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Galaxyの45W「超急速充電2.0」に必要な充電器

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サムネ

 

一部のGalaxy スマートフォン/タブレットは最大45Wの急速充電「超急速充電2.0」(Super Fast Charge 2.0)に対応します。

一応汎用規格の「USB-PD3.0 PPS」を利用しているのですが、普通のUSB-PD充電器ではこれを実現できません。

知らない人が多いと思うのでここで解説しておきます。

私が検証に使用しているデバイスはGalaxy Tab S9(One UI 7)です。
2026/05追記、Galaxy A57やGalaxy Tab S11(One UI 8)でも検証しました。

 

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Galaxyデバイスが対応する急速充電の種類

Galaxyデバイスが対応する急速充電には3パターン存在します。

急速充電
・18W程度で充電されます。
・一般的なUSB-PD対応充電器でUSB タイプC-Cケーブルで充電すれば対応します。
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超急速充電(Super Fast Charging)
・より発熱を抑えて最大25Wで充電することができます。
・25W以上のUSB-PD3.0 PPS対応が必要です。
・充電器を購入する際は「USB-PD、PPS対応」と書かれた商品を選べばOKです。
超急速充電2.0(Super Fast Charging 2.0)
・一部のデバイスのみが対応して、最大45Wでの充電が可能です。
・一般的な45W以上のUSB-PD3.0 PPSでは駄目です。

これらの状態は充電開始時に表示される通知を確認することで見分けられます。また充電エフェクトの色や効果音が違います。上の表はそれぞれに対応しているカラーで表記しました。

One UI 6.1まではグルっとサークルが現れる派手な演出でしたが、One UI 7からは充電バーが光るだけの地味な感じになりました。

One UI 7 充電演出

One UI 7 充電ゲージ

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One UI 7でもホーム画面ではちょっとかっこいいです。

Galaxy Tab S9 充電ゲージ

「急速充電」「超急速充電」は設定プロファイルで利用するかどうかの設定が可能です。超急速充電2.0は今のところ超急速充電の項目に含まれています。

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超急速充電2.0の違い

超急速充電および超急速充電2.0は電池残量が少ない場合は超高速で充電され、80%程度に近づくとバッテリーをいたわるために緩やかな速度に移行します。朝急ぎのときに電池残量がなかったり、スキマ時間でささっと充電したい場合など多々あるので超急速充電2.0の環境を整えておくほうが懸命です。

ちなみにGalaxy A57(5000mAh)で検証したところ、超急速充電25Wでは30分で20%→74%まで回復しましたが、超急速充電2.0では30分で20%→77%まで回復していますが、充電曲線は次のようになりほぼ違いはありませんでした。

Galaxy A57 超急速充電2.0 比較検証 充電曲線

 

きちんと検証してみると超急速充電2.0の方が僅かに充電が速いという結果で誤差の範疇ですが、より高速な充電ができることは間違いないです。

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超急速充電2.0に必要なもの

次の3点が必ず必要です。

  1. 45W以上で5Aの出力ができるUSB-PD3.0 PPS対応の充電器*
  2. 5A出力に対応したUSB Type-Cケーブル*
  3. 超急速充電2.0に対応したGalaxyデバイス

*Galaxy S25、Galaxy Tab S11以降は3A対応でOKです。

三拍子揃って初めて最大45Wの超急速充電2.0が可能となります。

特に充電器選びが肝心です。

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超急速充電2.0が可能な充電器は

一般的に「PPS対応」と表記されている充電器の殆どは3A出力が多いです。

65Wや100Wの充電器であってもPPS 5A出力に対応しないものが多いです

65W充電器を使用しているのに最大45Wの超急速充電2.0にならないという現象が起こります。

この対応の可否は充電器の商品スペックシートや充電器本体に書かれた仕様で見分けることができますが、通販サイトの商品ページには詳しく書かれていないものも多いです。

通常のUSB-PDの出力表記は「45W:15V⎓3A」や「5V/9V/12V/15V⎓3A」などとなっています。

PD出力範囲の表記例

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それに加えてPPSに対応している充電器には「3.3V-16V⎓3A」のように電圧(V)が範囲で表記されている箇所があり、これがPPSの出力範囲です。

PPSの出力表記例

親切な充電器は”PPS”と書かれていたりします。

Google 30W

Google 30W USB-C 電源アダプターの例

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このPPS出力範囲で電流(A)が5Aと表記されている45W以上の充電アダプターが必要です。

 

以下で私が所有している中で確認したものを紹介します。

CIO LilNob 65W GaN Power Adapter(CIO-G65W2C1A)

CIO Linob 65W

販売元のCIOもGalaxyの超急速充電2.0に使用できることをアピールしている製品です。

タイプCが2つ、タイプAが一つあるので同時に3つのデバイスが充電できて、電源プラグは折りたたみ式で、軽くて持ち運びしやすい充電器です。

PPSの出力範囲は「3.3V-11V⎓5A」で最大55Wです。

CIO 65W

複数のポートを同時に使用すると超急速充電2.0になりません

45Wで急速充電したい人はこれをGalaxy専用にしたほうが良いです。

 

UGREEN Nexode 100W 2ポート(CD254)

UGREEN CD254

タイプCが2ポートあって最大100Wのパワフルなアダプターです。ノートパソコンとの同時充電も可能な優れモノです。PPSの出力範囲は「3.3V-21V⎓5A」と広いです。

この製品も2つのポートを同時利用すると超急速充電2.0になりません。Galaxyで45W充電する際は単体で使用するようにしましょう。

ちなみによく似ているUGREEN Nexode 100W 4ポート(CD226)はPPSの出力が「3.3V-21V⎓3A」なので超急速充電2.0に対応しません。4ポートあるほうが高スペックに見えますが実際にはこちらの商品のほうが優秀です。しかし”CD226″の方が大々的にセールされたりするので間違って買わないようにしましょう。

Anker 317

Anker 317

Amazonなどでよくセール対象となる比較的高コスパなAnker 317です。

1ポート100Wという極端なUSB充電器ですが、こちらも上記のUGREEN CD254と同じくPPSの範囲では最大21V-5Aとなっていて超急速充電2.0に対応します。

Anker 317 KM003C

USBテスター KM003Cにて確認

個別にレビューしています。

 

販売価格はセール時なら3000円未満で購入できることもあり、1.8メートルで5A出力が出来るケーブルも付属するので迷ったらこれをオススメします。

 

UGREEN Nexode Pro X773

UGREEN X773

 

UGREEN X773は比較的新しいインジケーターが内蔵された面白USB充電器です。

こちらはUSB-Cが4ポートありますがそのうち3ポートは21V-5Aの最大100W PPSに対応するので、超急速充電2.0の条件を満たします。

複数のデバイスを同時充電できる・PPS充電できているか本体で直接確認できる、など豊富な機能が内蔵されているので一押しの製品です。

UGREEN X773 インジケーター

 

Samsung純正なら確実に

難しいことがよくわからない人はサムスン純正品を買うか、Galaxy Ultra・Galaxy Tab対応を掲げる急速充電器を買えば良いと思います。

 

ちなみにSamsungの45W純正充電器(EP-T4511)は3A出力なのですが、これは例外的に45W 超急速充電2.0ができるようになっています。

Samsung 45W PPS

筆者撮影

 

充電器の中には間違った充電情報が掲載されている商品もあったり、超急速充電2.0に対応するのにそれが記載されていない製品も多いのですが、USB充電器の出力範囲から自分で対応するものを探すことが出来ればより良い製品に巡り会う可能性が高まります。
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ケーブルも肝心

超急速充電2.0には5A出力ができるUSB-Cケーブルが必須です。

超急速充電2.0対応の充電器を使っているのにならない場合は、USB充電ケーブルが対応していない可能性が高いです。充電器だけでなくケーブルもきちんとしたものを使わないとだめです。

基本的にUSB-PD 100W(20V/5A)充電対応などを謳っているUSB-Cケーブルを購入すれば間違いありません。

Galaxyに付属しているケーブルは3A出力なので超急速充電2.0を実現できません

世の中の殆どのスマホやタブレットに付属しているUSB充電ケーブルは3Aまでしか対応してません。

それなりの高いケーブルを単体で購入すれば5A対応になります。100均などに売っている安いケーブルも対応してないです。

 

45W急速充電に対応する端末

基本的には以下の端末です。

  • Galaxy Ultra シリーズ
  • Galaxy Tab Sシリーズ

端末側で直接確認することもできます。

設定アプリで端末情報>ステータス情報にある「定格電圧」を見ることでもわかります。

Galaxy Tab 定格電圧

ここが「DC 10V; 4.5A」や「DC 9V; 5A」なら対応です。

最大25Wの超急速充電止まりの機種は「DC 9V; 2.77A」などと記載されています。アンペアが3A以下なら非対応だと思って良いです。

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2025年以降の最新デバイスでは

一方でGalaxy Tab S11などでは定格電圧に「15V ; 3A」と表記されており、3A出力で45W急速充電対応していることが記載されています。

Galaxy Tab S11 定格電圧

Galaxy Tab S11 ステータス情報より

最新デバイスでは超急速充電2.0の条件が緩和されているみたいです。21V-5Aの最大105W PPS充電器でも自動で15V-3Aが選択されるので、5Aケーブルの必要性はなくなっています。

 

Galaxy Tab S11実機にて超急速充電2.0を検証しています

 

Galaxy S24まで、Galaxy Tab S10シリーズまでは対応しないそうなので、上で説明した通り5A対応を購入してください。

既存のデバイスはOne UI 7へアップデート後も、上で紹介した充電器で3AのPPSは実現できなかったのでハードウェアが変更されたのだと思います。

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コメント

  1. ご回答ありがとうございます。
    よく理解できました。
    S22 UltraユーザーなのでPPS 5A必須なのですね。

  2. 素人質問ですみません。
    5Aが必要な理由がよくわからず。
    3.3V-16V⎓3Aでも48WなのでOKにはならないのでしょうか。
    ご教授よろしくおねがいします。

    • コメントありがとうございます。
      2025年以降に登場したデバイスなら15V-3Aの45W急速充電でもOKに条件が変更されましたが、それ以前のデバイスでは9V-5Aが必要です。
      充電器が16V-3Aに対応してかつ、受け取り手であるスマホ側も同様に15V-3Aに対応している必要があります。昔のGalaxyはこれに対応しておらず16V-3Aの充電器を利用したとしても単に9V-2.7A=25Wの超急速充電扱いになります。

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