マイクロソフトは7月22日、法人向けのサーフェスモデルに「Surface Laptop 5G」を追加しました。
概要
このモデルは今年1月に発表されたIntel Core Ultra 200V(Lunar Lake)を搭載する法人向けSurface Laptop 第7世代の5G(nanoSIM+eSIM)対応版となります。
法人向けのインテル版Surface Laptop 第7世代にはサイズが13.8型と15型があり、カラーがそれぞれプラチナ、ブラックとなっていますが、この新たな5Gモデルは13.8インチ・プラチナの構成にのみ追加されました。
今までのサーフェスは5G対応モデルがタブレット型のSurface ProやSurface Goシリーズのみでしたが、今回初めてSurface Laptopで対応します。
通常版のWi-Fiモデルと違い、パームレストに6箇所の受信感度が向上した特別な仕様を施しており、手などで受信部が遮られていても通信できるように工夫されているとのことです。
重量は若干重たくなり、通常のWi-Fiモデルは1.35kgですが5Gでは1.39kgとなっています。
値段
値段と構成は次の通りです。
デザイン | CPU | メモリ | 値段 |
13.8″プラチナ 5G | Intel Core Ultra 5 | 16GB/256GB | 306,608円 |
13.8″プラチナ 5G | Intel Core Ultra 7 | 16GB/256GB | 339,680円 |
13.8″プラチナ 5G | Intel Core Ultra 7 | 32GB/512GB | 422,180円 |
CPUにはInte Core Ultra 5 236V/238V、Intel Core Ultra 7 266V/268V が採用されるとのことです。どちらになるかは公表されていませんが、Wi-Fiモデルの13.8インチは236V/266Vが採用されているようです。
執筆時点でお届け最短は9月3日となっています。
ぶっ飛び値段
最低でも30万を超える、もはや売る気があるのかどうかもわからない価格設定です。法人向けなので入札などで実際にはこれより安く買えるのでしょう。
この価格を個人で購入するのは…相当厳しそうです。Snapdragon Xを搭載した一般向けのWi-FiモデルならばOfficeまで付属して15万円弱で購入できます。価格差がすごいです。
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本当に興味深い製品なだけに、このインテルCPUが最高潮に達しているこのタイミングでサーフェスではインテルが法人限定となったのは惜しいです。
Intel Core Ultra 200V搭載のサーフェスは、Snapdragon X搭載モデル以上にバッテリー持ちが良いというデータも出ており、そのバッテリー持ちは現在はあらゆるパソコンをも凌駕しています。
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5Gに対応して現状最高峰の完成されたノートパソコンといっても過言ではないので、良いものには目がない富豪の方々にオススメできます。
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