画像生成ができる!motorola edge 60 pro 徹底レビュー!
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画像生成ができる!motorola edge 60 pro 徹底レビュー!

4.0
スマホレビュー
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バッテリー・充電

125W Turbo Power を検証

125W TurboPowerでの充電速度について調べます。使用するのは付属の純正アダプター(MC-1251)およびケーブルです。

当サイトで20%から100%までの充電にかかった時間とワット数を記録しました。

  • 20%→100%までにかかった時間:24分15秒
  • 20%から120秒後のバッテリー残量:32%

▼緑が充電パーセンテージ、青が充電ワット数です

motorola edge 60 pro 充電時間・ワット数 推移

最初の2分だけ充電速度が100W前後となりましたが、充電開始から4分で40W前半に、開始7分から最後まで35Wちょっとで推移しました。

なので最初の4分で20%→40%となるのがピークです。朝起きて充電のし忘れに気づいた時など、ピンチな時には重宝します。

▼バッテリー温度は43度ぐらいを保ちながら充電されており、かなり発熱しています。

motorola edge 60 pro 充電中 バッテリー温度

 

PPSにも対応

motorola edge 60 pro は、最大100W程度のUSB-PD 3.0 PPS規格の急速充電に対応していました。付属充電器に、市販のUSB-PD 100W対応ケーブルを差して充電すると最大100W(20V/5A)のPPSに切り替わります。

motorola edge 60 pro USB-PD PPS 検証

調査に用いたのは以下の製品です。


Toocki 100W USB-PDケーブル インジゲーター付き


Kowsi KWS-X1

 

100W PPSで20%→100%の充電完了にかかった時間は22分58秒でした。意外なことに125W Turbo Power よりも充電完了時間が1分以上速かったです。

motorola edge 60 pro USB-PD PPS ワット検証

最大95Wまで出力を確認しました。

今回はバッテリー温度が30.9度から計測を開始していたため、気温などに左右されたのではないかとも思いますが、結局のところ汎用のUSB-PD対応ケーブルを使った充電とTurboPowerの差はなさそうです。

 

バッテリー持ち

バッテリー容量は5000mAhです。動画再生時間は良好でしたが、バッテリーテストの時間は短かったです。

バッテリーテスト
バッテリーテスト
100%→20%
7時間19分
オフライン動画再生
10%減
2時間36分、推定で最大26時間
ライブストリーミング
10%減
2時間35分、推定で最大25時間50分

当サイトの計測では「輝度50%」「リフレッシュレートを自動(可変120Hz)」「Wi-Fi接続」「ミュート」としています。

●バッテリーテストでは一般的なバッテリーベンチマークを実行した結果です。

●オフライン動画再生では1080p@24fpsのアニメを横画面で連続再生して、バッテリー残量100%から90%までににかかった時間を調べています。motorola edge 50s pro も同時に計測しましたが、2時間11分でした。

●最後にライブストリーミング再生して、バッテリー残量100%から90%までにかかった時間を調べました。ライブニュースの配信を専用アプリにて縦画面で表示して計測しています。▼

motorola edge 60 pro battery test ライブ配信 モザイク処理

 

バッテリー保護・バッテリー状態の確認

バッテリーの充電を残量80%で止める「過充電の防止」機能があります。80%止めの状態で充電ケーブルに繋いだ場合、バッテリーアイコンに盾マークが表示されて充電が停止します。

▼充電の内部情報を確認できる adb shell dumpsys battery コマンドを実行してみたところ、バッテリーサイクルが保存されていました。

Current Battery Service state:
  AC powered: true
  USB powered: false
  Wireless powered: false
  Dock powered: false
  Max charging current: 3225000
  Max charging voltage: 22000000
  Charge counter: 3902000
  status: 4
  health: 2
  present: true
  level: 81
  scale: 100
  voltage: 4185
  temperature: 371
  technology: Li-poly
  Charging state: 0
  Charging policy: 0
  vbus state: true
  lpd state: false
  cid state: 0
  Full capacity: 4957000
  Full design capacity: 5000000
  charge watt: 100
  last charge watt: 100
  AdaptiveCharging: config package:com.motorola.actions, mUpperLimit:80, mLowerLimit:-1, mChargingDisabled:true, mLastLimitsUpdateTime:52718236 (260697 ms ago), mLastChargingStatusChangedTime:52719902 (259031 ms ago), Health service:com.motorola.server.health.MotoHealthServiceWrapperAidl@66d37cc
  charge watt design: 125
  last charge watt design: 125
  charge type: 8
  cycle count: 2
  charge counter property: 3901000
  current now property: -216000
  current average property: -216000
  capacity property: 81
  energy counter property: 81
  status property: 4
  charging policy property: 1
  manufacturing date property: 1742486400
  first usage date property: 0
  state of health property: 100

盾アイコン状態における内部的な情報ではstatus:4でした。Android OS のオプション機能の一つで、他のデバイスでも見られます。これを当サイトではこの状態を直接給電(バイパス充電・ダイレクト給電)と呼んでいます。

motorola edge 60 pro status:4

この盾マークの状態で充電器に接続すると、バッテリー残量82%以上の状態では完全に電力供給が止 まり、80~81%の状態では電力が供給されていました。バッテリーを監視した結果、バッテリー消費が確認されない為、電源から電力が供給されているのではないかという説です。

▼基本的にmotorola edge 50s pro と似たような仕様でした。詳しくは50s pro での検証記事をご覧ください。▶motorola edge 50s pro の直接給電(バイパス充電)を検証!

 

モトローラのカスタムOS

ソフトウェアはピュアAndroidに近いですが、一方でカスタマイズ項目が多くあって、シンプルながら使いやすいです。

モトローラによる独自アプリもありますが、ファイラーやMAPなどGoogleの標準アプリと競合はしないような、デバイスの設定関連を行うアプリがほとんどです。

初期状態

ゲームなどが多少入っていましたが、すべてアンインストールできるので問題はありませんでした。

▼セットアップ直後の初期状態で、ストレージは26GB/256GB使用でした。

motorola edge 60 pro 初期アプリmotorola edge 60 pro 初期ストレージ

 

OSアップデート

Android 15でローンチ、発売してすぐに更新が来てセキュリティパッチレベルは6月1日です。

メーカーからアップデート期間についての明言はありませんが、「motorola edge 50 pro」はOSバージョンアップデート3年にセキュリティ4年と記されているため、この製品もそれぐらいではないかと思います。

ソフトバンクから発売された前モデルの motorola edge 50s pro が2ヶ月置きぐらいの頻度で更新を受け取っているため、本製品もそれぐらいの頻度でセキュリティパッチが更新されるはずです。

ランチャーアプリ

シンプルなAndroidベース寄りのOSですが、アプリアイコンの形状や、ホーム画面の配列数、フォントなどカスマイズ可能な箇所は少なくありません。

motorola edge 60 pro Launcher カスタマイズ項目

素のAndroidに近いUIですが、ダブルタップで画面オン・オフや色温度の調節、三本指タッチでスクショなど、便利な機能がたくさんあります。エッジディスプレイを活かしたサイドバーは、画面側面をスワイプすることでアプリを瞬時に呼び出せます。

▼色温度の調整は暖色系や寒色系など、そこそこ細かく設定可能です。

motorola edge 60 pro customize

 

リフレッシュレート

▼リフレッシュレートの選択は3種類あります。

  • スマートさとバランスを重視(可変60Hz/90Hz/120Hz)
  • 究極のスムーズさ(可変60Hz/120Hz)
  • 効率ファースト(60Hz)

「スマートさとバランスを重視」がオススメです。たいていのアプリ実行中は90Hzとなり、ジェスチャー操作などを行う場合は120Hzに切り替わりして、バッテリーと滑らかさのバランスを取ってくれます。

●タッチサンプリングレートは公称値ではゲーム中に300Hzですが、通常時では当サイトの計測で120Hzでした。

生体認証

顔認証と指紋認証(画面内)に対応します。

▼指紋センサーの位置は下寄りで押しづらいです。

motorola edge 60 pro 画面内指紋認証

指紋認証の反応速度は速いです。光学式センサーなため、フィルムの上からでも反応して、画面オフからでも反応し、最大5つまで登録可能です。

 

カメラ

シャッター音をオフに

シャッター音はそこまで大きくありませんが、静かな空間では気になります。スクショの音は設定で完全にオフにできます。

▼SIMを入れていない場合は、標準カメラアプリの設定にシャッター音を消せる項目が現れます。ソフトバンク版のmotorola edge 60s pro にはない項目だと思われます。(50s pro にはありませんでした)

motorola edge 60 pro シャター音 オフ

▼試しにpovoのnanoSIMカードを挿入してみたところシャッター音の項目は消えました。その後にSIMを抜いても、再起動するまでシャッター音の項目は復活しませんでした。SIMカードを使う場合には無音化はほぼ無理だと考えてください。

motorola edge 60 pro SIMカード

 

またMediaTek スマホ共通のシャッター音をオフにできるデバッグメニュー「MediaTek Engineer Mode」は塞がれていました。よって 60s pro でのカメラ無音化は無理だと思われます。

 

カメラ

メインレンズ(5000万画素)、超広角、3倍望遠レンズを備え、マクロ撮影(超広角)、2倍クロップズーム(メイン)も可能です。

▼Ultra HDRでの撮影のため、非常に明るく色鮮やかでキレイな印象です。

メインカメラ(24mm)
公園を撮影 メインカメラ
望遠カメラ(73mm)
公園を撮影 望遠カメラ
超広角カメラ(12mm)
公園を撮影 ウルトラワイドレンズ

 

▼ナイトモード撮影も可能です。非常に明るく撮影できました。

ナイトビジョン(メイン)
夜の公園をナイトモードで撮影 メインレンズ

 

▼超広角カメラでのナイトモードはやや暗めでした。

ナイトビジョン(超広角)
夜の公園をナイトモードで撮影 ウルトラワイドレンズ

 

▼また超広角カメラを用いたマクロ撮影モードもあります。あると結構便利です。

マクロ撮影(屋外)
お花を撮影 マクロレンズ

▼付属充電器のMC-1251に記載された小さい文字を撮影してみました。グッズを細かく撮影できます。

マクロ撮影(室内)
付属充電器を撮影

 

室内での撮影には注意

照明が暗い室内において、カメラを起動してすぐに縦線のノイズが入ります。しばらくすると収まりますが。

▼特に白い背景だとノイズが顕著です

motorola edge 60 pro カメラ 縦線

また白い壁が緑色になっています、色の自動調整がうまくいっていないようです。屋内撮影は厳しい面があるため、しっかりと光量を確保したほうが良いです。

 

動画撮影

動画撮影は4K30FPS止まりなため、4K60FPSの撮影はできません。これはちょっと残念かなーと思います。

 

 

総評

発売からいきなり安く買えるため、ミドルハイな性能と相まってコスパが良くて満足度が高かったです。メモリ12GB、高速なUFS 4.0 ストレージ、AnTuTu 140万と長期的に快適そうなスペックで安心です。

格安高性能ながらカメラ機能も充実しており、おサイフケータイやeSIM対応も備えるなどバランスが非常によく、かこって検索やテキスト画像生成なども使えるしっかりとしたスマホです。

急速充電では独自規格ではなくとも、汎用のUSB-PDで超高速な充電ができます。この点においては他メーカーのどのスマホをも圧倒する良さです。

 

一方で、発熱に弱く性能ダウンが堅調であったり、CPU性能が抑えられ気味であったりと、実際に測定するまではわからなかった残念な部分もありました。

「moto ai」「Perplexity」などまだ対応してないAI機能が多くて、AIキーの使い道が生成AIアプリを起動するだけに留まっており、必要性に疑問が生じています。

AI機能に完全対応してから購入しても全然OKだと思います。

レビューまとめ

良いポイント
・GPU、メモリ、ストレージが大幅に向上
・かこって検索対応など充実のGoogle AI
・画像の生成AIが楽しめる
・eSIM、防水防塵、おサイフケータイ対応
・望遠撮影とマクロ撮影もできるトリプルカメラ
・充電が爆速。汎用規格のUSB-PDでもOK
・付属品が豊富(125W充電器、ケーブル、保護ケース)
・過充電の防止機能がある
残念ポイント
・「moto ai」「対話型検索Perplexity」が未対応で、AIキーの意味がない
・背面の布地素材は汚れが不安
・高負担時の発熱が激しくパフォーマンス劣化が顕著
・屋内撮影がやや厳しい
・4K60FPSの動画撮影が出来ない

 

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