iPhone 16 Proに搭載されているAppel 18 Proチップを搭載して発売されたMacBook Neoのおかけで、本来スマホ向けのCPUであったA18 Proですが、次々とデスクトップ向けプラットフォームでのベンチマークが公開されています。
スマホ向けチップの性能をPCと比較すると…
今までスマホ向けプロセッサーをデスクトップ向け環境の物と性能比較できるベンチマークソフトウェアは限られていましたが、MacBook Neoの登場でスマホ向けプロセッサーがPCの土俵に上がることになります。
中でも注目したいのがWindowsでは主流となっているPassMark『CPU Mark』スコアです。価格.comのノートパソコンページでもこのスコアが引用されており、現在のWindowsではCinebenchなどと並んでPassMark CPUMarkが最も参照されているスコアの一つでもあります。
MacBook Neo(A18 Pro)で公表されたPassMark CPU Markの平均スコアは12859でした。(サンプル861時点)
このスコアは2021年に登場した廉価PC向けCPUとなるRyzen 5 5500Uの平均値と同等です。2024年に登場した最新スマホiPhone 16 ProのCPU性能は、発売時点で3年前の安価なノートパソコンぐらいだったということになります。
比較
| CPU | マルチ | シングル |
|---|---|---|
| Apple 18 Pro 6コア6スレッド |
12859 | 4092 |
| Apple M1 8コア8スレッド |
14130 | 3675 |
| Ryzen 5 5500U 6コア12スレッド |
12688 | 2400 |
| Ryzen 3 7335U 4コア8スレッド |
12512 | 3057 |
| Ryzen AI 5 330 4コア8スレッド |
12997 | 3535 |
| Core Ultra 5 115U 8コア10スレッド |
12771 | 3421 |
| 参考 | ||
| Core Ultra 5 225U 12コア14スレッド |
18029 | 3548 |
| Core Ultra 5 335 8コア8スレッド |
21576 | 3980 |
| Core Ultra 5 225H 14コア14スレッド |
28624 | 4292 |
| Ryzen AI 5 340 6コア12スレッド |
19616 | 3707 |
*執筆時点でのデータです
現行で販売されているノートパソコンに採用されているCPUとの比較では、コア数が少ないメインストリーム向けの廉価版では約12000点前後となっていることからも、MacBook Neoは下層向けPCとしての性能はしっかり確保できていると言えます。
またA18 Proチップのシングルスコアは4000点を超えていて非常に高く、AMD Ryzenに対しては1割以上上回っており、Intel Core Ultra 5 325を始めとした最新の廉価インテルCPUにも善戦しています。
Ryzen 5 5500Uは当時5万円~の安価なノートに採用されていたのですが、現在は廉価チップでも10万円超えが普通なので、価格帯を考慮してもCPU性能だけを見ればMacBook Neoは優秀です。
終わり
今までPCとスマホの性能比較では、モバイル向けに最適化されたGeekbenchなどのベンチマークでしか測定する手段がありませんでした。Geekbench 6 CPUにおいてApple A18 Proのスコアはマルチ9000点前後と、PassMark CPU Markで20000点超えのPCプラットフォームCPUと同等の性能を出していましたが、より負荷のかかるテストでは5年前の廉価CPU程度という結果が見えてきました。
より高負荷で動作できるPCプラットフォーム向けCPUのほうがマルチスコア性能が高いというは当然なのですが、今まで釈然としない比較が常態化していたので、今回で真実が見えた気がします。
といってもMacBook NeoはRAM 8GBの制限などから、そもそもCPUベンチマークスコアなんて気にする以前なのですが。。どうも世間はこのマシーンのベンチマーク性能に着目している、という状況です。













コメント