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Intel Core Ultra 300シリーズ(Panther Lake)のラインナップが明らかに。GPU性能で差別化

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Intel Core Ultra

 

次世代のノート向けIntel CPUとなるIntel Core Ultra 300シリーズ(コードネーム:Panther Lake)がまもなく登場予定です。

発表前のリーク情報により、ノートPC向けの3グループ合計12種類のCPUラインナップが一部判明しています。

 

Core Ultra 300シリーズの共通事項

Core Ultra 300シリーズはArrow Lakeの後継となる新しいCPUで、コードネームがPanther Lakeとされています。

CPU リソグラフィは新しいIntel 18A半導体にて製造される見込みですが、GPUに関してはTSMC N3Eになると見られています。

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またインテルはIntel Core Ultra 200V(Lunar Lake)で採用されたチップセットにメモリを統合したオンチップメモリは、このPanther Lakeではコスト面の関係から採用しないと明言しています。そのため超省エネかつGPU性能を底上げしたプレミアムなVプロセッサーに該当するチップは登場しないと見られています。

 

強力なGPUを内蔵したXグループ

Core Ultra 300シリーズのうち、Core Ultra X7 3x8Hなど数字の前にXがつき、末尾が8Hとなるグループが最も強力とされ、今のところ4種類存在するとされています。

  • Core Ultra X9 388H:16コアCPU、12コアGPU
  • Core Ultra X7 368H:16コアCPU、12コアGPU
  • Core Ultra X7 358H:16コアCPU、12コアGPU
  • Core Ultra X5 328H:12コアCPU、10コアGPU

Core Ultra X7およびX9はすべて4P+8E+4LPEの構成となる合計16コアのCPUとなり、内蔵グラフィックは新たなIntel Xe3 GPUを12コア搭載すると見られています。

より下位となるX5 328Hは4P+4E+4LPEの合計12コアで、iGPUはIntel Xe3 GPUを10コア搭載すると見られており、下位モデルであってもArrow Lakeの7~8コアGPUを上回るため性能の大幅な向上が期待されます。

CPUはArrow Lake Hの6P+8E+2LPE構成のCPUと比較して、Pコアが2基減った一方でより簡単なタスクを超省エネで行うLPEコアが4基に増えており、アイドル時間などの効率性の改善に期待できます。

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TDPは上位のX9が45Wになるとされており、Arrow Lakeを例に考えればX5およびX7は28~45Wに収まりそうです。

なお名前にXがつく場所はリークの出処によって異なっているようで、一説ではCore Ultra 9 X388Hのようになる可能性もあるとのことですが、クアルコムのSnapdragon X2 に合わせてXをつけると考えられていることから、Core Ultra X7などとなる可能性が高そうです。

 

末尾5Hのラインナップ

末尾が5Hとなる、直接的なArrow Lake Hの後継と思わせる命名のグループです。

  • Core Ultra 9 385H:16コアCPU、4コアGPU
  • Core Ultra 7 355H:16コアCPU、4コアGPU
  • Core Ultra 7 345H:16コアCPU、4コアGPU
  • Core Ultra 5 325H:12コアCPU、4コアGPU

これらの末尾が5Hとなるチップセットは、Xグループと同じく「4P+8E+4LPEの16コアCPU」または「4P+4E+4LPEの12コアCPU」で構成されますが、GPUはいずれもIntel Xe3 GPU 4コアとなっています。

最低限のグラフィック性能しか備えておらず、Intel Core Ultra 200U(Arrow Lake U)より少し向上した程度のGPU性能しか期待できないと思われます。

これらのCPUが強めでGPUが弱めのチップは、通例では安価なビジネスPCやゲーミングノートに採用されています。

 

末尾Uの省エネチップ

最後に定番のUプロセッサーです。

  • Core Ultra 7 360U:8コアCPU、4コアGPU
  • Core Ultra 5 350U:8コアCPU、4コアGPU
  • Core Ultra 5 340U:8コアCPU、4コアGPU
  • Core Ultra 3 320U:6コアCPU、4コアGPU
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TDPは15Wとされ、これらのCPUは「4P+4LPEの8コア」または「2P+4LPEの6コア」で、GPUはIntel Xe3 GPU 4コアとなっています。

CPU構成ではEコアは採用されず、パフォーマンス重視のPコアと超省エネなLPEコアだけで構成されており、この構成はIntel Core Ultra 200V(Lunar Lake)と同一です。

一方でGPUは4コアなので弱く、またCore Ultra 300シリーズではチップセットに統合されたオンチップメモリを廃止することから、GPU性能やAI性能はLunar Lakeよりも大きく劣ると推測されます。

 

命名規則にご注意を…Xがベスト

またもや命名規則が変更され、多くの消費者にとっては覚えることが難しくなりそうです。

Core Ultra 200シリーズにおいて、258Vなど末尾8のSKUは32GBの統合メモリを有することを意味していましたが、今回からは統合メモリが廃止されたことに伴って、より強力なGPUを搭載するという意味だけになると見られます。

シンプルにより新しく、より強力な性能を期待する場合はXとつくチップのノートを購入すれば良いのですが、現行の性能が高いIntel Core Ultra 7 255Hの後継を思わせるCore Ultra 7 355Hなどはグラフィック性能が弱く、最新を追う消費者の間にまた混乱を生みそうです。

 

性能は一昔前のゲーミングPC並みになるか…?

Panther Lake XではGPUコア数が12コアに増えたことで、8コアだったArrow Lake Hよりも飛躍的な性能の向上が期待できます。

8コアGPUだったIntel Core Ultra 255Hに搭載されるIntel Arc 140Tは、ベンチマーク上でRTX 3050 Laptopに迫る性能を出しており、2021~2023年頃に発売された安価なゲーミングノートPCは超えていそうです。

新しいPanther Lake CPUは今後数日以内にIntelから発表されると見られています。

 

ThinkPad X9
Intel Core Ultra 搭載 ThinkPad X9

 

出典

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