Xiaomi 17T Pro(MediaTek Dimensity 9500)実機にて測定したベンチマーク結果をまとめます。AnTuTu・3DMark・Geekbenchなどの定番ベンチマークの他、AI性能の比較や日常動作の快適さも見ています。

MediaTek Dimensity 9500 概要
▼判明している範囲です。
| MediaTek Dimensity 9500 | |
|---|---|
| 製造 | TSMC N3P |
| アーキテクチャ | arm v9.3a |
| リリース | 2025/09/22 |
| 性能 | |
| CPU | 1x Arm C1-Ultra@4.21GHz 3x Arm C1-Premium 4x Arm C1-Pro |
| GPU | Arm Mali-G1 Ultra MC12 |
| NPU | MediaTek NPU 990 |
| 接続性 | |
| ディスプレイ | WQHD+@180Hz 3つ折りディスプレイ用3ポートMIPI |
| メモリ | LPDDR5X 10667 |
| ストレージ | UFS 4.1 (4Lane) |
| 通信 | |
|---|---|
| モデム | Sub-6GHz@7.4Gbps |
| ネットワーク | Wi-Fi 7@7.3Gbps Bluetooth 6.0 |
| 映像 | |
| 写真 | Imagiq 1190 / 最大320MP |
| 動画 | 8K@60FPS 4K@120FPS 4K@60FPS シネマティック撮影 |
2026年6月現在、MediaTekプロセッサーの中ではMediaTek Dimensity 9500が最高峰です。上位モデルとなり得る9500+は未発表です。
Snapdragon 8 Elite Gen 5などと肩を並べるフラグシップモデル向けSoCとなります。
| 🔥MediaTek Dimensity 型番の格付け🔥 | ||
|---|---|---|
| Dimensity 9000+ | フラグシップ | 9000より高い動作周波数で最高峰 |
| Dimensity 9000 | フラグシップ | 最高クラスのCPU・GPU性能 |
| Dimensity 9000s | 準フラグシップ | 1世代前の9000+に近い性能 |
| Dimensity 8000 | ミドルハイ | ミドル級CPU・ミドルハイGPU |
| Dimensity 7000 | ミドルロー | 少し古いミドル級CPU・弱いGPU |
| Dimensity 6000 | エントリー | 入門機向けで古いCPU |
ベンチマーク(AnTuTu他)
測定はXiaomi 17T Pro 256GB(国内版)で行っています。
同じSoCを搭載するスマートフォンであっても計測機種によりベンチマーク測定結果に違いがでることをご理解ください。

Xiaomi 17T Pro AnTuTuベンチマーク
定番の総合ベンチマーク、最新版のAnTuTu Ver11.1.2と旧バージョンのAnTuTu v10.5.2で計測。
AnTuTu v11.1.2↔ AnTuTu v10.5.2
▼比較
| 比較 | AnTuTu 10 総合スコア |
|---|---|
| Dimensity 9500s | |
| Dimensity 9400+ | |
| Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | |
| Dimensity 9500 (OPPO Find X9) |
|
| Xiaomi 17T Pro |
▼最新版のスコア比較はこちら
Xiaomi 17T Pro ストレージ・メモリ速度
計測端末のXiaomi 17T ProはUFS 4.1ストレージ・LPDDR5X-9600Mbpsメモリです。
ベンチマークではスマホのストレージやメモリ速度がある程度スコアに反映されます。上記のAnTuTu総合スコアのMEMなどがそれです。
ストレージ速度を測定できるAnTuTu Storage Test v10、CPDTベンチマークを実行しました。CPDTベンチマーク(右)ではMemory copyという項目でRAM速度の測定が行われています。
AnTuTu Storage Test v10・CPDTベンチマーク
ストレージ速度の評価(UFS 規格別)↓
| UFS規格 | 速度目安 | 評価 |
|---|---|---|
| UFS 4.x | ~4000MB/s | 高性能スマホ |
| UFS 3.x | ~2000MB/s | 旧型・ミドル・128GBなど |
| UFS 2.x *2 Lane |
~1000MB/s | 安価なミドルスマホに多い |
| UFS 2.x *1 Lane |
~500MB/s | 入門機のスマホ |
RAM速度の目安↓
| RAM規格 | スコア例 | 評価 |
|---|---|---|
| LPDDR5X | 10~25GB/s | ~最上級 |
| LPDDR5 | 10~15GB/s | ミドルスマホ |
| LPDDR4X | ~7GB/s | エントリースマホ |
AITuTu
AnTuTuベンチマークのAI性能を測定するAITuTu v3.6.2では72470点でした。
MediaTekなので最適化されていないと思われ、他と比較できるデータではありませんでした。
Geekbench 6
Xiaomi 17T ProでGeekebench 6を実行してCPU、GPUの性能を測定しました。
CPU・GPU Vulkan・GPU OpenCL↓
比較
| SoC | シングル | マルチ | Vulkan | OpenCL |
|---|---|---|---|---|
| MediaTek Dimensity 9500s | 2644 | 8496 | 21480 | 20265 |
| MediaTek Dimensity 9400+ | 2727 | 8551 | 22248 | 20472 |
| MediaTek Dimensity 9500 (OPPO Find X9) |
3219 | 9595 | 28573 | 23318 |
| Xiaomi 17T Pro | 3226 | 9783 | 23209 | 22468 |
| Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | 3756 | 11148 | 29130 | 25478 |
3DMark
グラフィックベンチマークの3DMarkにて性能を測定しています。
Xiaomi 17T Pro(Dimensity 9500)はVulkanレイトレーシング対応なので、Solar Bayまで動作しました。
- Wild Life Unlimited:26492(158.64 FPS)
- Wild Life Extreme Unlimited:7246(43.39 FPS)
- Steel Nomad Light Unlimited:2553(18.91 FPS)
- Solar Bay Unlimited:15052(57.23 FPS)
- Solar Bay Extreme Unlimited:1280(8.95 FPS)
3DMarkの仮想ゲームタイトルの特徴は次の通りです。
- Wild Life:軽量1440p
- Wild Life Extreme:重量級4K
- Steel Nomad Light:重量級1440p(最新)
- Solar Bay:レイトレーシングの測定
- Solar Bay Extreme:重量級のレイトレ測定
全てクロスプラットフォームで比較可能なUnlimitedモードで測定しました。
Wild Life Extreme Unlimitedでのスコア比較
| 比較 | WL Extreme Unlimited |
|---|---|
| Dimensity 9500s(MC11) | |
| Dimensity 9400+ | |
| OPPO Find X9 | |
| Xiaomi 17T Pro | |
| Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
ベンチマークの提供:https://benchmarks.ul.com/
20分間連続して実行する耐久テストWild Life Extreme Stress Testでもスコアは低下する様子がなく動作が安定していました。
Wild Life Extreme Stress Test
他のスマホのスコアと比較↓
| 比較 | 最高 | 最低 | 維持率 | バッテリー |
|---|---|---|---|---|
| Galaxy S26 | 8035 | 4405 | 54.8% | -13% |
| OPPO Find X9 | 7056 | 4129 | 58.5% | -9% |
| Xiaomi 17T Pro | 7026 | 3211 | 45.7% | -7% |
| OPPO Find N6 | 6856 | 3755 | 54.8% | -8% |
| POCO X8 Pro Max | 6126 | 3693 | 60.3% | -6% |
Xiaomi 17T Proは発熱に弱いためか、スコアが大幅に低下しました。
しかし実行直後の表面温度は40℃を超えておらず、うまい具合にスロットリングが働くようでした。適切な温度管理で無理のないパフォーマンスを引き出せるように調整されています。
Stress Test実行後の背面温度
PCMark Work 3.0
PCMark Work 3.0 performanceを実行しました。Webブラウジング・動画編集・写真編集・ドキュメント編集・データソフトの5つの動作を総合的に測定するベンチマークです。
高フレームレートなリフレッシュレート最大144Hzで実行したほうがより高スコアが出る傾向にあります。
←144Hz・60Hz→
過去レビューしたスマホと比較(120Hzのスコア)↓
| 最新機種で比較 | PCMark Work 3.0 performance |
|---|---|
| Google Pixel 10a | |
| Google Pixel 10 | |
| Xiaomi 17T Pro | |
| AQUOS R10 | |
| POCO X8 Pro Max | |
| OPPO Find X9 | |
| OPPO Find N6 | |
| Galaxy S26 |
PCMark Work 3.0 battery life 計測結果まとめ
ブラウザベンチマーク
6種類のブラウザベンチマークで検証してみました。計測はすべてChrome ver148です。
Xiaomi 17T ProではブラウザアプリでCPU速度が上がらず、スコアはイマイチでした。日常動作では性能がかなり制限されているという結果になりました。
Google Octane 2.0・Octane 2.0 Plus・AnTuTu HTML5 Test・Speedometer3.1・JetStream2・WebXPRT 4
しかしAnTuTuベンチマークを起動させながらChromeアプリを実行すると、CPU動作周波数がマックスまで上昇して、Dimensity 9500のフルパワーに近いスコアを叩き出しました。
Snapdragon 8 Elite Gen 5(Galaxy S26)との比較↓
ベンチマークリンク集↓
Google Octane 2.0Octane 2.0 PlusWebXPRT4AnTuTu HTML5 TestSpeedometer 3.1JetStream 2
Xiaomi 17T Pro 性能の総評
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Xiaomi 17T ProはAnTuTu v10では最高得点クラスでした。
一部でOPPO Find X9で記録した数値を大きく下回るものもありましたが、高額なFind X9に負けない高スコアを記録していました。発熱対策はしっかりしているようで、40℃を超えないように調整されていたことが印象的でした。
アチアチになりすぎないので安心して利用できると思いました。
概ねMediaTek Dimensity 9500の実力を発揮できていましたが、日常動作では大幅に性能制御されているため、高いCPUパフォーマンスが活かせないところは非常に残念です。


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