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Geekbench7が登場、指標が変更される
先日CPUベンチマークの定番ソフトGeekbench最新バージョンのGeekbench7がリリースされました。
Geekbenchを提供するPrimate Labs Inc.が公表したリファレンスによれば、CPUシングルスコアの基準をLenovo Legion(AMD Ryzen 7 7700)とし、そのスコアを2500点と定めて他のCPUと相対性を測ります。
以前のGeekbench 6ではDELL Precision 3460(Intel Core i7-12700)を2500点として基準を定めていましたが、今回からはAMDが基準となります。
しかし新しくなったベンチマーク実行環境によって、中華スマホについて様々な物議を醸しています。
中華スマホのベンチマークブースティングが明らかに
新しい業界スタンダードとなる指標が出たため、多くの人がスマホでGeekbench7を実行してその新しいスコアをSNS上で共有していますが、ここで1つの問題が浮上しました。
同じSoCを搭載したスマホでも、機種ごとにスコアが大きく異なるという事態が起きています。以下はSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載した3つのスマートフォンでの比較です。
🚨 Flagship Face-Off: Geekbench 7 Results Are In 📊
I finally ran it on three Snapdragon 8 Elite Gen 5 flagships.
📱 Galaxy S26 Ultra (Special clocked Snapdragon)
• Single: 2817
• Multi: 9238📱 vivo X300 Ultra
• Single: 1889
• Multi: 7686📱 Xiaomi 17 Ultra
• Single:… pic.twitter.com/1dIysmBsh6— S M A Sithick (@smasithick) July 26, 2026
ここで指摘されたのがベンチマークブースティングです。
一部のスマホでは、OSがAnTuTuや3DMarkなどベンチマークアプリを実行していることを検知すると、CPU動作周波数などが引き上げられ、高いスコアを叩き出すよう調整する挙動を行いますが、その反面、日常で利用するChromeやSNSアプリなどではクロック周波数が上がらず、事実上ベンチマークアプリやゲームを実行するときのみフルパワーを発揮するようになっています。
Geekbench 7は新しいfベンチマークアプリとしてGeekbench 6とは別にリリースされたため、スマホのOS側がベンチマークアプリとしてまだ認識しておらず、動作周波数が向上しなかったと思われます。
なのでこれらのスコアはより実態に近い普段遣いでのCPU性能の実態を表しており、Xiaomi 17 Ultraやvivo X300 Ultraといったスマホは、実行環境においてGalaxy S26 Ultraの50~70%程度のシングルスコアで駆動していることになります。
高額なスマホでもそれを活かせない実態
ゲームをする場合はゲームモードなどが用意されており、ベンチマークと同様に性能を引き出せるようにOS側がパフォーマンス調整を行います。
しかしゲームやベンチマーク実行をしない場合においては、その端末本来の性能を活かす機会が全く無い事を意味しており、CPUクロック周波数が最大4.6GHzにも達するSnapdragon 8 Elite Gen 5であっても、その性能は普段遣いにおいては全くの無意味です。
しかし常に高性能なCPUほどワットパフォーマンスにも優れているので、少ない電力でも効率的に動作しますが、それを実際にユーザーが望んでいるかは別です。ユーザーが意図せず常にバッテリー節約モードで動作しているようなもので、あまり褒められたものではありません。
ベンチマークブースティングは今回のように新規のベンチマークアプリを走らせることだけで暴かれるのではなく、普段からブラウザ上でベンチマークサイトなどを実行することでも確かめることが可能です。

終わり
Geekbench7に多くのスマホが対応するのはまだまだ先になりそうなので、ベンチマーク結果の掲載などしばらくは様子見することにします。
“最適化”という言葉で濁してよいのか…。CPU本来の性能を知る、という意味では最大限まで引き出してもらったほうが良いのですが、その端末の普段遣いにおけるパフォーマンスを見るのには適していません。
オススメなのがGoogle Octane 2.0やSpeedometer3.1などブラウザベンチマークの実行です。普段使いでの速さが見れて面白いですよ。



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