、512GBストレージを搭載。前モデルのRyzen 5 8645HS搭載14型モデルは約9.5万円だったので2万円の値上げです。
- IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(AMD) 14AKP10 14型 ルナグレー
114,840円 - IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(AMD) 16AKP10 16型 ルナグレー
124,850円
ディスプレイはすべて1920×1200ドット、300nit、45%NTSC、IPS光沢液晶、タッチパネルで、いつも通りペンも付属しています。
スペックは抑え気味
Ryzen AI 7や24GBメモリ、OLEDパネルで販売している国もあるようですが、今のところ日本での販売はありません。スペック抑え気味で価格をなるべく維持するようです。4モデルも展開した反動でしょうか?225HのThinkbookが13万円で発売されていることを考えればIntelモデルは高コスパだと思いました。
AMD版の値上げ理由はアルミケース?
14型AMDは前モデル「14AHP9」から本体ケースの変更されていました。14AHP9は樹脂筐体に金属塗装でしたが、14AKP10は底面は樹脂でそれ以外はアルミニウムの陽極酸化サンドブラスト仕上げらしいです。
前モデル14AHP9の仕様 | |
Surface Treatment | Metallic painting |
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Case Material | PC-ABS + 40% GF (top) PC-ABS + 40% GF (bottom) |
新モデル14AKP10の仕様 | |
Surface Treatment | Aluminium stamping (anodized with sandblasting) |
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Case Material | Aluminium (top) PC-ABS + 40% GF (bottom) |
すでにクアルコムモデルやインテルモデル、16型AMDモデルはこのケースが採用されてましたがGen10で底面以外アルミに統一されたようです。どんどんYogaシリーズに近づいています。
AMD版はCopilot+PCでは?
AMD版に搭載されているRyzen AI 5 340はNPUが最大50TOPSあるのでCopilot+PCの要件を満たしているように思いますが、そのような表記はないです。Copilot+PCに対応しないIntelと合わせたのでしょうか。
IntelとAMDどちらが良いか
PassMark社が公開しているデータから引用するとCore Ultra 5 225Hはマルチスコア約28000点、Ryzen AI 5 340はまだデータが公開されてませんでしたが、上位のRyzen AI 7 350は24267点でした。これを踏まえるとCPUはIntelモデルに軍配が上がります。Ryzen AI 5 340はGPUコア数が4CUと少ないのでIntel 11〜13世代の内蔵グラフィックだったIris Xe Graphics程度に留まるようです。その反面、NPUではRyzen AI 5 340はWindows12の要件を満たしているとされる40TOPSを超えており、Core Ultia 5 225Hは13TOPS程度です。今のところはこのような結論になりそうです。
- Intelモデル→CPU◎ iGPU◎ NPU△
- AMDモデル→CPU◯ iGPU△ NPU◎
AIを気にしないのであればインテルかなあという気がしています。(あくまでも私の感想です。)
*1:Lenovoの仕様書から引用
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