本日6月11日(木)、GoogleはAndroid 16を正式に発表しました。
Google Pixel にはすでに配信済みで、その他のメーカーについても順次展開予定とのことです。
今回はタブレット向けの機能が中心となっています。
▼まとめ
- ライブ通知
- 通知の自動グループ化
- 補聴器での通話でスマホのマイクを使用する
- セキュリティ強化モード
- アプリをウィンドウ化して自由に配置(タブレット)
- 外部ディスプレイに出力してデスクトップモード
- タスクバーのオーバーフロー対策(タブレット)
- カスタムキーボードショートカット
- HDRスクリーンショット
- アダプティブ リフレッシュレート
- 乗っ取り保護機能の強化
タブレットでアプリのウィンドウ化(今年の後半から)
タブレット向けに「デスクトップモード」と言われる機能が登場しました。
よりPCライクにAndroidタブレットを扱う機能です。
▼動画ではChromeアプリをウィンドウ形式で実行しています。
意外なことにこれ、本家Androidではできませんでした。
SamsungによるカスタムOSの One UI はかなり前から搭載しており、XiaomiやLenovoといったメーカーのスマホ・タブレットにも既に実装されていました。
Pixelタブレットやその他ピュアAndroid系を使うユーザーには朗報です。
その他、タスクバーの上限を撤廃するオーバーフロー機能などもあるようです。
▼かなりPCっぽい環境に見えます。
今回の機能はSamsung Dexを参考にして、GoogleとSamsungが共同で開発したとのことです。近年のAndroidはOne UIの機能がAndroidへ逆輸入されることが多いです。
これによりスマホ・タブレットを外部ディスプレイ接続ができるようになる他、キーボード接続時にはカスタムキーボードショートカットの作成も行えるようです。
なおこの機能は今年後半以降になるとのことです。
高リフレッシュレートはより省エネに
アダプティブ リフレッシュレートにも対応します。
アプリ毎に動的にリフレッシュレートを変化させることで、より滑らかに、より省エネになります。動画再生などフレームレートに沿ったリフレッシュレートに制御できるようになります。
今までのAndroidスマホにおける可変リフレッシュレートは、スマホメーカーごとにアプリの実行リフレッシュレートが異なっていました。
その他
「ライブ通知」ではフードデリバリーアプリなどの注文で、通知からリアルタイムに状況を把握できるようになりました。
同じアプリからの通知はひとまとめになります。
ワンタップでセキュリティを強化できる「Advanced Protection」を有効にできるようになりました。これによって有害なアプリや、安全でないウェブサイトからユーザーを守ります。
その他の機能は公式サイトをご覧ください。
過去最速のリリース
Googleは「Android のメジャーリリースとしては過去最速」としており、実際Android 15は昨年10月16日に発表されましたから、それからまだ8ヶ月も経たずしての発表なので早いです。
毎回新型のGoogle Pixel の発売と同時か、それより遅いタイミングで発表されていました。OSが先行して6月に発表されるのは異例の事態です。
Google Pixel 10には初期搭載されると思います。
今年発売のスマホはAndroid 16を搭載することが予測されます。アップデートの保証期間が実質的にプラス1年となっていることでしょう。
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