ThinkPad E14 Gen 8にIntel Wildcat Lake版が新登場
Lenovoの14インチビジネスノート「ThinkPad E14 Gen 8」に、新たにIntel Wildcat Lake世代のCPUを搭載したモデルが登場しました。
従来のIntel Core Ultra(Panther Lake)搭載モデルに加えて、よりエントリー向けの構成として選べるようになっています。
価格・発売時期
発売時点でのLenovo公式サイトの直販価格は、最小構成で145,200円〜となっています。
16インチモデルのThinkPad E16 Gen 4 IWLも発売していて、最小構成で154,550円~です。
搭載プロセッサー(Intel Wildcat Lake)
Wildcat Lake世代では、以下のCPUがラインアップされています。
| プロセッサー | コア構成 | 最大周波数 | キャッシュ | NPU |
|---|---|---|---|---|
| Core 3 304 | 5コア(1P+4LPE) | P-core 4.3GHz | 6MB | 最大15 TOPS |
| Core 5 315 | 6コア(2P+4LPE) | P-core 4.4GHz | 6MB | 最大15 TOPS |
| Core 5 320 | 6コア(2P+4LPE) | P-core 4.6GHz | 6MB | 最大16 TOPS |
| Core 5 330 | 6コア(2P+4LPE) | P-core 4.6GHz | 6MB | 最大16 TOPS |
| Core 7 350 | 6コア(2P+4LPE) | P-core 4.8GHz | 6MB | 最大17 TOPS |
| Core 7 360 | 6コア(2P+4LPE) | P-core 4.8GHz | 6MB | 最大17 TOPS |
ThinkPad E14 Gen 8 IWLのCTO(カスタマイズ可能モデル)ではCore 3 304から始まり、追加33,000円でCore 5 320、追加88,000円でCore 7 350へと変更可能です。
一番下位モデルのCore 3 304はPassMarkが12000点前後、メインストリームのCore 5 320・Core 7 350は16000弱です。オススメは断然Core 5 320です。
Panther Lake(Core Ultra)版との違い
同じThinkPad E14 Gen 8には、上位のIntel Core Ultra(Panther Lake)搭載モデルも存在します。両者にはメモリやストレージ構成にも違いがあります。
| 項目 | Wildcat Lake(Core 3/5/7) | Panther Lake(Core Ultra) |
|---|---|---|
| 最大メモリ | 32GB DDR5-5600 | 64GB DDR5-5600 |
| メモリスロット | 1スロット | 2スロット(デュアルチャネル対応) |
| ストレージ | M.2 2242 SSD×1(最大1TB) | M.2 SSD×2(2242+2280、各最大1TB) |
| 外部ディスプレイ出力 | 最大3画面(本体+外部2画面) | 最大4画面(本体+外部3画面) |
| 本体重量 | 約1.41kg〜 | 約1.34kg〜 |
今回のThinkPadに搭載されるIntel Core 300(Wilacat Lake)シリーズは、メモリがシングルチャネルという仕様です。なのでメモリスロットが一つしかありません。
自分でRAM増設を考えている人はこの点に注意して、1枚で大容量のSODIMMを購入する必要があります。
ディスプレイ
ディスプレイは以下の3種類から選択できます。
| 解像度 | タッチ | 輝度 | リフレッシュレート |
|---|---|---|---|
| WUXGA(1920×1200) | 非タッチ | 400nits | 60Hz |
| WUXGA(1920×1200) | タッチ対応 | 400nits | 60Hz |
いずれもIPS液晶のアスペクト比16:10で、アンチグレア仕様です。
Core Ultra搭載のThinkPad E14 Gen 8で選択できる2.8K高解像度液晶のオプションは、今のところIWLにはありませんでした。
メモリ・ストレージ
Wildcat Lake搭載モデルは、DDR5-5600メモリを最大32GBまで、SODIMMスロット1基で搭載できます。
ストレージはM.2 2242 SSD(PCIe 4.0 x4)1基構成で、256GB/512GB/1TBから選択可能です。
メモリスロット・SSDスロットともにCore Ultra搭載モデルなら2基ありますが、IWLは縮小しています。
ポート・接続性
インターフェースは以下の通りです。
- Thunderbolt 4×2(USB PD 15-65W、DisplayPort 2.1対応)
- USB-A(USB 10Gbps、Always On)×1
- USB-A(USB 5Gbps)×1
- HDMI 2.1(最大4K/60Hz)×1
- ヘッドフォン/マイクコンボジャック×1
- Ethernet(RJ-45)×1
無線LANはIntel Wi-Fi 6E(AX211)またはWi-Fi 7構成が選択できます。
サイズ・重量・カラー
本体サイズは313×220.3×10.1/15.25mm(最大19.7mm)で、重量はWildcat Lake搭載モデルで約1.41kgから。
天板・底面はアルミニウム素材となっています。
バッテリー駆動時間
バッテリーは48Whまたは64Whを選択可能で、カスタム料金は3,300円(割引適用前)となっています。
Core 3 304・8GB・64Wh構成の場合、JEITA-BAT 3.0基準でアイドル時最大28.45時間、動画再生時最大17.21時間、MobileMark 30で最大16.01時間という数値が公表されています。
Lenovo公表値をもとに、Wildcat Lake(IWL)版とCore Ultra版、2つの最大バッテリー駆動構で比較します。
| 項目 | Wildcat Lake(IWL) Core 3 304・8GB・64Wh |
Panther Lake(IPL) Core Ultra 5 332・16GB・64Wh |
|---|---|---|
| MobileMark 30 | 最大16.01時間(スコア848) | 最大17.81時間(スコア616) |
| JEITA-BAT 3.0(動画再生) | 最大17.21時間 | 最大18.76時間 |
| JEITA-BAT 3.0(アイドル) | 最大28.45時間 | 最大33.41時間 |
| ローカル動画再生 | 最大28.48時間 | 最大30.41時間 |
MobileMark 30のパフォーマンススコアはWildcat Lake版の方が高いものの、駆動時間自体はPanther Lake版(最大バッテリー駆動構成)の方が長い結果となっています。
廉価モデルということもありますが、より強力なCore Ultra 5 332のほうがバッテリー駆動時間も長いというのはちょっと残念です。
まとめ
ThinkPad E14 Gen 8に、上位のIntel Core Ultra(Panther Lake)モデルに加えて、よりコストを抑えたIntel Wildcat Lake(Core 300)モデルが新たにラインアップされました。
値段は性能の割にはかなり高額なので、今後のセールに期待です。






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