
発売後に発覚した地雷
先日発表されたGalaxy S26 FEで予想外なダウングレードが発覚しました。
FEシリーズはSシリーズの体験を高コスパで提供する、というコンセプトで販売される廉価モデルグループで、Sシリーズ並みの性能・機能を有しているのに価格は安いということが売りでした。
しかし、イギリスにて公開されたGalaxy S26 FEの商品ページで、ハッキリとUSB 2.0と記載されています。
つまり、USB-Cポートを介したデータ転送の速度が最低クラスで、これはGalaxy FEシリーズのブランドを揺るがし兼ねない下方修正措置です。
今どき有線接続でデータを移行させる人は少ないのかもしれませんが、microSDカードの廃止や128GBストレージが標準となっている現状で、動画撮影をする場合はUSB経由で外付けSSDが当たり前になっていたりします。USB 2.0では4K60FPSなどの撮影が制限される場合があります。
Aシリーズと同等の処遇
Galaxy Sシリーズはもう何年も前からUSB 3に準拠した理論値5Gbpsに準拠した高速転送に対応しており、その廉価モデルであるFEシリーズでも同じで、Galaxy S25 FEもUSB 3.2 Gen 1です。
GalaxyではSシリーズはUSB 3.2 Gen 1、AシリーズはUSB 2.0という差別化が行われていますが、一応S26の名を冠しているS26 FEがUSB 2.0に落とされたことは衝撃的です。
Galaxy S26 FEはS26の廉価版で200ドル安いモデルではありますが、SoCやストレージやメモリといった部分の違いを含め差別化点が非常に多く、その上さらにUSB 2.0まで落とされており本家との差がさらに開きました。
| 項目 | Galaxy S26 | Galaxy S26 FE |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5(北米・中国) Exynos 2600(その他地域) |
Exynos 2500 |
| メモリ(RAM) | 12GB | 8GB |
| ストレージ構成 | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB |
| ディスプレイ輝度 | 2600nits | 1900nits |
| USB規格 | USB 3.2 Gen 1(最大5Gbps) | USB 2.0(最大480Mbps) |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7(トライバンド) | Wi-Fi 6E |
| 指紋認証 | 超音波式 | 光学式 |
| 望遠カメラ | 10MP/3倍光学ズーム | 8MP/3倍光学ズーム |
| バッテリー | 4300mAh | 4900mAh |
| 充電速度 | 25W有線/15W無線 | 45W有線/15W無線 |
正直やりすぎなコストカットだと思いますが、さらに悪いことに価格に反映されるどころかむしろS25 FEよりも50ドル値上げされており、誰も納得しないであろうダウングレードになりました。
他社ミドルに対するアドバンテージを自ら手放す
そもそもミドルレンジや廉価モデルという位置づけのスマホで、USB 3.2 Gen 1の転送速度(最大5Gbps)に対応しているスマホは非常に少ないです。
私の知る限りGoogle PixelやAQUOS sense、arrows Alphaなどぐらいで、高性能高コスパで有名なXiaomiのPOCOを始めとした中華スマホは、そのほとんどがUSB 2.0止まりです。
中国メーカーでは特にUSB転送速度はコストカットされがちで、FEシリーズはそういった部分で違いを見せていたため、このダウングレードは本当に残念です。自ら数少ないアドバンテージを捨てました。
S26 FEはA57の進化系
USB 2.0という事は大きなデメリットではありますが、気にしない人にとっては全く気にならないポイントなので、コストカットは妥当という意見もあると思いますが、高い性能を提供するというコンセプトのFEではそこは妥協して欲しくなかったです。
もはやS26との差がつきすぎていて、むしろ「Galaxy A57+」というべき内容になりました。A57にExynos 2500と望遠カメラをつけただけ、という言い方がしっくりきます。コスパ重視な人はまず選択肢に上がらないスマホです。















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