6月19日にオウガ・ジャパンから新たなタブレットOPPO Pad 3 Matte Display Edtionが発表されました。同時に純正アクセサリーのOPPO Pencil 2、Smart Case、Smart Keyboardも発表されました。
OPPOブランドの高性能タブレットは、2023年10月に発売されたOPPO Pad 2以来の約1年8ヶ月ぶりの日本展開です。
またOPPO Reno13 A、OPPO Reno14 5Gも同時発表されました。
詳細スペック
▼現時点で判明しているスペックをまとめました
基本情報 | |
---|---|
機種名 | OPPO Pad 3 Matte Display Edition |
メーカー | OPPO |
型番 | OPD2406 |
発売日 | 2025/06/26 |
プロセッサー | |
SoC | MediaTek Dimensity 8350 (TSMC 4nm) |
CPU | 1x Cortex-A715@3.35GHz 3x Cortex-A715@3.2GHz 4x Cortex-A510@2.2GHz |
GPU | Mali-G615 MC6 |
NPU | MediaTek NPU 780 |
メモリ情報 | |
構成 | 8GB/256GB |
メモリ規格 | LPDDR5X |
ストレージ規格 | UFS4.0 |
外部ストレージ | 非対応 |
ディスプレイ | |
画面 | 11.6インチ/液晶/2800×2000/7:5/296dpi DCI-P3 97.4%, ΔE<1, 10億色 低反射加工 |
明るさ | 500nit/炎天下700nit |
リフレッシュレート | 最大144Hz (30/48/50/60/90/120/144Hz) タッチサンプリングレート240Hz/ペン480Hz |
ペン対応 | OPPO Pencil 2 |
外観 | |
本体素材 | – |
サイズ | 258 x 189 x 6.3 mm |
重さ | 536 g |
カラー | シルバー |
カメラ | |
メインカメラ | 800万画素, F値2.0 |
動画撮影 | 4K /1080p /720p @30fps |
インカメ | 800万画素, F値2.0 動画撮影:1080p/720p@30fps |
フラッシュライト | あり |
バッテリー | |
容量 | 9520 mAh |
充電 | 67 W SUPERVOOC |
通信機能 | |
ネットワーク | Wi-Fi 6E /Bluetooth 5.4 |
SIM | – |
GPS | なし |
その他 | |
スピーカー | クアッドスピーカー SBC /AAC /LDAC /LHDC |
USB | USB-C |
防水 | – |
生体認証 | 顔認証 |
バイブレーション | 不明 |
サポート | |
OS | Color OS 15/Android 15 |
アップデート保証 | 不明 |
付属品 | マイクロファイバーポリッシングクロス/USBケーブル(C to C) OPPO Pencil 2 /Smart Case (発売キャンペーン) |
アクセサリー | OPPO Pencil 2 OPPO Pad 3 Smart Keyboard OPPO Pad 3 Smart Case |
ペンとケースが付属
発売記念キャンペーンでは純正のスタイラスペンOPPO Pencil 2および純正ケースのSmart Caseが付属します。
Smart Caseは別売りで3,980円、OPPO Pencil 2は8,480円、合計で12,000円相当の特典です。
▼ケースはオートスリープ対応
OPPO Pencil 2はペーパーライクフィルムなしでも紙に近い書き心地を実現できるとし、4096段階の筆圧検知に対応します。またワイヤレス充電式です。
▼OPPOノートやWPS Officeなど一部アプリでは240Hzサンプリングによる超低遅延に対応します
デザイン
OPPO Pad 2と似ています。独特の背面カメラデザインや7:5の白銀比率とされるアスペクト比まで同じです。薄さは6.6mm から6.3mm へと薄型化されています。
▼カラーはシルバーのみです
低反射加工
Matte Display Edtionの名の通りディスプレイはアンチグレア加工されており、光の反射を抑えることで視認性が向上します。自分でアンチグレアフィルムなどを貼らなくても済み、屋外でも使いやすいです
性能
ミドルハイに位置づけられるMediaTek Dimensity 8350を搭載します。AnTuTu ver10スコアは130万点程度だとされます。メモリは8GB、ストレージは256GBでUFS 4.0なので高速です。メモリは8GBとやや物足りなさがあります。
充電規格
SUPERVOOC 67WとなっておりOPPO独自の専用充電器が必要ですが、ACアダプターは同梱されていません。またスペック上にPPSなどの記載はないため汎用規格の急速充電には対応しないようです。通常のUSBによる低速な充電になると考えられます。
SUPERVOOC対応の67W USB-C充電器は別売りで7,920円です。急速充電にこだわるなら残念な仕様と言わざるを得ません。
AI 機能
Google Geminiや、かこって検索の他にもメーカー製の無料で使えるOPPO AIに対応します。AI消しゴムや文章要約など便利な機能が揃っています。
▼写真系機能
- AI反射除去
- AIぼけ除去
- AI鮮明度強化
- AI消しゴム
▼オフィスワークのサポート
- AI画面翻訳
- AIライター(文書作成)
- AIサマリー(文章の要約)
- AI返信(定型文の送信)
- AIスピーク(画面上に表示されたテキスト読み上げ)
OPPOエコシステム
OPPOスマホと連携してOPPOスマホのファイルを転送することもでき、またタブレットでそのまま開いて編集もできます。OPPOスマホを使っている人にオススメできます。
▼ケーブルいらずでスマホのファイル編集できます
価格
通常販売価格は79,800円です。現在はキャンペーンでOPPO Pencil 2とSmart Caseが付属します。実質本体代が67,800円ぐらいです。
OPPO公式オンラインストアの他に、直営のアマゾン、楽天市場、ヤフーショッピングにて販売されます。楽天市場ではポイントアップによって実質1割引き程度で購入できます。
OPPO Pad 2と比較して
現在OPPO Pad 2(2023)はOPPOオンラインストアにて土日限定で62,840円まで値下がり、ケース無料プレゼントキャンペーンも行われています。
2つのモデルはほぼ同じでサイズやSoC、ディスプレイが刷新されたマイナーチェンジです。
性能比較
OPPO Pad 2は当時のハイエンドチップであるMediaTek Dimensity 9000でしたが、OPPO Pad 3ではMediaTek Dimensity 8350とミドルハイSoCになりました。メモリ・ストレージの量は8/256の据え置きです。買い替えする方にとっては少し残念かもしれません。
OPPO Pad 3で進化した点
- AIに対応
- 高速なUFS 4.0ストレージ
- マットディスプレイ加工
- 薄型軽量化(6.6mm/552g → 6.3mm/536g)
- 画面輝度の向上(500nit → 700nit)
OPPO Pad 3で劣化した点
- 充電器:付属 → 付属なし
- GPS:対応 → 非対応
OPPO Pad 2もあり
OPPO Pad 3のGPS非対応や充電器無しのデメリットは無視できません。OPPO Pad 2は古いデバイスですが、値段やスペック的には完全劣化ではないです。
OSサポートやAI対応の観点からは最新のOPPO Pad 3が良いですが、安くなっているOPPO Pad 2を購入するという選択肢もアリだと思います。
まとめ
OPPO Pad 3 ではハイエンド性能からミドルハイなタブレットとなりました。純正ペンとケースが付属することを踏まえればコスパは悪くないです。
マットガラス加工されたタブレットは年々増加傾向にあり、OPPOもその中に飛び込むこととなりました。中でも7:5の白銀比率に拘ったタブレットは唯一無二です。
一方でチップ性能は十分なほど良いはずですが、メモリは12GBぐらい欲しいなというのが正直な感想です。これがOPPO Padの中で最高峰の選択肢なので、やや行き詰まり感がします。
コメント