レビューの要点
良い点
- Pro Maxより20000円も安い
- 豪華な付属品
- Pro Maxにはないイエローカラー
- コンパクトな6.59インチ
- バッテリー持ち平均以上
- USB-PD PPSでも充電が速い
気になる点
- 発熱傾向
- ディスプレイの高輝度は限定的な場面
- RAM 12GBにするとコスパ悪い
POCO X8 Pro と POCO X8 Pro Maxとの違いは?
カラー
POCO X8 Proは、Maxにはないイエローカラーが登場しました。
黒と黄色はPOCOブランドカラーですが、「推し球団の色なんだ!」って人はPOCO X8 Pro一択でしょう。そういうスマホの選び方もあると思います…笑
POCO X8 Proは無難な黒・白、そしてブルーの3色です。

サイズ
POCO X8 ProとPOCO X8 Pro Maxの違いは主にサイズ・性能・バッテリーです。
サイズでは、POCO X8 Proがちょっと小さめの6.59インチ、POCO X8 Pro Maxが6.83インチと大画面です。
6.83インチと6.59インチを比較すると、明確に6.59インチは小さいです。
X8 Pro Maxとの性能差は大きい
POCO X8 Proのチップセットは、ミドルハイ級のMediaTek Dimensity 8500-Ultraを搭載。メモリ構成は8GB+256GB・8GB+512GB・12GB+512GBの3種類です。

上位モデルのPOCO X8 Pro Maxは準フラグシップ級のMediaTek Dimensity 9500sを搭載。またメモリ構成は12GB+256GBからスタートして、12GB+512GBも選べます。

メモリでみると価格差は僅か
ProとPro Max、2つの最小構成の価格差は2万円です。
RAM 12GBに揃えた一番安い値段では、POCO X8 Pro(12GB+512GB)が74,980円、POCO X8 Pro Max(12GB+256GB)が79,980円と、5,000円まで縮まります。
バッテリーサイズはダウン
POCO X8 Pro Maxは最高クラスの8500mAhバッテリーを搭載していますが、POCO X8 Proは6500mAhと少なめです。

指紋認証
地味な違いとして、画面内指紋認証の方式です。
POCO X8 Proは光学式指紋認証(2D方式)で、POCO X8 Pro Maxは超音波式指紋認証(3D方式)です。
精度の違いだけでなく、POCO X8 Proではセンサーの位置が光学式センサー特有のかなり下ですが、POCO X8 Pro Maxは画面中央に寄っていて押しやすいです。
POCO X8 Proの位置↓
POCO X8 Pro Maxの位置↓
スピーカー(音質)
POCO X8 Proは大型サイズなこともあってか、そこそこ良質な音を鳴らしてくれます。
音のバランスは上下で均等で、Dolby Atmosによる大きな音の広がりがグッドでしたが、高音・低音の繊細な感じはなく、点数は7/10点といったところです。(筆者の主観)
スペックシートで比較↓
| 項目 | POCO X8 Pro | POCO X8 Pro Max |
|---|---|---|
| 画面 | 6.59インチ AMOLED(Gorilla Glass 7i) |
6.83インチ AMOLED(Gorilla Glass 7i) |
| 解像度 | 2756×1268(約460ppi) | 2772×1280(約447ppi) |
| 輝度 | 通常輝度(HBM):2000nits ピーク輝度:3500nits |
通常輝度(HBM):2000nits ピーク輝度:3500nits |
| 滑らかさ | リフレッシュレート60-120Hz (常時ディスプレイ時のみ30Hz) タッチサンプリングレート120Hz(通常時) |
リフレッシュレート60-120Hz (常時ディスプレイ時のみ30Hz) タッチサンプリングレート120Hz(通常時) |
| 重さ | 201.5g (157.5×75.2×8.4mm) |
218g (162.9×77.9×8.2mm) |
| 性能 | MediaTek Dimensity 8500 Ultra (TSMC 4nm) |
MediaTek Dimensity 9500s (TSMC 3nm) |
| メモリ | 8GB+256GB 8GB+512GB 12GB+512GB |
12GB+256GB 12GB+512GB |
| ストレージ | UFS 4.1 SDカード非対応 |
UFS 4.1 SDカード非対応 |
| バッテリー | 6500mAh(Si/C) | 8500mAh(Si/C) |
| 充電 | 100W有線急速充電 PD3.0・PPS対応 27W逆充電 |
100W有線急速充電 PD3.0・PPS対応 27W逆充電 |
| おサイフケータイ | なし | なし |
| オーディオ | ステレオスピーカー (Dolby Atmos対応) |
ステレオスピーカー (Dolby Atmos対応) |
| メインカメラ | 5000万画素 IMX882(1/1.95″) F1.5・光学手ブレ補正 |
5000万画素 Light Fusion 600(1/1.95″) F1.5・光学手ブレ補正 |
| 超広角カメラ | 800万画素 F2.2 |
800万画素 F2.2 |
| 撮影 | 最大4K 30/60fps | 最大4K 30/60fps |
| ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 6.0 |
Wi-Fi 6/7 Bluetooth 6.0 |
| SIM | nanoSIM×2 / eSIM対応 | nanoSIM×2 / eSIM対応 (同時利用は2枚まで) |
| 防水 | IP68/IP69K | IP68/IP69K |
| 生体認証 | 顔認証・画面内指紋認証 (光学式) |
顔認証・画面内指紋認証 (超音波式) |
| 接続 | USB Type-C 2.0 | USB Type-C 2.0 |
| OS | Android 16(HyperOS 3) | Android 16(HyperOS 3) |
| 価格 | 59,980円~ (8GB+256GB) |
79,980円~ (12GB+256GB) |
POCO X8 Pro 性能・発熱チェック
AnTuTu総合スコア
POCO X8 ProでAnTuTu v11を連続して3回実行しました。
バッテリーはマイナス17%でした。
上位モデルのPOCO X8 Pro Maxで計測したデータです。
3DMark Stress Test
耐久テストの3DMark Wild Life Extreme Stress Testです。20分間・20回連続で4Kグラフィックを描画する高負荷なゲームベンチマークです。
スコアと実行直後の本体温度です。
実行直後の本体温度
他のスマホのスコアと比較↓
| 比較 | 最高 | 最低 | 維持率 | バッテリー |
|---|---|---|---|---|
| Galaxy S26 Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
8035 | 4405 | 54.8% | -13% |
| Xiaomi 17T Pro Dimensity 9500 |
7026 | 3211 | 45.7% | -7% |
| OPPO Find N6 Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
6856 | 3755 | 54.8% | -8% |
| POCO X8 Pro Max Dimensity 9500s |
6126 | 3693 | 60.3% | -6% |
| POCO F7 Ultra SD8 Elite |
5452 | 4090 | 75% | -14% |
| POCO X8 Pro Dimensity 8500 |
4000 | 3129 | 78.2% | -8% |
ストレージ速度
POCO X8 Pro Maxと同様にUFS 4.1ストレージを内蔵します。
かなり高速ですが、連続して書き込みすると発熱して速度が低下しました。実際アプリ・OS更新など発熱して更新作業に時間がかかった印象です。
CPDTベンチマークです。これは内蔵ストレージ速度の他に、RAM帯域を測定します。
ストレージ速度の目安
| UFS規格 | 速度目安 | 評価 |
|---|---|---|
| UFS 4.x | ~4000MB/s | 高性能スマホ |
| UFS 3.x | ~2000MB/s | 旧型・ミドル・128GBなど |
| UFS 2.x(2Lane) | ~1000MB/s | 安価なミドルスマホに多い |
| UFS 2.x(1 Lane) | ~500MB/s | 入門機のスマホ |
Memory copy(RAM帯域)の目安
| RAM規格 | スコア例 | 評価 |
|---|---|---|
| LPDDR5X | 10~25GB/s | ~最上級 |
| LPDDR5 | 10~15GB/s | ミドルスマホ |
| LPDDR4X | ~7GB/s | エントリースマホ |
普段遣いの速さ
ブラウザベンチマークのスコアで比較すると、意外とPOCO X8 Pro Maxとの差は大きくありませんでした。
POCO X8 Proのブラウザベンチマーク
POCO X8 Pro Maxのブラウザベンチマーク結果
POCO X8 Proの輝度チェック
画面輝度の実測
POCO X8 Proの画面輝度は、メーカーによって次のように公表されています。
- 通常時輝度 800nits / HBM輝度 2000nits / ピーク輝度 3500nits(25%のエリアをカバー)
この数値はすべてPOCO X8 Pro Maxと同じなので、カタログスペック上に差異はありません。
他のスマホと同様、定量的な以下の条件でPOCO X8 Pro Maxの画面輝度を測定しました。手動でスライダーを動かして調整する通常輝度では、日光モードという項目をオンにすることでさらに輝度が上昇します。
また明るさの自動調整を有効にした輝度(=HBM輝度)では画面の点灯させるピクセルを減らせば減らすほど輝度が上昇していく仕様で、やがて最高となるピーク輝度に達します。
| 測定条件 | POCO X8 Pro Max | POCO X8 Pro |
|---|---|---|
| 手動輝度(白100%) | 616 nits | 569 nits |
| 日光モード(白100%) | 827 nits | 763 nits |
| 自動調整(白100%) | 1106 nits | 1059 nits |
| 自動調整(白75%) | 1105 nits | 1041 nits |
| 自動調整(白10%)*ピーク輝度 | 3520 nits | 3540 nits |
画面の色温度は原色Proで測定しました。
比較するとPOCO X8 Pro Maxのほうがわずかに輝度が高かったですが、後で提示するデータ的にXiaomi 17T Proも近い値だったので、これは個体差だと思われます。優劣はなさそうです。
HBM輝度の公称値2000ニトを達成する条件はかなり厳しく、画面上の白の割合を40%台まで減らして初めて2000ニトを超えました。
さらに25%まで減らすと3540ニトまで上昇して、これがピーク輝度です。今回の測定では25%エリアをカバーして3500ニトを3分間維持しました。
高輝度を出力できる環境は部分的ですが、長時間それを維持することができます。
ピーク輝度の測定
明るさのデータ比較
POCO X8 Proのディスプレイ総評として、POCO X8 Pro MaxやXiaomi 17T Proと同様に、普通のスマホ利用における明るさの指標となる全白輝度(白100%)の数値は高くないため、屋外での利用(マップ・ブラウザ閲覧など)で画面が暗く感じるケースが多そうです。
自動調整の輝度(表示領域75%)で他機種と比較
| 2025年の機種 | 屋外輝度(白75%) |
|---|---|
| Apple iPhone 17 | |
| POCO X8 Pro | |
| Xiaomi 17T Pro | |
| POCO X8 Pro Max | |
| FCNT arrows Alpha | |
| Galaxy A57 | |
| AQUOS sense10 | |
| POCO F7 Ultra | |
| Samsung Galaxy S26 | |
| Google Pixel 10a |
POCO X8 Pro バッテリー・充電チェック
PCMark battery life
ベンチマークにて、定量的にバッテリー持ちを測定しました。
PCMark Work 3.0 batterylifeで100%→20%になるまで要した結果は20時間28分(60Hz)・15時間45分(120Hz)でした。
2つともパフォーマンス設定は「究極モード」で測定しています。
60Hz・120Hz↓
比較
| 機種 | PCMark battery life スコア(60Hz) |
|---|---|
| Samsung Galaxy S26 4300mAh |
16時間51分
|
|
スコア14681
|
|
| Google Pixel 10a 5100mAh |
19時間34分
|
|
スコア13470
|
|
| POCO X8 Pro 6500mAh |
20時間28分
|
|
スコア13118
|
|
| OPPO Find X9 7025mAh |
21時間59分
|
|
スコア12420
|
|
| OPPO Find N6(閉じた状態) 6000mAh |
22時間52分
|
| スコア14588 | |
| Xiaomi 17T Pro 7000mAh |
25時間25分
|
| スコア14486 | |
| Xiaomi POCO X8 Pro Max 8500mAh |
28時間21分
|
|
スコア15182
|
バッテリーテストの測定条件:200nitキャリブレーション・機内モード・ミュート・リフレッシュ レート60Hz(ベンチマークソフトの提供:https://benchmarks.ul.com/)
6500mAhという規格外のバッテリーなおかげで、20時間超えを達成しましたが、他の機種との比較ではさほど優秀な結果ではありませんでした。
駆動時間はPixel 10aとあまり変わりません。オールビッグコアなDimensity 8500はそこまで省エネ性が高くなさそうです。
バッテリー設定をバランスにしたら19時間52分とむしろ駆動時間が低下しました。POCO本体のパフォーマンス設定は、あまり意味がなさそうです。
PCMarkの説明・比較などは以下で↓
PCMark Work 3.0 battery life 計測結果まとめ
動画再生時間
当サイト独自で1080p30fpsのアニメ動画をオフライン・音量オフ・横画面で連続再生して、バッテリー10%分に相当する650mAh減るまでの時間を計測しました。(実測では99%から89%までとなりました。)
結果は200分でした。
| 比較 | オフラインアニメ再生時間 |
|---|---|
| arrows Alpha | |
| AQUOS R10 | |
| POCO X8 Pro | |
| OPPO Find X9 | |
| Google Pixel 10a | |
| Xiaomi 17T Pro | |
| POCO X8 Pro Max |
画面輝度は200nitsキャリブレーションで測定。テストは30fpsのアニメ動画を再生しているため、リフレッシュレート30Hz以下に対応するフラグシップモデルが比較的有利です。
POCO X8 Pro Maxは264分を記録しましたが、POCO X8 Proは200分でした。ちょうどバッテリー容量の差と同じぐらいの比率です。
充電時間
POCO X8 Proは100Wの充電器・ケーブルが付属しています。POCO X8 Pro Maxのと同じものです。
また汎用充電規格のUSB-PD PPSで100Wまで対応します。
100Wの付属充電器と100WのUSB-PD PPS、2つで充電速度を実測してみました。同じ100Wでも、付属充電器では42分ですが、PPSでは63分要しました。
充電スピードは90%までほぼ同じでしたが、その後USB-PD PPSは急激な満充電を避ける”いたわり充電”に切り替わりました。
100W Hyper Chargingのワット数・推移↓
100W PPS のワット数・推移↓
確認できた最大ワット数は純正充電器・PPSともに80Wでした。純正充電器ではワット数の上昇と減少の上がり下がりを繰り返した山のような形ですが、PPSでは途中で40W未満に切り替わりました。
ワット数は大きくことなりますが、充電スピードは同じだったので、PPSでも問題ないと感じます。
POCO X8 Pro Maxでの充電曲線です。バッテリー容量が多い割に付属充電器での充電完了時間は同じですが、PPSでは順当に時間を要します。
POCO X8 Pro カメラチェック!
POCO X8 ProはSONY製のIMX885を搭載していて、センサーサイズは1/1.95型です。
POCO X8 Pro Maxも同等のカメラスペックですが、イメージセンサーはSONY製ではなくLight Fusion 600です。
普通の撮影
カメラアプリの透かし機能は豊富で、様々な形式を選択できました。
食事撮影です。揚げ物の色味はかなり自然に近くて良い感じです。
マクロレンズはありませんが2倍ズームで擬似的に近接撮影ができました。上手く背景をボカシてフォーカスできました。
植物の近接撮影です。
夜間撮影
夜景撮影では明かりの少ない環境でも、補正によって十分明るく補正されて撮影できます。
夜薄暗い場所でもバッチリきれいに撮影したい方にオススメです。
しかし超広角の夜景撮影は明かりの少ない場面では厳しいです。POCO X8 Pro Maxと同様に、夜間撮影はメインレンズが推奨されます。
POCO X8 Pro 総評
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POCO X8 Proは近頃頻繁にセールが行われていて、4万円台で購入することができます。前回のレビューでさらっと見ましたが付属品も豪華で、この前提で話を進めると、同価格帯との勝負ではかなり優位性のあるスマホです。
この価格でハイエンドと同等なUFS 4.1の256GBストレージや、ミドルレンジながら4K60FPSが撮影できる点は優秀で、他の追随を許しません。
2万円差で上位のPOCO X8 Pro Maxが購入できますが、日常的な動作(ブラウザ)では性能がほぼ変わらず、またディスプレイ品質やカメラがほぼ変わらないということもあり、バッテリー持ち以外での普段遣いにさほど影響はありません。むしろ少し小さいX8 Proのほうが手に馴染みやすく使いやすいかもしれません。
安さのPOCO X8 Proを取るか、ハイスペのPOCO X8 Pro Maxを取るか、はかなり意見が分かれそうな問題ですが、POCOはメイン端末ではなくサブに据える人も多いと思うので値段の安いPOCO X8 Proは魅力的です。
使ってみて初めてわかったデメリットとして発熱傾向が強いです。ちょっとした負荷がかかる場面でもサイドフレームが熱くなりました。
POCO X8 Pro 総評:
良い点
- Pro Maxより20000円も安い
- 豪華な付属品
- Pro Maxにはないイエローカラー
- コンパクトな6.59インチ
- バッテリー持ち平均以上
- USB-PD PPSでも充電が速い
気になる点
- 発熱傾向
- ディスプレイの高輝度は限定的な場面
- RAM 12GBにするとコスパ悪い




































































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