![]()
12月19日からXiaomiのエントリースマホ REDMI 15 5Gが発売されます。
7,000mAhを搭載したバッテリーモンスターなスマホとして大々的にアピールされているこのスマホ。
本音でぶった切ります。
詳細なスペック
スペックシート
現時点で判明しているスペック表です。
| 情報 | 機種名 | Xiaomi REDMI 15 5G |
|---|---|---|
| 型番 | SIMフリー版:25057RN09R ソフトバンク版:A501XM |
|
| 発売日 | 2025年12月19日 | |
| チップ | SoC | Snapdragon 6s Gen 3 (6nm) |
| CPU | 2x Cortex-A78@2.3GHz 6x Cortex-A55@2.0GHz |
|
| GPU | Adreno 619 | |
| NPU | Qualcomm Hexagon | |
| RAM ROM |
構成 | 4GB/128GB 8GB/256GB |
| 規格 | LPDDR4X / UFS 2.2 | |
| 外部ストレージ | 最大2TBのmicroSDXCカード | |
| 画面 | 画面 | 約6.9インチ 85% NTSC DC調光 解像度2340×1080 /19.5:9 /約374dpi リフレッシュレート:最大144Hz タッチレート:最大288Hz |
| 明るさ | 700nit / 850nit(屋外) | |
| 外観 | 外観 | |
| サイズ | 169.48 x 80.45 x 8.4 mm | |
| 重さ | 217g | |
| カラー | リップルグリーン チタングレー ミッドナイトブラック | |
| カメラ | メインカメラ | 5000万画素 F1.8 5Pレンズ |
| インカメ | 800万画素 F2.0 | |
| 動画撮影 | 1080p@30fps / 720p@30fps |
| バッテリー | 容量 | 7000 mAh |
|---|---|---|
| 充電 | 33W 急速充電(PD)18Wリバース充電 | |
| ワイヤレス | – | |
| 通信 | ネットワーク | Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.1 |
| SIM | nanoSIM x1 / eSIM x1 | |
| バンド帯 | 5G:n1 /3 /5 /7 /8 /20 /28 /38 /40 /41 /66 /77 /78 /71 /2 /12 /26 /48 4G LTE FDD:B1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /26 /28 /32 /66 /71 4G LTE TDD:B38 /40 /41 /42 /48 |
|
| GPS | GPS,GLONASS,Beidou,Galileo | |
| その他 | NFC | おサイフケータイ |
| サウンド | モノラル | |
| USB | USB-C | |
| 防水・耐久 | IP64 | |
| 生体認証 | 顔/指紋(側面) | |
| サポート | かこって検索 | 対応 |
| OS | HyperOS 2 | |
| アップデート | 2031年9月(グローバル) | |
| 付属品 | ソフトケース、保護フィルム貼付け済み |
CPUはAnTuTu 50万弱
Snapdragon 6s Gen 3は、695 5Gに近いとされています。
| 比較 | CPU | GPU |
|---|---|---|
| Snapdragon 6s Gen 3 | 2x Cortex-A78@2.3GHz 6x Cortex-A55@2.0GHz |
Adreno 619 |
| Snapdragon 695 5G | 2x Cortex-A78@2.2GHz 6x Cortex-A55@1.7GHz |
Adreno 619 |
XiaomiはAnTuTu v10スコア490000点以上と公表しています。
要約
REDMI 15 5Gのスペックを簡単にまとめると…
・メモリは4/128 or 8/256
・2340×1080@144Hz、最大850nitのディスプレイ
・33W急速充電
・7000mAhバッテリー、18W逆充電
・4GB+128GB:31,980円
・8GB+256GB:36,980円
スナドラ695 5G相当で3万超え、狙いは
SIMフリー版は適正ではない
2025年も終わろうとしていますが、性能はスナドラ695 5Gよりちょい上なSnapdragon 6s Gen 3で、そもそも最安構成ではメモリ4GB+128GBです。
これでSIMフリー版の価格が31,980円は流石に…な感じです。
8GB+256GBはブラックフライデーセールでのPOCO X7 Pro(37,980円+ポイント5%)とほぼ変わりません。
今年、POCOシリーズの大量投入で日本のスマホ市場を価格破壊したXiaomiのスマホとしては、かなり残念だというに他ありません。
狙いはキャリア
一転してソフトバンクでは4GB+128GBだけが取り扱いされ、通常販売価格は21,984円となっています。

お察しの良い方はだいたい予想がつくと思いますが、この価格設定は乗り換え・MNP1円スマホの特徴です。
つまりはそういうことです、すでにソフトバンクは他社からの乗り換え・MNPで21,983円の割引をする予定だとしています。
SIMフリー版としても展開してはいますが、キャリアでの販売に力を入れたモデルのようです。
REDMI 12との比較
REDMI 12 5Gの後継
このREDMI 15は、2023年10月発売のREDMI 12 5Gの後継モデルと言っても良いです。
そこら中で1円スマホとして売られていたRedmi 12 5Gですが、もう2年以上前のスマホで、今回やっとXiaomi 1円スマホが刷新されたものです。
REDMI 12 5GもSIMフリー版は29,800円からとかなり高かったので、これもREDMI 15が踏襲しています。
CPU性能は悪くない
REDMI 12 5GはSnapdragon 4 Gen 2採用で、CPU性能はそれほど悪くありませんでした。
| 比較 | 製造 | CPU | GPU |
|---|---|---|---|
| Snapdragon 6s Gen 3 | 6nm | 2x Cortex-A78@2.3GHz 6x Cortex-A55@2.0GHz |
Adreno 619 |
| Snapdragon 4 Gen 2 | 4nm | 2x Cortex-A78@2.2GHz 6x Cortex-A55@2.0GHz |
Adreno 613 |
製造プロセスは4nmから6nmに後退したので、REDMI 15では省エネ性が必ずしも向上するわけではないところが懸念材料です。
CPU性能の目安に、REDMI 12 5GのGoogle Octane 2.0スコアは34267点であり、Snapdragon 695 5Gに近いかそれ以上のCPUシングルスコアでした。
ディスプレイの向上
ディスプレイはより明るく鮮やか滑らかになりましたが、画面のアスペクト比が変更された関係で解像度は下がりました。
| Redmi 15 5G | Redmi 12 5G |
|---|---|
| 169 x 80 mm | 169 x 76 mm |
| 6.9″ 2340×1080 374dpi | 6.8″ 2460×1080 396dpi |
| 85% NTSC | 70% NTSC |
| 700nit / 850nit(HBM) | 550nit(HBM) |
| 144Hz / タッチレート288Hz | 90Hz / タッチレート240Hz |
全体的にディスプレイ品質は向上しており、REDMI 15 5Gはエントリースマホとしては破格のディスプレイです。
実寸はアスペクト比が横長になったため、重さは200gから217gにアップしています。
バッテリーも大幅アップ
7000mAhのバッテリーを搭載したREDMI 15 5Gは、もちろんREDMI 12 5Gから大幅に増量されています。
バッテリー容量ではXiaomi 17などフラグシップモデルと同じ水準です。
| Redmi 15 5G | Redmi 12 5G |
|---|---|
| 7000mAh | 5000mAh |
| 33W 急速充電(PD) | 18W 急速充電(PD、QC3.0) |
Redmi 12 5Gの平凡な5000mAhから7000mAhに大幅アップ、急速充電もPD 33Wに対応します。
バッテリー持ちは最大25時間の動画再生が可能としており、スマホの常識を破るスマホになりそうです。
イヤホンジャックは廃止、防水アップ
REDMI 12 5Gは3.5mmイヤホンジャックを搭載していましたが、REDMI 15 5Gでは廃止されました。
相変わらずモノラルスピーカーなので、音質に関してはダウンといっても良いと思います。
一方で防水防塵等級はIP53からIP64へアップして、ホコリ・水滴への耐性から、完全防塵・水飛沫への耐性にパワーアップしました。
1円で買おう
REDMI 15 5GはSIMフリー版は値段が性能に見合っておらず、購入することはオススメしません。
8GB+256GBはSIMフリー版限定ですが、これを購入するのであればPOCOシリーズでそれに近い価格のものを購入したほうが良いです。
ただソフトバンクの価格であれば適正そのもので、1円スマホ(通常22,000円程度)と比較するとかなり良いです。
まだ1円スマホはDimensity 700のリネームされたMediaTek SoCが多く、695 5Gの上位互換である6s Gen 3を採用したREDMI 15 5GはXiaomiらしい高コスパと言えます。
1円スマホとしては頭一つ抜けたコスパスマホで、1円スマホを購入しようと検討している人にオススメです。





























コメント