ソフトバンクの投げ売り超コスパスマホ「motorola edge 50s pro」を自腹レビューします。
- 対象モデル:motorola edge 50s pro バニラクリーム
本製品は「motorola edge 50 pro」のソフトバンク版という扱いです。
SIMフリー版のsがつかない「motorola edge 50 pro」はメモリが12GBですが、ソフトバンク版の当端末はメモリ8GBと少ないです。50s proはソフトバンク仕様のソフトウェアになっており、プレインストールアプリが多い他、アップデートにも違いがあります。その他の仕様は同じです。
▼motorola edge 50s pro の価格をチェック
▼2025年話題のスマホレビュー
・eSIM、防水防塵、おサイフケータイ対応と過不足なし
・望遠レンズやマクロ撮影など多彩なカメラ
・明るくきれいな写真が撮れる
・充電が汎用規格のUSB-PDでも爆速
・高性能な充電器が付属
・バッテリーの保護がある
・音量が大きい
・ストレージがUFS2.2とややネック
・4K60FPSの動画撮影が出来ない
製品をチェック
価格
正規品はソフトバンクのみで販売され、2025年6月現在は23,472円です。
- 2024年7月に85,584円で発売
- 2024年10月に31,824円(店頭MNP一括9,824円)に値下げ
- 2025年4月に23,472円(店頭MNP一括1,472円)に値下げ
大幅な値下げが2回も行われ、発売価格から見る影もない超格安スマホになりました。なおソフトバンクではソフトバンク回線未契約者にはスマホのみの販売は行わないという方針があるため、23,472円で購入できるのはソフトバンク利用者のみですが、例外もあるようです。

フリマや楽天市場の販売でも未使用品が26,000円程度まで値段が落ちています。まだまだソフトバンクの在庫は尽きていないので値下がると思います。
SIMフリーモデルの「motorola edge 50 pro」はIIJmioにて69,800円(MNP一括29,800円)で販売されています。ソフトバンク版ほどではないにせよ、こちらも格安です。
詳細なスペック
▼わかっている範囲です
基本情報 | |
---|---|
機種名 | motorola edge 50s Pro |
メーカー | motorola |
型番 | XT2403-5(A402MO) |
発売日 | 2024/07/12 |
プロセッサー | |
SoC | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3 (TSMC 4nm) |
CPU | 1x Cortex-A715@2.63GHz 3x Cortex-A715@2.40GHz 4x Cortex-A510@1.80GHz |
GPU | Adreno 720 |
NPU | Qualcomm Hexagon |
メモリ情報 | |
構成 | 8GB/256GB |
メモリ | LPDDR4X-2133MHz |
ストレージ | UFS 2.2 (2 Lane) |
外部ストレージ | – |
ディスプレイ | |
画面 | 6.64インチ/pOLED/エッジディスプレイ 解像度2712×1220/20:9/446dp |
明るさ | ピーク輝度2000nit |
リフレッシュレート | ①60Hz ②60-120Hz ③60-144Hz ④60-90-120Hz タッチサンプリングレート360Hz(ゲーム中) |
外観 | |
本体素材 | フレーム:アルミ 背面素材:ビーガンレザー |
サイズ | 161.23 x 72.4 x 8.19 mm |
重さ | 186 g |
カラー | ブラックビューティー(MOSAH1) リュクスラベンダー(MOSAH2) バニラクリーム(MOSAH3)(50s限定色) |
カメラ | |
メインカメラ | 48MP, 光学手ブレ補正, f/1.4, センサーサイズ 1/1.55 |
超広角カメラ | 13MP, 0.5倍ズーム, マクロ撮影, f/2.2 |
望遠レンズ | 10MP, 光学手ブレ補正, 光学3倍ズーム, f/2.0 ハイブリッドズーム30倍 |
動画撮影(メイン) | 4K@30fps/ 1080p@30,60fp, HDR10+ スローモーション1080p@120,240fps |
動画撮影(超広角) | 4K@30fps/ 1080p@30fps |
動画撮影(望遠) | 4K@30fps/ 1080p@30,60fps |
インカメ | 50MP, f/1.9 動画撮影:4K@30fps/1080p@30,60fps |
バッテリー | |
容量 | 4500mAh |
充電 | 最大125W TurboPower 最大100W USB-PD3.0 PPS |
ワイヤレス | 最大50W Qi2 |
通信機能 | |
ネットワーク | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.4 |
SIM | nanoSIM x1/ eSIM |
おサイフケータイ | あり |
便利な機能 | |
通話録音 | なし |
カメラ無音化 | なし |
バッテリーサイクル | 表示あり* |
2回タップ点灯/消灯 | あり |
デュアルアプリ | なし |
仮想メモリ | 自動/ 0GB/ 2GB/ 4GB/ 8GB |
画面色温度の調節 | あり |
パフォーマンス切替 | なし |
アプリ毎の音量調節 | あり |
便利なスクショ | 3本指でタッチ |
バッテリー保護 | 80%止め |
その他 | |
スピーカー | ステレオ, Dolby Atmos |
USB | USB 3.1 |
防水 | IP68 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証(画面内) |
サポート | |
OS | Android 14 → 15 |
アップデート保証 | キャリアモデルなので未定 |
付属品 | USB-C ケーブル(USB 2.0)/ USB-C 125W アダプター |
*バッテリーサイクルはadbコマンドでのみ閲覧できます。
外観
以下で詳しく外観を見ていきます。本体重量は186gでした。
背面
本体カラーはバニラクリームです。SIMフリー版「motorola edge 50 pro」にはないソフトバンク限定色です。無難な白色です。背面素材はビーガンレザー(合皮)が採用されており、柔らかく暖かみがあってケースを付けずとも持ちやすいです。
一方で耐久性には疑問があります。たとえケースを付けていても”こまめ”に手入れしないと、本体にも汚れが付着しそうです。
▼カメラ付近にはカメラ仕様の表記、おサイフケータイのマークが遠慮なく刻印されています。ビーガン素材なのでインクが鮮明で、ちょっと目立ちます。
ディスプレイ
▼画面比率は20:9で縦長です。エッジディスプレイなので横幅はスリムで持ちやすいです。廃止傾向にあるエッジディスプレイですが、非常に高級感があってデザイン性は素晴らしいです。
▼ディスプレイはHDRコンテンツの再生に対応しています。エッジディスプレイが3D感を醸し出して動画映えしています。
側面
▼側面はエッジディスプレイなので画面がキワキワまであります。フレームはサンドブラスト仕上げのアルミニウムが採用されており質感がとても良いです。
上辺にはDolby Atmosの刻印があります。サイドボタンの配置は右上から「音量ボタン」「電源ボタン」で普通です。
SIMカードスロット
SIMカードスロットは左下にあります。nano SIMは1枚まで利用可能です。キャリアスマホですが、SIMカードスロットの着脱で再起動は起こりません。
▼SIMトレイは装着がしやすいです。
付属品
USB-C to Cケーブル(1m)、USB-C電源アダプター、SIMピンが付属します。
アダプター
▼充電器の仕様です。最大125Wに対応します。型番モデルは「MC-1251」となっています。
5.0V ⎓3.0A (15.0W) 9.0V ⎓3.0A (27.0W) 15.0V⎓3.0A (45.0W) 20.0V⎓6.25A(125W) 5.0-20.0V⎓6.25A(125W)
ポートはUSB-Cの1つしかなく電源プラグも折りたたみできませんが、ケーブルが付属すること、汎用規格としての性能を考えれば少なくとも5000円以上の価値があります。オマケにしては豪華すぎます。MOTO STOREにおける別売り価格では8,800円です。
化粧箱
化粧箱はすべて紙素材を利用しており、環境に配慮されています。
▼plastic-free packagingと記載されている通りです。
箱は密封されていません。ソフトバンクで購入する際にも、必ず店員さんが動作を確認してからの手渡しとなります。完全な未開封品は存在しないため、中古市場で購入する際はお気をつけください。
ベンチマーク
このスマホの性能は?
Snapdragon 7 Gen 3に8GBメモリ、256GBストレージを搭載したミドルスマホです。Snapdragon 7 Gen 2は存在しないため、Snapdragon 7 Gen 3(2024)は実質的にSnapdragon 7 Gen 1(2022)の後継SoCです。高性能ではないものの、発熱に強く動作が安定している印象です。
ベンチマークではすべてリフレッシュレートを「自動(最大120Hz)」で測定しています。
AnTuTu 10
▼AnTuTu v10.5.0を連続で3回実行した結果です。
- 総合 :790495→781753→768980
- CPU:240430→238125→230624
- GPU:250491→250966→245178
- MEM:135022→128457→128868
- UX :164552→164205→164310
スコアの低下はほとんど見られず、安定したスコアを記録しています。2回目以降の温度上昇は1~2℃と控えめなため、40度程度でサーマルスロットリングされていると思われますが、パフォーマンスは殆ど同じです。バッテリーは最も発熱している3回目に7%と大きく低下しています。
Snapdragon 7 Gen 3のスコアとしてはメモリやストレージが旧規格のため少々低めです。現在はAnTuTuスコア100万以上が当たり前なため、2025年最新の評価としてはミドルロー(中の下)ぐらいです。ですがもうこれで十分なスコアなため日常使いは問題ありません。
AnTuTu Storage Test(ストレージ速度)
▼AnTuTuのストレージテスト Ver10.5.0です。
- シーケンシャルリード:1022MB/s
- シーケンシャルライト:896MB/s
- ランダムリード:368MB/s
- ランダムライト:408MB/s
ストレージ規格はUFS2.2で、速度的に2Laneだと思います。UFS3.1に迫る性能が出ていますが、2025年現在のミドルレンジと比較すると物足りないです。インストール作業など時間がかかります。
motorola edge 40ではUFS3.1だったので、後継のProモデルがこの性能ではスペックダウンを感じざるを得ません。
AITuTu(AI性能)
AnTuTuのAI性能を測定するAITuTuベンチマークを計測。Qualcomm Hexagonはうまく最適化されているためかスコアが正常です。
▼AITUTUベンチマークver3.5.5で測定。
スコアは459618でした。
Libero Flip 5Gで計測したSnapdragon 7 Gen 1では37万程度だったのでそれなりに性能アップしています。
CPDTベンチ(メモリの速度)
ストレージやメモリ帯域を測定するCPDTベンチも測定しました。
▼RAMの速度
メモリコピーの速度は5.16GB/sと低速でした。メモリの規格はLPDDR4Xなのでこれぐらいでしょう。
Google Octane 2.0(CPUスコア)
▼ブラウザ上でCPU性能(シングルスコア)を測定します。マルチコア性能を測定できるGoogle Octane Plusも測定しました。(Google Chrome 137)
スコアは45063点を記録しました。2021年ハイエンドの Snapdragon 888 や Google Tensor G2 程度です。ミドルレンジとしては高めです。日常の動作では十分高速です。
充電速度・バッテリー
バッテリーは4500mAhで、最大125Wの急速充電TurboPowerに対応します。ワイヤレス充電にも対応してQi規格で50Wです。ソフトバンクでは神ジューデンスマホというブランドで扱われます。
125W TurboPower を検証
付属の充電器とケーブルを使った125W TurboPowerで、20%から100%までの充電にかかった時間は17分28秒でした。
充電中は常に125Wではなく、あくまでも最大値です。バッテリー残量が少ない場合にのみ、最初だけ100W超えで充電されます。
当サイト計測で、充電ワット数の平均は約55Wという結果になりました。
▼ワット数、バッテリー残量の推移です。(17分28秒の間)
充電を始めてから3分で20%→42%まで充電できます。このときは100W前後の超高出力です。
その後は50W程度で推移しています。80%まで充電されたあたりから45W前後に、90%以降は40W未満に落ちつきます。
▼充電中のバッテリー温度です。
開始5分で45度となり、そこで頭打ちとなります。充電中はかなり発熱して熱いです。ケーブルや充電器も発熱します。
汎用規格のPPSでもOK
調査した結果、motorola edge 50s pro はUSB-PD3.0 PPSに対応していました。
こちらのUSBテスターで検証しました。(KOWSI KWS-X1)
付属充電器も最大100WのPPSに対応しているため、市販のAnkerなどUSB-PD100W対応ケーブルとの組み合わせでも十分速度が出ます。
UGREEN Nexode 100Wとインジゲーター付きの100Wケーブルで速度を計測しましたが、純正アダプターとほとんど変わりません。
▼最初は100Wに近い数値で充電されており高速でした。
- 20%から30%までの充電時間
1分53秒
- 20%から5分間で充電できた容量
20% → 43%
- 20%から80%までの時間
11分23秒
- 20%から100%までの時間
17分40秒
PPSでは、最初の5分で充電できる量こそ125W TurboPowerに敵いませんが、満充電までにかかる時間は同じでした。
充電速度まとめ「汎用規格でも爆速」
文句のつけようがないほど充電が速く、使い勝手が良い汎用USB-C充電器でもOKなのでストレスフリーです。充電し忘れた朝でも10分あれば一日持たせられるほど充電できます。
バッテリー持ち
バッテリー容量は4500mAhです。電池持ちはそこまでよくありませんが、充電が速いのでバッテリー持ちは心配する必要がありません。
バッテリーテスト | |
---|---|
バッテリーテスト 100%→20% |
12時間35分 |
オフライン動画再生 10%減 |
1時間56分、推定で最大19時間20分 |
ライブ配信 10%減 |
1時間40分、推定で最大16時間40分 |
当サイトの計測では「輝度50%」「リフレッシュレートを自動(可変120Hz)」「Wi-Fi接続」「ミュート」としています。
●バッテリーテストでは12時間35分を記録しました。
●オフライン動画再生では1080p@24fpsのアニメを横画面で連続再生して電池10%減にかかった時間を調べています。結果は1時間56分でした。推定で19時間20分の動画再生が可能です。
●最後にライブストリーミング再生でバッテリー10%減少にかかった時間を調べました。ライブニュースの配信を専用アプリにて縦画面で表示して計測しています。1時間40分でした。推定で最大16時間40分可能です。
バッテリー保護・バッテリー状態の確認
▼充電残量80%止めのバッテリー保護が可能です。
▼adb shell dumpsys battery コマンドで充電の内部情報を調べて見ました。コマンドの出力は次のような結果となりました。
80%止めの状態で充電ケーブルに繋いだ場合、status:4
でした。これを当サイトでは直接給電(バイパス充電・ダイレクト給電)と呼んでいます。
充電が停止した状態でケーブルを繋いだとき(直接給電)、バッテリー残量82%以上の状態では完全に電力供給が止まり、80~81%の状態では電力が供給されます。
status:4
(直接給電)モードで電力供給を維持したい場合は80%で維持しなければならないみたいです。ここがちょっと不便です。
詳しい検証はこちらを御覧ください▶motorola edge 50s pro の直接給電(バイパス充電)を検証!
特徴
エッジディスプレイ
エッジディスプレイで画面が湾曲しているため人を選びます。
個人的には高級感があって良いと思いました。エッジディスプレイを活かした機能もあります。
画面保護はハイドロゲルフィルムまたはガラスフィルムの2択で、どちらもケースをつけると干渉して保護フィルムが浮き上がってくるという問題点があります。
▼私はハイドロゲルフィルムを使っています
motorola edge 50 pro/50s pro ハイドロゲルフィルム2枚 保護フィルム
画面の明るさを測定
当サイト独自の画面輝度の計測です。
手動調整による輝度100%、明るさの自動調整による屋外での最大輝度、HDRコンテンツにおける輝度を測定しています。
最大輝度 nit(cd/m²) | |
---|---|
手動モード | 386 nit |
屋外モード | 940 nit |
手動/HDR | 1674 nit |
屋外/HDR | 1678 nit |
設定アプリのカラープロファイルはビビッド(寒色)にして、通常輝度は全白輝度を測定しています。HDR輝度はYoutube「The HDR Channel」のReal 4K HDR Test Pattern: Brightness stress test (Chromecast Ultra)をテストに使用しています。
手動モードでは386 nit と低めでしたが、明るさの自動調整を用いた屋外輝度の測定では940nitと高めで真夏の炎天下でもはっきりと見えました。
▼ディスプレイはハッキリと見えていました。
HDRコンテンツでは屋内屋外ともに1600nit以上を記録しました。公称値のピーク輝度2000nitには及ばなかったものの、十分な明るさです。
リフレッシュレート
▼リフレッシュレートの選択は4種類あります。60Hz以外は可変です。
- 自動(60Hz/90Hz/120Hz)
- 60Hz
- 120Hz(60-120Hz)
- 144Hz(60-144Hz)
「自動」がオススメです。「自動」はYoutubeアプリなど、アプリの種類によっては90Hzになってバッテリーと滑らかさのバランスを取ってくれます。
●タッチサンプリングレートは公称値ではゲーム中に360Hzです。通常時では、当サイトの計測で250Hzでした。
生体認証
顔認証と画面内指紋認証に対応します。
指紋センサーの位置は下寄りで押しづらいです。指紋認証の反応速度は早めですが、たまに遅いときがあります。またフィルムの上からでも反応するので光学式だと思われます。画面オフからでも反応し、最大5つまで登録可能です。
・反応は普通、たまに遅い
・光学式指紋センサー採用
・画面オフでも反応
・最大5つまで登録可能
音量
気になる点としてメディア再生する際の音量が大きいです。最小にしても大きく感じます。もう少し細やかに調節できれば嬉しいのですが。
▼アプリごとに音量調節する「マルチ音量」という機能があり、複数アプリで音量を再生する際は片方をミュートにしたりすることが可能です。
モトローラのカスタムOS
ソフトウェアはピュアAndroidに近いですが、設定アプリでのカスタマイズ項目がそこそこ充実していて使いやすいです。メーカー独自の押し付けがましさがない範囲でカスタムされており、万人受けしそうです。
メーカー独自アプリもありますが、設定アプリの副次的なアプリなどです。すべて無効化できますし、Googleの標準アプリと競合する類のアプリではありません。
初期状態
ソフトバンクスマホなのでソフトバンク・ヤフー系のプレインストールが大量に入っていました。すべてアンインストールまたは無効化できて、必要に応じて取捨選択可能なので問題はありません。
OSアップデート
去年発売されたスマホなので最初はAndroid 14です。すでにAndroid 15に更新されておりアップデート作業をする必要があります。最新アップデートまで完了させるのは一日がかりの骨が折れる作業となりました。
今のところセキュリティアップデートの日付は2024年7月から2ヶ月刻みで更新されています。(2025年7月現在の更新日付は2025/05です)
なおキャリアスマホなので具体的なアップデート保証期間は不明です。
▼海外公式サイトではSIMフリー版「motorola edge 50 pro」ではOSバージョンアップデート3年にセキュリティ4年と記されています。
Android 17まで、2028年頃まで保証されるようです。日本語SIMフリー版およびソフトバンク版がどうなるかはわかりません。Android 17まで更新されれば良いのですが。
ランチャーアプリ
デフォルトでホーム画面をダブルタップで消灯・点灯が可能です。
ランチャーはアプリアイコンの形状やサイズ、ホーム画面のレイアウトなど程よくカスタム可能です。
色温度
▼色温度の調整は暖色系や寒色系など、そこそこ細かく設定可能です。
その他の機能
フリーフォーム
「フリーフォーム」は大きめの画面サイズを活かした、アプリをウィンドウ形式で実行できる機能です。「マルチ音量」で個別に音量調節もできるため使い勝手が良いです。
サイドバー
▼サイドバーはエッジパネルを活かしたアプリのショートカットです。エッジディスプレイなので使い勝手が良いです。
ナビゲーションバーを非表示に
画面下にある「ナビゲーションバー」も非表示にできます。画面をより広く使えます。
▼ジェスチャーナビゲーションの設定にあります。
カメラ
シャッター音はそこそこ大きいですが、そこまで目立ちません。残念ながらスクショの音はマナーモードでも消せませんでした。
カメラ
メインレンズ(5000万画素)、超広角、3倍望遠レンズを備え、マクロ撮影(超広角)、2倍クロップズーム(メイン)も可能です。
5000万画素での撮影モードはありません。カメラはナチュラルと自動補正から選べます。
▼望遠カメラは5000万画素だけあってディテール感が強いです。
▼ナイトモード撮影も可能です。非常に明るく撮影できました。超広角カメラは非対応なのかとても暗いです。
▼マクロ撮影も可能です。それほどきれいではありませんが、あると便利です。
室内での撮影には注意
照明が暗い室内において、カメラ内に縦線のノイズが入ります。撮影後は自動補正によってある程度収まりますが、シャッター中には非常に気になります。2025年6月の定期更新でも改善はしていませんが、室内を明るくすることで対策可能です。
▼特に白い背景だとノイズが顕著です
動画撮影
動画撮影は4K30FPS止まりなため、4K60FPSの撮影はできません。望遠レンズまで搭載したカメラに拘ったスマホなだけに、やや残念な仕様です。
総評
MNPでも安いですが、転売も横行して未使用白ロムの値段も下落しています。6月になっても在庫は尽きる様子を見せず、まだまだ値下がると予測できます。
eSIM、防水防塵、おサイフケータイに対応しているフルスペックで、Snpadragon 7 Gen 3とミドルクラスのSoCに256GBストレージ、望遠カメラも搭載、それで投げ売り状態なためコスパ抜群です。
充電速度は爆速で、市販の100W USB-PD充電器でもその速さを発揮できます。オマケに8,800円ので販売されている純正充電器も付属します。汎用充電器としても使えて市販のものなら5~6千円はします。まさにベストバイなスマホです。
後継モデルとなるmotorola edge 60 pro および motorola edge 60s proがすでに発売中で、ほぼ上位互換な内容ですが、値段を考えれば 50s pro に軍配が上がると思います。
エッジディスプレイは人を選びますが、私はそれほど否定的ではありません。少し心配なのが背面です。ビーガンレザーは汚れに対する耐久性が低く、普通にケースをつけて使用していても汚れが付着しそうです。
▼motorola edge 50s pro 相場をチェック
▼2025年話題のスマホレビュー
コメント