
ほぼコピペで値段上昇したXperia 10 VIII
10月8日に日本国内でSONY Xperia 10 VIIIの販売が開始されました。
しかし搭載CPUやメモリ、ストレージ構成などあらゆる点がほぼXperia 10 VIIと同等で、大幅な値上げとなりました。
SIMフリー版での販売価格は99,000円~と、Snapdragon 6 Gen 3搭載スマホとしては異例の値段で、販売価格に悪い意味で見合わないスマホとなりました。
海外の先行レビューにて意外な利点が発見されたので紹介します。海外のレビューサイト「Notebookcheck.net」にて、ソニードイツの提供により公開された記事です。
内蔵ストレージが高速化
SONYは公式な仕様書などで内蔵ストレージ規格を明らかとしていませんが、Notebookcheckのレビューにて、Xperia 10 VIIIではUFS 3.1へと格上げされていることが判明しました。
前モデルのXperia 10 VIIはUFS 2.2規格で、これは当サイトの実機レビューにおいても確認している事柄です。NotebookcheckによるAndrobench 3-5を利用した内蔵ストレージ速度検証では、次のようなデータとなっています。
| 項目 | Xperia 10 VIII | Xperia 10 VII |
|---|---|---|
| Sequential Read 256KB | 1914.56 MB/s | 1022.21 MB/s |
| Sequential Write 256KB | 1802.32 MB/s | 973.41 MB/s |
| Random Read 4KB | 320.27 MB/s | 298.75 MB/s |
| Random Write 4KB | 386.88 MB/s | 354.89 MB/s |
シーケンシャル・アクセスでのスコアがXperia 10 VIIより2倍近くも向上していることがわかります。SoC自体はSnapdragon 6 Gen 3で据え置きですが、内蔵ストレージ規格の強化により、処理速度が大幅に向上しました。
今現在ではさらに速度が倍増したUFS 4.xが主流となりましたが、UFS 3.1はSnapdragon 8 Gen 1世代まで広くハイエンドスマホなどにも利用されていたストレージ規格で、今でもミドルレンジ帯では高速な部類です。
一方でmicroSDカードリーダーのアクセス速度は特筆される値はなかったとされています。
| 項目 | Xperia 10 VIII | Xperia 10 VII |
|---|---|---|
| Sequential Read | 平均68.6 MB/s | 平均70.9 MB/s |
| Sequential Write | 平均35.8 MB/s | 平均35.8 MB/s |
デメリットも?
レビューでは他に、3DMark Stress Test(20分間耐久ベンチマーク)の結果も公開されていましたが、残念なことに、Xperia 10 VIIと比べて維持率は非常に低いと出ています。
Xperia 10 VIIが99%でスコアを維持しているのに対して、Xperia 10 VIIIは70~80%台となっていて、GPUスコア自体は変わらないものの、発熱の弱さが露呈しました。
UFSストレージによる違いなのか定かではありませんが、ハイエンドチップならいざ知らず、Snapdragon 6 Gen 3など元々のGPU性能の低いプロセッサーを搭載する機種としてはかなり残念な結果です。
明るさはトップクラスに
実はもう一点非常に優れた改善ポイントがあり、画面の明るさがXperia 10 VIIより大幅に向上しています。これはSONYが公表した明るさ50%向上に沿う結果です。
| 項目 | Xperia 10 VIII | Xperia 10 VII |
|---|---|---|
| 最大輝度 | 1551 cd/m² | 834 cd/m² |
| 平均輝度 | 1527.1 cd/m² | 822.8 cd/m² |
| 中央(バッテリー駆動時) | 1522 cd/m² | 820 cd/m² |
| 輝度均一性 | 97% | 97% |
Notebookcheckの測定では全白輝度でムラなく1500cd/m²以上の輝度が測定されたようで、これは今現在のほとんどのスマホと比べてトップクラスです。
視認性の向上というより実用性のあるポイントに焦点を当てて改善されています。
改善された部分は改善されているが…
Xperia 10 VIIIはSoC据え置きで大幅に価格が高騰しましたが、性能が全く同一というわけではなさそうです。
ここで大きく取り上げたUFSストレージの規格向上ですが、これは10万円のスマホとしては当然なのですが、SONYがスペックを底上げしたことは喜ぶべきことです。
もう一点の画面輝度の大幅な向上は本当に素晴らしく、これはあらゆる機種よりも優れた点の一つになりえます。当サイトの実機レビューでも全白輝度の測定をしていますが、これよりも明るい機種はあまりないです。性能だけで見れば過去のXperia 5などよりも劣りますが、進化した画面の明るさはそれらを大きく上回り、日常使いの快適さを保証するはずです。
総じてXperia 10 VIIIは価格と性能の釣り合いが取れているとは言い難い事実は覆せませんが、Xperia 10シリーズとしては大きく進化したことに違いはないです。





























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