10月1日に発表されたGalaxy Tab S12シリーズ、実物をチェックしてみました。
今回は12.6インチのGalaxy Tab S12+と14.6インチのGalaxy Tab S12 Ultraが同時展開され、11インチサイズのGalaxy Tab S12(無印)は欠番となりました。
Android初のフォトショップアプリ対応タブレットで、ソフトウェア面が強化されているデバイスでもあるので、新しい機能を試したい人向けです。
Dimensity 9500搭載に
今回はどちらもMediaTek Dimensity 9500が搭載されていますが、9500+ではない理由は単純で、そもそもMediaTekがそれを発表していないからです。
前回のGalaxy Tab S11シリーズはMediaTek Dimensity 9400+で、AnTuTu v11では2,947,277点でした。
Xiaomi 17T Proで測定したDimensity 9500のAnTuTu v11スコアは3,539,081点です。
総合的な性能ももちろんですが、AI処理を司るNPU性能の61%アップが大々的にアピールされていて、オンデバイス処理が強化されているといいます。
プラスは2世代ぶりアップデートの進化
Galaxy Tab S12+は、Galaxy Tab S10+以来、2年ぶりに発売された新モデルです。
進化したポイントは、バッテリー容量・画面の明るさ・大きさ・軽さ薄さなど、細かい部分が多いですが、大きく進化しています。特に画面は12.4インチから12.6インチへと大型化しています。
| 項目 | Galaxy Tab S12+ | Galaxy Tab S10+ |
|---|---|---|
| SoC | MediaTek Dimensity 9500 | MediaTek Dimensity 9300+ |
| ディスプレイ | 約12.6インチ Dynamic AMOLED 2X 最大120Hz |
約12.4インチ Dynamic AMOLED 2X 最大120Hz |
| 解像度 | 2800×1752 | 2800×1752 |
| ピーク輝度 | 1,600nits | 650nits |
| メモリ/ストレージ | 12GB/256GB 12GB/512GB |
12GB/256GB 12GB/512GB |
| microSD | 最大2TB | 最大1.5TB |
| リアカメラ | 約1,300万画素(広角) | 約1,300万画素(広角) 約800万画素(超広角) |
| フロントカメラ | 約1,200万画素(超広角) | 約1,200万画素(超広角) |
| バッテリー | 10,600mAh | 10,090mAh |
| 動画再生時間 | 最大21時間 | 最大16時間 |
| サイズ | 187.8×289.5×5.3mm | 185.4×285.4×5.6mm |
| 重さ | 約553g | 約571g |
| スピーカー | クアッドスピーカー (4チャンネル空間オーディオ) |
クアッドスピーカー |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.3 |
| 防水防塵 | IP68 | IP68 |
| セキュリティ アップデート |
2033年9月30日まで | 2031年10月31日まで |
特に2世代ぶりのアップデートだけあって、画面輝度の進化が大きく、最大650ニトから最大1600ニトへと引き上げられ、視認性抜群となっています。
Galaxy Tab S11無印とは違って反射防止仕様となっています。
今回からTab S11シリーズで刷新された新しいSペンへと変更されました。鉛筆のような六角型で、Bluetooth機能は削除されエアアクションは利用できなくなっています。
本体はSペンよりも薄いサイズになっていました。
また背面カメラはデュアル構成からシングル構成へと変更され、超広角レンズが廃止されています。デザイン的にはGalaxy Tab S11など11インチサイズのモデルと非常によく似ています。
超広角カメラは使うかどうか微妙でしたが、デザイン的にはデュアルカメラのゴージャスな雰囲気がなくなりました。
Galaxy Tab S12 Ultraは間違い探し?
大幅な進化を遂げたGalaxy Tab S12+とは対照的に、Tab S12 Ultraの進化は消極的です。
見た目はほぼ同じで、中身のチップが新しく進化した程度に留まります。
| 項目 | Galaxy Tab S12 Ultra | Galaxy Tab S11 Ultra |
|---|---|---|
| SoC | MediaTek Dimensity 9500 | MediaTek Dimensity 9400+ |
| ディスプレイ | 約14.6インチ Dynamic AMOLED 2X 最大120Hz |
約14.6インチ Dynamic AMOLED 2X 最大120Hz |
| 解像度 | 2960×1848 | 2960×1848 |
| ピーク輝度 | 1,600nits | 1,600nits |
| メモリ/ストレージ | 12GB/256GB 12GB/512GB 16GB/1TB |
12GB/256GB 12GB/512GB 16GB/1TB |
| microSD | 最大2TB | 最大2TB |
| リアカメラ | 約1,300万画素(広角) 約800万画素(超広角) |
約1,300万画素(広角) 約800万画素(超広角) |
| フロントカメラ | 約1,200万画素(超広角) | 約1,200万画素(超広角) |
| バッテリー | 11,600mAh | 11,600mAh |
| 動画再生時間 | 最大23時間 | 最大23時間 |
| サイズ | 208.5×326.3×5.1mm | 208.5×326.3×5.1mm |
| 重さ | 約692g | 約692g |
| スピーカー | クアッドスピーカー (4チャンネル空間オーディオ) |
クアッドスピーカー |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.4 |
| 防水防塵 | IP68 | IP68 |
| セキュリティ アップデート |
2033年9月30日まで | 2032年9月30日まで |
Tab S12+と同様に、4チャンネルの空間オーディオに対応しました。今までもスピーカーの個数は4基でしたが、2チャンネルでした。音響面はかなり強化されたと言えます。
ただ毎シリーズで販売されるだけあって、進化は本当に小さいです。
驚異的な値段に
Galaxy Tab S12シリーズが発表されたと同時に、Galaxy S26シリーズが世界的に値上げされました。
このGalaxy Tab S12+自体も大幅な値上げで販売開始されています。
| モデル | 日本価格 | 米国価格 |
|---|---|---|
| Galaxy Tab S12 Ultra | 256GB:271,480円 512GB:305,580円 1TB:373,780円 |
$1,399.99~ |
| Galaxy Tab S11 Ultra | 256GB:198,330円 512GB:237,380円 |
$1,199.99~ |
| Galaxy Tab S12+ | 256GB:227,480円 512GB:261,580円 |
$1,199.99~ |
| Galaxy Tab S11 | 128GB:172,480円 256GB:193,380円 512GB:218,680円 |
$799.99~ |
※日本価格はSamsungオンラインショップの販売価格(2026年10月3日時点)、米国価格はSamsung米国ニュースルーム発表の最小構成価格です。
登場のタイミングが悪すぎたデバイス…
昨年登場したGalaxy Tab S11シリーズでは発売直後にDimensity 9500が発表され、いきなり型落ち性能となりました。今回も同じことが起きており、Galaxy Tab S12シリーズはすでにDimensity 9600 Proが発表されている中で、9500を搭載して発表されました。
20万円を超える大台に乗った価格なので、せめて最新のDimensity 9600 Proが欲しいところなのですが、相変わらず型落ちで値段だけが上昇していく非情な現実です。
発売時期をずらすなどして最新を搭載するようにして欲しいのですが、あまりにも高額なデバイスにも関わらずコストカットが目立っていることが残念です。
2世代ぶりの更新となったGalaxy Tab S12+はより大きく、軽く、薄く進化していてメリットは多いですが、Galaxy Tab S11 Ultra以上に高額となり、価格が本当に厳しいなと感じました。
フォトショップ対応など面白い利点もあるのですが、旧世代のGalaxy Tabでも十分かな…というのが正直な感想です。








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