
Microsoftが2026年6月16日に発売したSurface Pro 13インチ 第12世代とSurface Laptop 8。
どちらもQualcomm Snapdragon X2を搭載した最新モデルだが、前世代から価格が大幅に上昇しています。今回は日本の販売モデルに基づく全構成・全カラーの価格を前世代の発売時価格と1つの表で比較してみました。
Surface Laptop 8・Surface Pro 13インチ 第12世代 CPUは?
新しいサーフェスのCPUはSnapdragon X2 Plus(10コア)・Snapdrgaon X2 Elite(12コア)に刷新されました。
これらの具体的な型番は不明ですが、X2 Plusが10コア・X2 Eliteが12コアという情報から、Snapdragon X2 Plus X2P-64-100・Snapdragon X2 Elite X2E-80-100あたりが採用されているはずです。
まだPassMark CPUではこれらのCPUスコアが掲載されていないものの、Oryon CPUの世代が2世代分進んでいるので飛躍的に性能向上しています。(Snapdragon 8 Elite Gen 5と同じOryon 第3世代)
前モデルでSnapdrgaon X Plus X1P-64-100・Snapdrgaon X Elite X1E-80-100だったSurface Laptop 7・Surface Pro 11から順当な進化です。
Surface Pro 比較:第11世代(2024年)vs 第12世代(2026年)
Surface Pro 13インチ 第12世代は通称Surface Pro 12と呼ばれる廉価モデルにあたる12インチのことではなく、れっきとしたSurface Proのフラグシップモデルです。
Surface Pro 13インチ 第12世代はCPUがSnapdragon X2シリーズに置き換わったマイナーチェンジモデルで、前世代同様にCPUとディスプレイ種別が紐付けされます。
CPUが下位モデルのSnapdragon X Plusシリーズであれば液晶ディスプレイ、Snapdragon X Eliteシリーズ搭載の上位モデルはOLEDディスプレイとなっています。
カラーバリエーションからサファイアがなくなりましたが、メモリ構成はマイクロソフトストア限定ではありますが24GBメモリや64GBメモリなど、多岐にわたる構成が選択できるようになりました。(Surface Pro 11において64GBメモリは海外の一部限定でした。)
またわずかにバッテリー持ちが向上しているようです。
| 項目 | Surface Pro 13インチ 第11世代 | Surface Pro 13インチ 第12世代 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年6月18日 | 2026年6月16日 |
| ディスプレイ | 液晶(X Plus)/OLED(X Elite) 解像度:2880×1920 リフレッシュレート:120Hz |
液晶(X2 Plus)/OLED(X2 Elite) 解像度:2880×1920 リフレッシュレート:120Hz |
| CPU | Snapdragon X Plus(10コア) /Snapdragon X Elite(12コア) |
Snapdragon X2 Plus(10コア) /Snapdragon X2 Elite(12コア) |
| NPU | 45TOPS | 80TOPS |
| メモリ | 16GB/32GB | 16GB/24GB/32GB/64GB |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB | 256GB/512GB/1TB |
| 重さ | 895g | 895g |
| バッテリー | 最大14時間 | 最大15.5時間 |
| カラー | プラチナ・ブラック・デューン・サファイア | プラチナ・ブラック・デューン |
Surface Pro 12世代はどれだけ値上がりしたの?
Surface Pro 13インチ 第12世代は日本では約8万円、アメリカでは500ドルの値上がりでスタートします。
日本ではオフィスがバンドルされる関係で約30万円からとなっており、あまりにも高額なデバイスとなりました。
| RAM | SSD | Surface Pro 13インチ 第11世代 | Surface Pro 13インチ 第12世代 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 日本(税込) | 米国(税抜) | 日本(税込) | 米国(税抜) | ||
| ● 液晶(下位 CPU:X Plus → X2 Plus) | |||||
| 16GB | 256GB | ¥207,680 プラチナ |
$999 | ¥291,280 プラチナ |
$1,499 |
| 16GB | 512GB | ¥240,680 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$1,199 | ¥307,780 プラチナ・ブラック・デューン |
$1,599 |
| 24GB | 512GB | — | — | ¥382,580 プラチナ・ブラック・デューン |
ー |
| ● OLED(上位 CPU:X Elite → X2 Elite) | |||||
| 16GB | 512GB | ¥295,680 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$1,499 | ¥340,780 プラチナ・ブラック・デューン |
$1,799 |
| 16GB | 1TB | ¥328,680 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$1,699 | ¥390,280 プラチナ・ブラック・デューン |
$2,099 |
| 24GB | 512GB | ー | ー | ¥415,580 プラチナ・ブラック・デューン |
$2,249 |
| 32GB | 1TB | ¥394,680 プラチナ |
$2,099 | ¥499,180 プラチナ |
$2,749 |
| 64GB | 1TB | — | — | ¥659,780 プラチナ |
$3,549 |
Surface Laptop 比較:Laptop 7(2024年)vs Laptop 8(2026年)
Surface Laptop 8 13.8インチではサファイアカラーがなくなり、新色のジェイド(翡翠色)が初登場しました。
宝石カラー枠はサファイアからジェイドにバトンタッチです。
Surface Laptopシリーズはアルマイト加工の着色なので、実物とイメージ画像でかなり印象が違います。レンダリング画像では人を選びそうなグリーン色ですが、実物はエメラルドっぽい感じがして爽やかさと高級感を両立してある良い仕上がりです。
ローカルビデオ再生では測定環境が同一かは定かではないものの、公表値ではSurface Laptop 7が20時間(15インチは22時間)で、Surface Laptop 8では20時間(15インチ:19時間)となりました。
相対的に見てもSurface Laptop 8 15インチはバッテリー持ちが悪くなったようです。また13.8インチでは0.02gの重さアップです。
法人限定モデルにあるプライバシースクリーンを内蔵したモデルはありません。

| 項目 | Surface Laptop 7 | Surface Laptop 8 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年6月18日 | 2026年6月16日 |
| サイズ展開 | 13.8インチ / 15インチ | 13.8インチ / 15インチ |
| ディスプレイ | 10点マルチタッチ液晶 13.8インチ:2304×1536 15インチ:2496×1664 リフレッシュレート:120Hz |
10点マルチタッチ液晶 13.8インチ:2304×1536 15インチ:3270×2180 リフレッシュレート:120Hz |
| CPU | Snapdragon X Plus(10コア) /Snapdragon X Elite(12コア) |
Snapdragon X2 Plus(10コア) /Snapdragon X2 Elite(12コア) |
| NPU | 45TOPS | 80TOPS |
| メモリ | 16GB/32GB | 16GB/24GB/32GB/64GB |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB | 256GB*/512GB/1TB *13.8インチのみ |
| キーボード | 日本語 | 日本語・英語 |
| 重さ | 1.34kg/1.66kg | 1.36kg/1.66kg |
| バッテリー(13.8″) | 20時間 | 20時間 |
| バッテリー(15″) | 22時間 | 19時間 |
| カラー(13.8″) | プラチナ・ブラック・デューン・サファイア | プラチナ・ブラック・デューン・ジェード |
| カラー(15″) | プラチナ・ブラック | プラチナ・ブラック |
Surface Laptop 13.8インチ 日米価格 比較表
Surface Laptop 13.8インチでは、一般販売されるSnapdragon X Plusシリーズ搭載モデルでも24GB・32GBの大容量メモリが選べるようになりました。(32GBはマイクロソフトストア限定)
丁度良い構成な感じで比較的お手頃な価格に期待したいところですが、実のところメモリ16GB→24GBの変更で追加料金が7万オーバーと値段は非情です。
Snapdragon X Eliteシリーズ搭載の上位モデルでは、今では信じられませんが、海外では64GB/1TBの構成がたったの2,399ドルでした。Surface Laptop 8では日本一般販売でもこの構成が登場しましたが、米価格比では1000ドル以上も値上がりしていて、64万円という冗談みたいな値段になりました。
| RAM | SSD | 第7世代(2024年発売時) | 第8版(2026年) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 日本(税込) | 米国(税抜) | 日本(税込) | 米国(税抜) | ||
| ● 下位 CPU(X Plus → X2 Plus) | |||||
| 16GB | 256GB | ¥207,680 プラチナ |
$999 | ¥291,280 プラチナ |
– |
| 16GB | 512GB | ¥240,680 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
_$1,199 | ¥307,780 プラチナ・ブラック・デューン・ジェード |
$1,599 |
| 24GB | 512GB | — | — | ¥382,580 プラチナ・ブラック・デューン・ジェード |
– |
| 32GB | 512GB | ー | ー | ¥416,680 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$2,249 |
| ● 上位 CPU(X Elite → X2 Elite) | |||||
| 16GB | 512GB | ¥279,180 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$1,399 | ¥324,280 プラチナ・ブラック・デューン・ジェード |
$1,699 |
| 16GB | 1TB | ¥312,180 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$1,599 | ¥373,780 プラチナ・ブラック・デューン・ジェード |
$1,999 |
| 32GB | 1TB | ¥378,180 プラチナ・ブラック・デューン・サファイア |
$1,999 | ¥482,680 ブラック |
$2,649 |
| 64GB | 1TB | – | $2,399 | ¥643,280 ブラック |
$3,449 |
Surface Laptop 15インチ 日米価格 比較表
Surface Laptop 15インチ 第8世代では、前世代では上位CPUのSnapdragon X Eliteのみでしたが、今回はSnapdrgaon X2 Plus搭載モデルもあります。
一方で256GBストレージは廃止されました。
こちらも海外では高速なLPDDR5Xメモリ64GBを搭載したモデルがたったの2500ドルで提供されていましたが、Surface Laptop 8では冗談のような価格となりました。
| RAM | SSD | Surface Laptop 15″ 第7世代 | Surface Laptop 15″ 第8世代 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 日本(税込) | 米国(税抜) | 日本(税込) | 米国(税抜) | ||
| 16GB | 256GB | ¥268,180 X Elite / プラチナ |
$1,299 | – | – |
| 16GB | 512GB | ー | ー | ¥327,580 X2 Plus / プラチナ |
$1,699 |
| 16GB | 512GB | ¥301,180 X Elite / プラチナ・ブラック |
$1,499 | ¥344,080 X2 Elite / プラチナ・ブラック |
$1,799 |
| 16GB | 1TB | ¥334,180 X Elite / プラチナ・ブラック |
$1,699 | ¥410,080 X2 Elite / プラチナ・ブラック |
$2,199 |
| 24GB | 512GB | ー | ー | ¥418,880 X2 Elite / プラチナ・ブラック |
$2,249 |
| 32GB | 1TB | ¥400,180 X Elite / プラチナ・ブラック |
$2,099 | ¥518,980 X2 Ekite / プラチナ・ブラック |
$2,849 |
| 64GB | 1TB | ー | $2,499 | ¥679,580 X2 Ekite / ブラック |
$3,649 |
まとめ
新しいSurface Laptop 8・Surface Pro 13インチ 第12世代の違いとしては、Snapdragon X2 Plusシリーズに置き換わったぐらいしか特筆する点はありませんが、メモリ高騰などの煽りを受けたためか、30万円からスタートすることになりました。
メモリ24GBが登場するなど苦肉の策を講じているように思います。メーカーも相当苦しい状況であることが伝わります。
個人的な意見として、Windows on ARMに求められているのはこのような高額路線ではなく、そこそこの低価格帯であると感じます。もちろんサーフェスの値段の高さはチップセットだけではなく、高いハードウェアクオリティにありますが、プリンター機器との相性など実用性で強く懸念されるARM Windowsノートに高い金額を支払う顧客は少ないです。
サーフェスは先陣を切ってARM版Windowsの普及に尽力していますが、この価格で店頭に並ぶとサーフェスを見た多くの人は「最近のパソコンは高いね。」となり逆効果になりそうな気がします。







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