Galaxy Tab A11+ 5Gと思われるデバイスが日本国内で販売予定であることを確認しました。
Galaxy Tab A11+ 技適通過
総務省が公開している「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」において、9月12日付けで「登録証明機関による工事設計認証に関する詳細情報」に、Samsung Electoronics Co.の型番SM-X238Qとするデバイスが追加されていることがわかりました。(工事設計認証番号005-103769)
いわゆる技適通過です。
このSM-X238Qという型番を読み取ると、SM-X2xxがGalaxy Tab A+シリーズの型番として割当されていることから、デバイスはGalaxy Tab A11+だと推測されます。
型番から推測される事柄~5Gモデルか
海外ではSM-X218Uとする5G通信に対応したGalaxy Tab A9+ 5Gが販売されており、このことからSM-X238QはSIM対応したGalaxy Tab A11+ 5Gだと判断されます。
SM-X238Qのように末尾にQがつくのは日本市場向けのSIMフリー版Galaxyスマートフォンに共通している事柄で、Galaxyタブレットでは今まではSM-X730(Galaxy Tab S11)のように国内版でも国外と同じ型番で発売されていましたが、今回はSIMフリー版として区別する型番が割当されているため、他にキャリア版も販売も想定されます。
ちなみにGalaxy Tab A11シリーズは実質的にGalaxy Tab A9シリーズの後継ですが、Galaxy Tab S11シリーズの型番に合わせてA10をスキップしています。

フランスで発表済みのGalaxy Tab A11+
9月30日にサムスンはフランスにてGalaxy Tab A11+を発表しましたが、プレスリリースでは簡単ないくつかの情報の除いてスペックは明らかとしていません。
- 90Hzディスプレイ
- Dolby Atmos
- 25W 超急速充電(USB-PD PPS)
- イヤホンジャック
- ストレージ:128GBまたは256GB
- 最大2TBのmicroSDXC
- バッテリー容量:7,040mAh
- 5MPのインカメ
- 最大7世代のOSアップデート
- One UI 8.0で発売
- 257.1 x 168.7 x 6.9 mm
- グレー
またGalaxy Tab A11+は、Google Geminiや数式ソルバーといったAI機能に対応しており、One UI 8.0にて再設計されたDexモードについてもサポートすると明言されましたが、外部ディスプレイへの出力の可否は不明です。
また本体サイズは257.1 x 168.7 x 6.9 mmでカラーはグレーとしており、11インチで発売されたGalaxy Tab A9+のデザインに完全に一致します。
発売は2025年末に発売される見込みだとしています。
MediaTek Dimensity 7300搭載
具体的なSoCは明かされていませんが、以前からリーク段階の情報として噂されている事として、MediaTek Dimensity 7300を搭載するのではないかと言われています。
Dimensity 7300は2.5GHzで4基のCortex-A78と、2.0GHzで4基のCortex-A55から構成される中堅プロセッサーで、Galaxy Tab A11+ 5GのAnTuTu 10総合スコアは60~70万程度になると推測されます。
日本国内では、Nothing社から昨年10月に発売されたスマホCMF Phone (1)に採用されていました。
Galaxy Tab A11無印のMediaTek Helio G99と比較すると格段に性能が良く、ストレスが少なく利用できるチップセットです。
まとめ
Galaxy Tab A11+ 5Gとされるデバイスの情報をお届けしました。
先日発表された8インチのGalaxy Tab A11はWi-Fi専用モデルでしたが、11インチのこのデバイスが5Gで発売されるとは驚きで、その上SIMフリー版に限定される型番だったので、他にもキャリアから販売されるモデルの存在も匂わせているように感じます。
性能面で90Hzリフレッシュレートや25W急速充電、128GB以上のストレージなど決して悪くないスペックで、Galaxy Tab S10 Liteと互角以上のタブレットになりそうで、Galaxy Tab A9+はSnapdragon 695 5Gとメモリ4GB/64GBでややスペック低めでしたが、それとは全く別物なミドルタブレットに生まれ変わっています。
フランスにて公表された情報によれば発売は2025年末と公表されており、あと2ヶ月程度で販売されそうです。
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