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Snapdragon 8s Gen 4のスペックや性能を当サイトで検証しました。
概要
2025年6月にXiaomi POCO F7 と共に発表された準ハイエンドのSoCです。
CPUはオールビッグコア構成となっており、省電力コアのCortex-A520が採用されずに、1基のCortex-X4と7基のCortex-A720で構成されます。
名称はSnapdragon 8 Gen 4の廉価版となる命名規則ですが、実際に8 Gen 4は存在していません。
Snapdragon 8 Elite が一応8 Gen 4に当たりますが、Eliteシリーズは新たなQualcomm独自のOryon CPUが採用されているのに対して、Snapdragon 8s Gen 4は従来どおりのARM製CPUとなっています。
なので実はSnapdragon 8s Gen 4はSnapdragon 8 Gen 3 に近いです。
搭載機種
日本で発売されたSnapdragon 8s Gen 4搭載機種は次の通りです。
- 2025年
POCO F7(Xiaomi)
Nothing Phone (3)(Nothing)
仕様
▼判明している範囲です。
Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4 Mobile Platform | |
---|---|
コードネーム | SM8735 |
製造 | TSMC 4nm |
アーキテクチャ | arm v9 |
リリース | 2025/06 |
性能 | |
CPU | 1x Cortex-X4@3.2GHz 3x Cortex-A720@3.0GHz 2x Cortex-A720@2.8GHz 2x Cortex-A720@2.0GHz |
GPU | Qualcomm Adreno 825 |
NPU | Qualcomm Hexagon |
接続性 | |
ディスプレイ | WQHD+@144Hz |
外部ディスプレイ | 4K@60Hz |
メモリ | 最大24GB LPDDR5X-4800MHz |
ストレージ | UFS 4.0 |
USB | USB 3.1 Gen 2 |
通信 | |
モデム | Snapdragon 5G@最大下り4.3Gbps |
ネットワーク | Qualcomm FastConnect Wi-Fi 7@最大下り5.8Gbps Bluetooth 6.0 |
カメラ | |
写真 | 108MP |
動画 | 4K@60FPS |
ベンチマーク(AnTuTu他)
測定は Xiaomi POCO F7 で行っています。Xiaomi独自のパフォーマンス制御においては、究極モードで測定します。
機種によって多少の前後があることをご理解ください。
AnTuTuベンチマーク
AnTuTu Ver10.5.0で計測。総合ベンチマークスコアは2028515点です。
- CPU:446928
- GPU:860926
- MEM:398186
- UX :322475
より高速なUFS4.1ストレージを搭載するため、MEMなどのスコアは底上げされていると思われます。メーカー公称値の208万点には及びませでしたが、それに近いスコアが出ています。
▼3Dテストの動作はこんな感じでした。
AITuTu
AnTuTuベンチマークのAI性能を測定するAITuTu v3.5.6を測定しました。
7月10日現在、AITuTuで測定することができませんでした。対応を待ちます。
CPUベンチマーク
ブラウザベンチマークのGoogle Octane 2.0ではシングルスコア68524点を記録しました。
▼Chrome 137で計測
マルチスコアの計測も可能なGoogle Octane plus ではシングルスコア68967点、マルチスコア431270点でした。
CPUシングル性能はSnapdragon 8 Gen 2 に迫る性能です。Snapdragon 8シリーズらしい高いシングル性能でした。
PCで言えば、シングルマルチ共にインテル11世代(Tiger Lake)を超えています。
▼core i5-11300Hのテストと比較
*筆者が過去に使用していたSurfaceで計測した結果です。
まとめ
はじめに発表された搭載端末のPOCO F7では、日本では5万円未満で購入できて、値段が非常に安かったです。入手可能な値段を考慮すれば、現在最高にコスパが良いチップです。同価格帯のチップと比べると頭が1つも2つも抜けています。
またAnTuTu総合スコアが高いだけでなく、CPUシングルスコア性能も高めで、実際のブラウジングテストでも高めのスコアを記録しました。
ここが同じミドルハイでも、MediaTekの8000シリーズとの違いです。実際に使ってガッカリさせられることはないでしょう。
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